本文へスキップ

2016.10.15

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses 引き続き誘引作業 ザ・ジェネラス・ガーデナー

西側壁面 誘引前

イメージ先週から引き続きバラの誘引作業を続ける。早朝における気温は12度前後とかなり冷え込むようになってきている。6年ぶりに味わうこの寒さ、久しぶりだ。今回の標的は壁面向かって右側にある「ザ・ジェネラス・ガーデナー」だ。デビッド・オースチンのホームページに飛んでこのバラについて調べてみると、「勢いのある品種(本当にその通りだった)」「あっという間に成長する(確かに)」「3-3.5mのつるばらとしてもご利用(それ以上のデカさ)」「病気にもかなり強い(最強クラスに強ぇ)」という事については当てはまる。しかしながら「非常に返り咲く」という事についてはつるバラとして育てているためか、当てはまっていない
つるバラの最大の魅力と言えば、ピエール・ド・ロンサールに代表されるように春には無数のバラを一斉に開花させることだが、どういう訳かザ・ジェネラス・ガーデナーは非常に長いシュートの先端にぽつぽつと花をつけるのみであり、圧倒的といえるような開花をしてくれない。また繰り返し咲き性についても先に述べたように存在感なくぽつぽつと咲くのみ。なのでこのバラは「サツマイモのつるぼけ(地上のつるばかり大きくなり地中のイモが大きくならない状態)」を連想させるようなバラだ。なので、このバラを積極的にお勧めすることはできない。しかしながら、強健で勢いがあり巨大化しようとするバラは見ていて安心があり、樹形の変化も楽しめるので個人的にはこれはこれで悪くないと思っている。それでもまあ、一番花は一斉に咲いて欲しく、何をどうしたらそれに近づける事が出来るのか検証するのが今回の誘引の目的である。

初夏に発生したザ・ジェネラス・ガーデナーのシュート

イメージこれは7月初旬の初夏に発生したシュート。

このバラに限って言えば、シュートが発生しなくて困るといったことはあり得ない。

イメージそのシュートはたったの4ヶ月で4m近くも枝を伸ばすことになった。
特に追肥とか行っていないのだが、その伸長力たるや半端ねえ
このように非常に強い勢いでシュートや枝を伸ばすので、これは誘引しなければならないだろう。

ボクはこのバラを植え付けた後にマレーシアに行ってしまったので、このバラとの付き合いは短く、頂芽優勢などその性質もよくわかっていないところがある。一つ想像できるのは強めに剪定して縦方向に誘引すると、頂芽優勢によって少ない花つきが更に少なくなることだ。よって弱剪定をして横方向に広げ栄養を分散することを試してみるのは決して悪いことではないだろう。

ザ・ジェネラス・ガーデナー誘引後

イメージこれがなから誘引を終えた後の「ザ・ジェネラス・ガーデナー」。興味のある方は画像をクリック頂きどのように誘引したのか観察いただければと思う。超高解像レンズにて撮影しているので枝の一本一本がどこから伸びてどこまで行っているのかまでをも観察できるだろう。最も伸びている枝でおおよそ6mはあり、しなやかな枝は誘引はしやすい。どんなに手を伸ばしてもその1/3しか届かないため、脚立を用いての作業となる。高所なので落っこちないように気を使わなければならない。

イメージ耐病性が非常に強いため農薬散布を行っていないにもかかわらず葉が青々と茂っているのは大変結構なことだが、誘引するにあたり大量に葉が残っていると葉が枝を隠し、何をどのように誘引すればよいのか見る事が出来ない。よって可哀そうに葉という葉はむしり取られることになった。小太郎の足元に落ちている大量の葉はむしり取られた葉っぱ。この時期の葉は、つまんで下に軽く力を加えるとぽろぽろと簡単に取れる。葉が残っているのと枝だけになっているのでは誘引作業のしやすさは劇的に違う。
なるべくたくさんの芽を出してもうため、誘引をほどき上方向に向いていた数本の主幹を出来る限り横方向に倒している。栄養が一極集中しないよう、細かい枝も残しているが、効果があるのかどうか現時点ではわからない。
いずれにせよ、このサイズ感はかなり手ごたえがあり、ここまで来るのに週をまたいで2日もかかってしまった。バラに興味のない方が見たら棘ばった物騒な枝が壁に張り付いているだけにしか過ぎないが、バラ栽培をされている方がこの壁を見たときに何か感じて頂ける程度の仕上がりにはなったと思っている。左側はすでに手つけ始めた「コンスタンス・スプライ」で、さらにその横にはザ・ジェネラス・ガーデナーを超えるサイズとなっている「ピエール・ド・ロンサール」も控えているため、進められる作業は先手先手で進めていかなければならない。

撮影日時:2016年10月16日
撮影機材:Nikon D4
使用レンズ:AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
現像処理:Adobe Lightroom
イメージこの枝密度。

ボクがマレーシアに行っていた間、病害虫の被害にほとんど遭わず、たくましく成長してくれたのが何よりだ。

<<Back           Return to TOP           Next>>

copyright©2002 shinzou all rights reserved.