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2015.05.27

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses クィーン・オブ・スウェーデン 2015

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ボクは、今までこのバラの事を過小評価していたのかもしれない。2015年の一番花でボクの想像を圧倒的に上回る爆発的開花を見せたバラ。日本から送られて来た画像を開いた瞬間「な、なんじゃこりゃあ!」と思わず声を上げてしまったバラ。それが今回ご紹介させて頂くイングリッシュローズ、「クィーン・オブ・スウェーデン」である。

で・・・、めっちゃデカくなってるんですけど!?てか、この狂ったような花つきは一体何なんだ!?

これはもはや、ボクの知っている「クィーン・オブ・スウェーデン」ではない。頂点高さは大人の背丈を越えており、まるでキッコロとモリゾーモリゾーのような形状になっている。その花の数は・・・、200花を軽く超えているだろう。
このゾーンでは左奥に咲いている「レディ・オブ・シャーロット」が最も巾を利かせていたのだが、いきなり「クィーン・オブ・スウェーデン」がドカンと来た感じだ。


クィーン・オブ・スウェーデン

イメージ 色はスタンダードなピンク。大輪花ではなく中輪花だが、決して小さいというわけではなく、それなりのサイズ感がある。カップ咲きでハート形の花弁が中心に向かって渦を巻き、花が開きたての状態ではコロッコロの花となり、非常に愛らしいバラだ。
折角咲いた花が自身の重みでうなだれて下を向いてしまうような事もなく、花茎が強く上方・もしくはこちらを向いて咲くのもポイントが高い。一点だけ惜しむらくは香りが弱い事だが・・・・、この開花状況をみると香りが弱いとかそういった事を補って余りある爆発的開花を見せつけてくれている。

 

イメージ 下を向いて咲くイングリッシュローズが多い中、しっかりと上を向いて咲くイングリッシュローズは有りそうで無いため、価値がある。

 

イメージ 向かって右半分に写っている半八重咲きのバラは「ウィンドフラワー」。イングリッシュローズの中でも入手困難な希少品種だが、カミキリムシ被害に遭って体の右半分を失ってしまった。同じ失うのであれば「クィーン・オブ・スウェーデン」側の左を失えばよかったものの、運悪くクィーン・オブ・スウェーデンに向かって咲くようになってしまったため、そのパワーにのみ込まれてしまいそうだ。

 

イメージ ここまで圧倒的な開花力を見せつけてくれたわけだが、「こんなに咲いてうれしい。」で終わらせるのではなく、「なぜこんなに咲いたのか?」という事を考察しなければ次につながらないだろう。というわけで、ここまでの成長を遂げてくれた理由を考察すると以下のような事が挙げられる。

(1) 去年の夏に、向かって左隣にあった成長不良のバラ(グレイス)をぶっこ抜いて、風通しを良くした。つまり、バラ栽培においてダメなバラに見切りをつけて処分する事は悪い事ではなく、むしろ良い事。

(2) もともとこの場所は朝から日が当たる、我が家でも数少ない一等地

(3) もともとこの場所は駐車スペースだが、今はクルマが無いため、のびのび枝を伸ばせた。

(4) 冬季の剪定では、ボクは深めに切るのが好きだが、今年はおそらく弱剪定だった。

(5) 父母の管理加減が良い。

6)カミキリムシを筆頭とする害虫被害に遭っていない。

などなどが考えられる。ボクは西日など多少条件が悪くてもバラは育つというのが持論だが、この爆発ぶりを見てしまうと、やはり日当たりや風通し条件が良い方がよく生育すると言う当たり前のことを再認識させられてしまう。

クィーン・オブ・スウェーデン・・・・・。その「真の実力」を引き出せたのは非常に喜ばしい事がだが、今年もボクはこの素晴らしいバラを観賞する事は出来ないんだ。

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