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2016.05.30

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses ミミ・エデンを処分 - がん腫 -

購入から6年目のミミ・エデン・クライミング

イメージ 連日美しい写真とともにバラの一番花をご紹介しているが、それだけを見ていると「さぞかし進ゾウさんは素晴らしい栽培テクをお持ちなんだろう。」と誤解されている方がひょっとしたらいらっしゃるかもしれない。しかし現実問題としてそんなことは全くなく、思った通りに行かなかったり壁にぶち当たることもある。と、いうかボクにとってバラ栽培とはそのほとんどが試行錯誤の連続であり、思った通りに一発ですべてうまく行くなんてことは今までほとんどなかったし、これからもないだろう。これはボクだけではなく、最初からいきなり思い描いた通りにバラを栽培できる人なんて、多分ほとんどいないハズだ。

そんなわけで今回はボクの期待を一身に背負って導入されたけど全然うまく成長しなかったバラ、「つる・ミミ・エデン」についてご紹介したいと思う。この写真は2016年5月末の時点での画像となるが、2010年の植え付けから実に6年を経過している「一季咲きの」つるバラである・・・。「ち、ちっけぇ〜!ちっちゃすぎぃ!というか貧弱貧弱貧弱ぅ!」と突っ込みどころ満載の画像であるが、これが我が家の現実である。通常、年に一度だけしか咲かない一季咲きのつるバラであれば、5月の一番花が終わると花をつけない代わりに枝がぐんぐんと成長して大型化する。まさにその大型化を狙ってあえて四季咲きのミミ・エデンではなく、一季咲きのミミ・エデンを購入したというのに、この小ささ!その小ささたるや見切りをつけるしかないほどに成長していない。繰り返しになるが植え付けから6年!6年でっせ!6年と言ったら、小学一年生だった子が立派に成長して中学校に旅立ってゆける年月であり、絶対的に短い期間ではないが、コイツと来たら全然成長していないというこの現実。

このような生育不良のバラは、各種病害虫を寄せ付ける病巣となりがちで、5月前半からフルスロットルで黒点病を発症し、しかもすぐお隣のレディ・エマ・ハミルトンにも黒点病をうつしまくるという迷惑ぶりをいかんなく発揮している。もともとコイツはうどん粉にメチャ弱いと感じており、普段からレディ・エマ・ハミルトンにうどん粉菌を振りかけまくっていたのだが、その結果我が家の優良品種であったはずのレディ・エマ・ハミルトンは退縮してしまい、今では見る影もない情けない状態となってしまっているのだ。

いずれにせよ、植え付け後から6年経ってもこんな状態では、さらに数年かけたとしてもたかが知れているのは火を見るよりも明らか。このようなバラは処分したほうが良い理由をこれ以上詳細に述べる必要はないと思われるので、今回コイツをぶった切ることにした。

根元からボキ折れたミミ・エデン

イメージ そんなわけで「のこぎり」を枝にあてて「ぎこぎこ」とし始めた瞬間、「ぼきっ!」と根元から折れたミミエデンの姿がこれである。もはや「やっぱりね」という感想しか出てこないがこれは完全に「がん腫」である。この株はもうだめなので、処分するしかない。もう一方の枝をギコギコ言わせながらぶった切る。

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がん腫で侵されているミミ・エデン株

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画像をクリックすると大画面が表示されるようになっているので、興味がある方は大画面も参照されたい。こうなったらもうおしまいで、個人的にはがん腫に対抗する術は無いものと考えるようにしている。全く同一の症状でエブリンも枯死しているが、エブリンはがん腫に加えてカミキリムシの幼虫にも入り込まれていたので、本当に末期症状・救いようのない状態となってしまったため当然処分した。その他、実はジュード・ジ・オブスキュアの株元にも同様のコブがあるように思われ、しかしながらメチャクチャ元気なのでどうしたものか様子を見ているところだ。いつかはボロボロになってボキ折れる可能性があるが、その時はその時と覚悟するしかないだろう。

問題はがん腫の菌に侵された土壌の処分である。もともとバラを同じ場所に連続して植えるとうまく成長しない「いや地」に陥るが、それががん腫に侵された土だとしたら何をどう考えたって、そこに新しいバラを植えてもうまく育たないだろう。よって、その土は可能な限り取り除き、取り除いた土は、今後何も植える予定はない場所に深く穴を掘って埋め立てるしかなかった。バラ栽培をやっていると地味に困るのが古い土やこのように問題を抱えた土の処分であるということに異論をはさむ方は多くはないだろう。

最後のお勤め

イメージこれがミミ・エデンから切り取った花。500円玉サイズのピエール・ド・ロンサールの花といえばイメージがつきやすいと思うが、本当にその通りで美しい。花もちはメチャクチャ良くて、切り花にも使いやすい。花単体を見れば特徴的で、かつ非常にポテンシャルの高いバラなのだが、我が家のミミ・エデンはボクの思ったようには生育してくれなかった。
イメージ機会があればぜひもう一度挑戦してみたいバラであるが、とにかくうどん粉病・黒点病を発症しやすい。百歩譲って自らだけが生育不良に陥るだけならまだよいが、うどん粉や黒点を周辺のバラにもうつしまくるので取り扱いには注意を要する。こいつを植える際は風通しが良くて日当たりもよい、栽培環境に恵まれた場所が良いと思うんだ。

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