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2016.10.23

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses 引き続き誘引作業 コーヴェデイル

コーヴェデイル 誘引前

イメージ先週から引き続きバラの剪定・誘引作業を続ける。10月の土日は全てバラの誘引作業に費やしていることになるが、西側のバラはほとんど全部片付いたので今週からは東側のバラに着手したい。今回は、東側のバラで最も手を焼いているバラ「コーヴェデイル」の誘引作業を紹介する。作出は2001年。2000年代という比較的新しい品種だが、たぶん爆発的な人気を得たバラではないし、このバラの事を知らない方がほとんどだと思う。
しかしながら、2016年今シーズンボクの庭において最も繰り返し咲き性を見せてくれたのが、コーヴェデイルだったと言っても過言ではないだろう。相変わらずスキャボロ・フェアの四季咲き性は凄いものがあったが、コーヴェデイルも中々すごくて、勢いのあった時のストロベリー・ヒルを彷彿とさせるような四季咲き性を見せてくれた。
このバラの特徴は非常に愛らしい花姿であり魅力的だが、手を焼くバラでもある。このバラの何処に手を焼くのかというと「これでもかっ!」っていうほど長いステムの先っぽに花を咲かせるタイプのため、四方八方に暴れる暴れる暴れまくる事にある。しかもその枝には非常に鋭利な棘をまとっているので性質(たち)が悪い。ボクはこのバラを購入したときはその性質の事なんてよくわかっていなかったので、運の悪いことに通路の近くに植えてしまった結果、通行のたびに鋭利な棘を持つ枝をよける必要があり、ときに腕を引っかかれたり「頭に刺さったり」するとめっちゃ痛いのだ。
上記画像は誘引前の画像になるが、ばね仕掛けのおもちゃが壊れてばねが四方八方にビヨーンと広がっているかのようだ。ちょっとしたオベリスクに支えられてはいるものの、全くもって収まっておらず常々何とかしてやろうと考えていたのだ。

とりあえず2500mm長さの木を4本準備した

イメージつまるところコーヴェデイルはつるバラなので、オベリスクなんかじゃ全然ダメってことは何年も前から分かり切っていた。よって行きつけのホームセンターに愛車86を乗り付け、2500mm x 36mm x 36mmの棒を4本調達した。こんなに長い棒が86に入るの?と思われるかもしれないが、86は世間一般的に考えられているよりもはるかに積載能力があり、2500mmもギリギリ運べたりする。ちなみにこの棒は合計で2,500円弱。
イメージそれなりの手間と暇をかけ2500mmの棒を立て、購入した棒の端材を用いて囲ってみた図。
イメージしていたよりも雰囲気がなく、しかもグラグラのヨレヨレ
「ヤバ・・・。失敗したかも・・・。」と薄々感じていたところ、「それはちょっとやめてほしい」と、妻からダメ出しを食らってしまった。

この何がダメかというと、むき出しの棒が醸し出すこのチープ感が耐え難きものありけり。
そしてグラグラしている細さと頼りなさがまた・・・。

イメージどんどん誘引作業を進めたいがために上記写真のような仕上がりになってしまったが、このまま進めてしまうと絶対に後悔する。ここは面倒くさがらず、やっぱり色を塗るしかないという事で、作ったものをバラし、再度ホームセンターに赴き、ペンキを購入(1200円弱)。

色塗りは非常に面倒な作業だが、色を塗った途端、あの安っぽかった木の棒が何だか高級感のある木材に大変身。この色塗りだけで2時間は要したが、やっぱその価値はあるな。

イメージまた、先の失敗で学んだことは、誘引を開始する前に以前の誘引は全て解かなきゃならんということだ。早く誘引を開始したい気持ちが焦りを生み、以前の誘引が残ったままで作業を進めてしまったが、それではボクの頭の中でイメージされているような美しい誘引はできないだろう。よってオベリスクを分解(破壊)しながらすべての誘引を外しきった写真がコチラ。鋭利な棘を持った無数の枝が絡まり合い、四方八方に広がって乱れ切っている。自立できているのが不思議なくらい。

全ての画像はクリックすると大画面が表示されるようになっているので、興味のある方は見て頂ければと思う。

イメージ4つの穴を掘り、ペンキを塗った支柱を立てる。ペンキが乾くまで待つなんて悠長なことが出来るほどボクは人間が出来ていないので、生乾きのまま作業を進める。ペンキのベタベタ感が何とも言えず、手袋は真っ茶色になった。でも今進めないとこの作業は来週まで持ち越しになってしまう。来週天気が良い保証はどこにもなく、来週まで持ち越しだけは避けたい一心だ。
ところで支柱を立てる場合、基礎があった方が良いのは百も承知だが、基礎でプラス3,500円弱の出費となり、手間も場所もかかるので基礎は作らず、そのまま地面に刺しているだけとなっている

イメージ前回の反省を生かし、細い端材による固定はやめて犬小屋を作ったときに余ったコンパネ材を切って使う事にした。コンパネ材はメチャクチャ固く、これをのこぎりで切るのにまた二苦労。しかもそれにも色を塗らなければならない。楽しい誘引作業に至るまでの一連の下準備が面倒臭くて途中で投げだしそうになったが、コンパネ材を使った固定は想像以上のパワーがあり、「ガチッ!」と非常に満足できる剛性感を得ることが出来た。
最初、コンパネは上中下で固定しようと思ったが、あまりにもガチッと決まったので上下だけの固定となっている。
これにてやっと誘引が開始できる状態になった!ここまで来るのにめっちゃ時間がかかった。

イメージ今年のテーマはなるべく剪定しない弱剪定。よって使える枝は全て使うように心掛けた。葉があると誘引後にあるべき姿をイメージできないため、例のごとく葉を取り去る必要がある。また複雑に絡まった枝をほどく必要もあるが、その際鋭利な棘が容赦なく手首を襲ってくる。「イテッ!イテッ!いてーなコラ!」」とか独り言をヌカしながら作業を進めてゆく。

コーヴェデイル 誘引後

イメージなから誘引を終えたところ。一本一本、らせんを描きながら誘引をしている。ものすごい枝密度から、その苦労を感じ取って頂ければと思う。実際、コーヴェデイル一株をさばくのに全工程で丸1日半かかっており、西側のピエール・ド・ロンサールやコンスタンス・スプライよりも苦戦した。

苦労した甲斐あって、念願の支柱をコーヴェデイルに与えることが出来て、見た目も悪くない。ここまでの誘引を施したコーヴェデイルも中々無いはず。

イメージ別の方向からみたコーヴェデイル誘引後。あまりにも枝密度が込み入っているので、やむを得ず切り落としたシュートも何本かある。ちなみにこちらは通路側なのだが、なぜかこっち側に勢いのあるシュートを飛ばすのが困りものなのだ。

手を焼く上にマイナー品種であるコーヴェデイル。しかしながらボクはコイツの事を気に入っているからこそ、ここまでの手間と時間を費やすことが出来たのだ。

自分でいうのもなんだけど、今回のコーヴェデイルは自信作。出来る限り枝を横方向に巻き付けているため、芽吹きのころはそれこそ無数の芽が動き出し、そしてそれら全ては花をつけるだろう。もしそれが実現されたら、この場にはどんな景観が生み出されるのだろうか?そんなことを考えられるバラ栽培は、やっぱり楽しいものだ。

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