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2015.05.24

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses コンテ・ドゥ・シャンボール 2015

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shinzou's Roses 2015の一番手を飾るのは、クライミングローズでも、イングリッシュローズでもないこのバラ。オールドローズの「コンテ・ドゥ・シャンボール」である。名前からしてフランスを発祥とするバラだが、オールドローズにカテゴライズされているだけあって作出は1850年代だ。
工業製品で160年前のものなんて残っていないが、このバラは160年以上前に作出されてなお安定した人気を誇っている品種だ。一口に160年前と言われてもピンとこないと思うが、この品種は「江戸時代」に作出されていると言われれば、これがどれだけ古い時代に作出されたバラなのか実感して頂けると思う。新製品が出ては非常に短い期間で更に新しい製品に塗り替えらられて次々に市場から消失してしまう現代の製品群の中にあって、160年前のバラが今でも市場に流通できているバラの世界に驚きを隠せない。

そして、ボクが今このバラを見たら間違いなく美しいとか、その馥郁たる強香に酔いしれてしまうが、160年前からこのバラが存在していたという事は、このバラが時代を超えた普遍の美しさをたたえた品種だと考えても良いだろう。つまり、このバラはこの先160年後も市場に残っている可能性があるのだ。

なお、イングリッシュローズきっての強香種の「ガートルードジェキル」はまさにこの「コンテ・ドゥ・シャンボール」の血を受け継いだ品種である。「ガートルードジェキル」の強香・美しさを知っている方であれば、この「コンテ・ドゥ・シャンボール」の素晴らしさも想像いただけるだろう。

「コンテ・ドゥ・シャンボール」 2015年 一番花

イメージ このバラは、完全西日条件下で栽培されているが、そんな条件をものともせずに非常に美ししく咲き誇ってくれた。通りに面しており、ちょうど人の嗅覚を刺激する高さで咲いている。ボクはこのバラが放つ素晴らしい強香をよく知っているので、この画像を見るだけで涎が出てきてしまいそうだ。その圧倒的美しさと香りにより、バラ好きの人は当然として、バラに興味がない通行人をもことごとくこのバラの目の前に立ち止まらせている。

 

イメージ ボクは、バラはか弱い植物であるため、耐病勢の強弱のみでバラを選んではいけないと考えているのだが、このバラが大病を患ったという記憶はあまりない。育てやすいオールドローズ、はじめてのオールドローズとして強くお勧めできる一本だ。

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