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2016.05.22

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses イングリッシュ・ヘリテージ 2016

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今回ご紹介のバラは、ボクの中ではイングリッシュローズの中では定番品種となり得ている「イングリッシュ・ヘリテージ」である。作出は1984年とのことなので、まだ歴史の浅いイングリッシュローズ群の中では古参品種である。性質的には強健で、比較的棘の少ない枝をビュンビュンと伸ばしたがるので、半つるバラとして扱いやすい。ステムも結構長めだが丈夫で、軽めの花を咲かせるのでうつむいて下を向いてしまうようなことはあまりない。

2016年5月 イングリッシュ・ヘリテージ一番花

イメージ その花様は中心が軽く渦を巻いたような花びらを持ち、中心はスタンダードなピンクカラー、外周部は淡いピンク〜白となっている。バラにとってピンク色は極めて一般的な系統であり、またその姿形も決してゴージャスではないが、美しくあるために必要なものだけを身にまとっており、このバラにはシンプルな美しさがある。

2016年5月 イングリッシュ・ヘリテージ一番花

イメージイングリッシュローズの花は短寿命で、咲かせたと思ったらあっという間に散ってしまうものが多いのだが、イングリッシュ・ヘリテージはそれに輪にかけたような短寿命な花である。咲いたと思ったら数日でハラハラと花びらを落としてしまうのだが、逆に言えばいつまでも花茎にしがみついてミイラ化するようなことはまずもってありえなく、美しくないイングリッシュ・ヘリテージの花を見たことは一度もない。
そもそもバラは咲きたてホヤホヤの早朝が最も美しいので、その姿さえ拝見することが出来たなら、あとは散ってしまっても構わないとすら思っている。散り急ぐバラは個人的には嫌いではないので、短寿命花ということはボクにとってはマイナスポイントではないのだ。

2016年5月 イングリッシュ・ヘリテージの樹形

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2016年5月 イングリッシュ・ヘリテージ一番花

イメージ上記写真のように、我が家においては半つる仕立てにしており、道路側から見ると覆いかぶさってくるように咲いている。うつむいて咲くようなバラではないことが、この写真からもご理解いただけると思う。また、株の上部だけに花をつけてしまうようなこともなく、下から上までまんべんなく花をつけてくれるのも大事なポイントだ。
古い品種にもかかわらず非常に強健で、深刻なうどん粉病・黒点病にかかったことは一度もない。すくすくと成長中で、見ていて安心感のあるバラで、初心者でも育て易いといえる。この育てやすさが「定番」となり得た最大の理由かもしれない。個人的にはお勧めのバラだが、このバラは「大型化する」という特性を理解したうえで買い求めることが大切である。

最後に「完璧な一輪」をお届け。これが美しくないのだとしたら、どうあれば美しいというのか。入れ代わり立ち代わりで、今日もパーフェクトな一輪が咲いているのだ。

パーフェクトな一輪をお届け

イメージ 撮影日時:2016年5月18-22日
撮影機材:Nikon D4
使用レンズ:AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
使用レンズ:AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G
使用レンズ:AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
使用レンズ:AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
現像処理:Adobe Lightroom

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