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2013.05.26

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses レディ・オブ・シャーロット 2013

イメージついにこの時期がやってきてしまった。ボクにとって一年を通じて最もストレスを感じる、バラの一番花の季節だ。バラの一番花の季節は言わずもがな、バラが最も美しく輝き、もはや芸術の域に達したとされる馥郁たる芳香を余すことなく味わう事が出来る季節である。それはロザリアンにとって至高の季節であり、待ち望んだ瞬間そのものであろう。

対してボクはと言うと、相変わらずマレーシア在住につき、その至高の瞬間を味わう事が出来ずにいる。週に1・2回、日本から送られてくるバラの画像を指をくわえて眺める事しかできないこのもどかしさ。自分で選んだ道とはいえ、非常にストレスを感じるものであり、唯一マレーシアから日本に戻ってしまいたい衝動に駆られる時期だ。

そんな中、日本から送られてきた一枚の画像は、ボクのストレスゲージをマックスにさせてしまうほどの破壊力があったので、ご紹介したい。それが本稿トップ写真の「レディ・オブ・シャーロット 2013一番花」である。

レディ・オブ・シャーロット 2013一番花

イメージこのバラを植えようと思った動機はいわば勘のようなものだったが、それはズバリ当たったようで植え付けから3年を迎えた今、この爆発ぶりである。

一体いくつの花が咲いているのか数えきれない程ではないか 。

 

イメージレディ・オブ・シャーロットを植えてから一年でボクはマレーシアに行ってしまったので、レディ・オブ・シャーロットとボクの付き合いはたったの1年である。
たった1年ではあるが、ボクの中でのレディ・オブ・シャーロットの印象は、一番花の後は枝をよく伸ばしたがる品種だという事だった。
ボクは冬剪定の時に、伸びた枝を切ってしまっていたのだが、今回は伸びた枝を切らずに横に倒したようで、それが功奏したか、この咲きっぷりである。
これを見る限りは、こいつはつるバラのように使える品種なのかもしれない。こいつのために、予算を投じてフェンスを建ててあげたい気分だ。

レディ・オブ・シャーロットはもはやボクの期待以上であり、なんかもう今すぐにでも日本に帰って現物を見てみたい気分だが、現実的にはそれは不可能だという事が非常に悔しい。
本稿においてボクが皆様に伝えたいことはレディ・オブ・シャーロットの素晴らしさだけではなくて、日本にいてバラを楽しむ事が出来ている方は、ひょっとしたらそんなのは当たり前の事と思っているかもしれないけれど、実はそれはすごく贅沢な瞬間だってことを伝えたいのだ。年に一度しかない最高の季節を存分に楽しんで頂ければと思う。

 

イメージデビッド・オースチン・ロージス
レディ・オブ・シャーロット

2009年 発表

パット・オースチンやレディ・エマ・ハミルトンに似た印象を受けるかもしれないが、イングリッシュローズの中では珍しい、赤/オレンジの複輪花で価値がある。
カップ咲き。
中香。
強健種。

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