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2015.05.29

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses レディ・オブ・シャーロット 2015

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レディ・オブ・シャーロットは2009年に発表された比較的新しい品種であるが、個人的に今年はレディ・オブ・シャーロットが日本のバラ市場にて「売上げを伸ばす」年になるのでは?と想像している。何故ならば、イングリッシュローズの本家本元であるイギリスで王女様が本年の5月にご誕生されたという明るいニュースに包まれたが、王女様のお名前をカタカナで書くと「シャーロット」であり、「レディ・オブ・シャーロット」はご誕生された王女様を連想させるような名前を持つバラなのだ。英語でお名前を書くと「Charlotte Elizabeth Diana」であり、「Lady of Shalott」と綴りが違うし、本場での発音は微妙に異なるのだが、日本人が日本語で発音するとどちらも同じ「シャーロット」であり、それにあやかって「レディ・オブ・シャーロット」について興味を持たれる方が少なからずいるはずだ。

きっかけはどうあれ、「レディ・オブ・シャーロット」に目を付ける事が出たのであればそれはラッキーなことである。香りを重視していると公言しているイングリッシュローズの中にあって香りが少ない品種だが、逆を言えば香りが少ないというハンデキャップを持っていながら、その他の形質がズバ抜けており、育種過程における厳しい選別工程を生き残る事が出来たと考える事が出来る。

レディ・オブ・シャーロットの花色はオレンジ系で、似た様な花色を持つバラとしてはレディ・エマ・ハミルトンや、パット・オースチンが挙げられるが、レディ・オブ・シャーロットはイングリッシュローズの中では珍しい複輪である。ボクがこのバラを購入した理由がまさにこの複輪であり、発表からほどなくしてすぐに手に入れた。蕾の状態で日によく当たったところがピンク色や黄色に染まり、花が開いたときに美しい複輪となる。


レディ・オブ・シャーロット

イメージ その性質は、四方八方に太い枝を伸ばしたがるが、同時に四季咲き性にも優れているという相反する二つを両立させているほどの強健種である。
例えば、少し古い品種のシャリファ・アスマは強烈で素晴らしい香りを持つが樹勢は弱いために栽培に気を使う品種であるが、同じイングリッシュローズとは思えない勢いがある品種なのだ。このように、過去に作出されたイングリッシュローズと、現在に作出されたイングリッシュローズは似ているようで全く異なるところが面白い。

 

イメージ右側に見えるピンク系のバラは、ジュビリー・セレブレーション。この二つの組み合わせは中々良いのだが、いかんせんレディ・オブ・シャーロットが強すぎて、ジュビリー・セレブレーションが押され気味となっており、ただでさえうつむいて咲くジュビリーがもっとうつむいてしまっている。

 

イメージジュビリー・セレブレーションの美しさと豊かな香りはとてつもないものありけりだが、うなだれて咲くのが難点。樹高も高くはなく下向いて咲くんじゃなくて、元気よくこっちを向いて咲いて欲しいと思うのはボクだけではないはずだ。ジュビリーセレブレーションは鉢植えにして高いところで咲かせた方が良い品種だと思う。

 

イメージいずれにせよ、イギリスに新しい王女様が誕生された事にあやかって「レディ・オブ・シャーロット」を検討して見ても面白いだろう。香りは少ないが、その美しい花色にきっと驚かされる事だろう。

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