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2013.08.25

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses 2013 カミキリムシ被害

イメージまずこの写真を見て頂きたいのだが、これはハート形の花弁が愛らしいお気に入り品種「コーヴェデイル」の株元写真であるが、人差し指程度の穴が開いているのが確認できる。。

カミキリムシ食害痕

イメージストロベリー・ヒルにも。

カミキリムシ食害痕

イメージエブリンにも。

カミキリムシ食害痕

イメージ春がすみにも。

バラを栽培している方ならば、この穴が何なのか一目瞭然かもしれないが、これはカミキリムシの被害である。

今年の一番花の季節、バラの面倒を見てくれている父から、コーヴェデイルが全く元気ないという情報があったのを覚えていたのだが、日本に一時帰国した際カミキリムシの被害が確認できた。実家から送られてくる写真を見て、エブリンもストロベリー・ヒルも元気ないと思っていたのだが、上記写真のとおりカミキリムシの幼虫被害によってエブリンはほぼ半死に状態で、ストロベリー・ヒルは主幹枝のうち一本が枯死。元気が無いのには理由があったのだ。
一季咲きのつるバラゆえに急激な成長をするはずの「春がすみ」も、写真のとおりカミキリムシが入っており、主幹枝が枯死。

元はと言えば、成長不全に陥ったバラを残して帰国すると、実家の手間ばかり増やしてしまうので、成長不全のバラは全部処分しようと思ったことから始まる。まず最初におかしいと思ったのは、強健種であるはずの「アブラハム・ダービー」の不自然な成長不良であった。
隣のジュード・ジ・オブスキュアと比して明らかに成長不良に陥っているアブラハム・ダービーは処分の対象としたのだが、実際に株の周りを掘り起こして、株元を引っ張ってみるとボロボロと崩れてしまったのだ。「え?」と思って手元の株を見てみると大きく育ったカミキリムシの幼虫が中でうごめいているではないか!

 

イメージカミキリムシの幼虫被害によって枯死したアブラハム・ダービーを掘り起こした跡。

 

イメージストロベリー・ヒルは被害に遭った枝は切断を余儀なくされたが、他に新しい主幹枝が出ているので、枝の更新によって復活可能であろう。

 

イメージエブリンはご覧の通り、甚大な被害を受けており、復活は難しい状況。主幹枝ではなくて、中心部を食い荒らされた模様だ。

処分せずに残してきたが、復活は難しいと思われる。

 

イメージ春がすみは他にシュートが出ているので大丈夫。

中心部の奥に太い枯れ枝が写っているが、これがカミキリムシに食い荒らされた主幹枝である。

バラにつく害虫には、「バラゾウムシ」「アブラムシ」「ヨトウムシ」「コガネムシ」などが挙げられるが、これらはバラそのものを枯らしてしまうほどの被害を与える事が無い。それに対して「カミキリムシ」の被害は大切に育てたバラを枯死させる危険性をはらむ最も危険な害虫である。
特に、大切に育てている「ピエール・ド・ロンサール」「コンスタンス・スプライ」などのつるバラに入ったら、この数年間の努力が水泡と帰してしまう。飛来害虫であるカミキリムシは防除が難しい。海外生活をしていれば尚更である。どのように防除すればよいのか、悩みが一つ増えてしまった

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