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2013.05.01

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses イングリッシュ・ヘリテージ 2015

イメージボクは現在マレーシアで働いているので、取引先やお客様はマレーシアを中心としてタイ・シンガポール・インドネシアなどの東南アジアが中心的なエリアとなっている。よって、必然的に出張先もそれらの国や地域に集中することになる。

しかし、運が良いことに地球の裏側にある人口40万人ほどのミニ国家、マルタ共和国に行く機会が1〜2年に一度だけある。数多くある国々の中で、マルタに行ったことがある、もしくはマルタに行ってみたいと思う方は少ないだろう。
よって、マルタと言われてピンとくる人はあまりいないと思うが、誰もが知っていると思われる犬種、「マルチーズ」はマルタ発祥だ。

航路的にはクアラルンプール、シンガポール、ミラノ、マルタであり、時間的にはほぼ丸一日かかる程に遠いところにある国である。
たぶん、日本からも同じくらい手間と時間をかけて到着できる国であろう。

 

イメージイタリア・ミラノからマルタ・エアラインを使い約2時間飛ぶと、マルタ共和国に到着できる。

これは飛行機の窓から見たマルタ共和国。

非常に美しい島だ。

 

イメージこれがマルタの一般的な住宅である。
木造が主たる日本の家屋とは全く異なっており、マルタで採れる「マルタ石」を積み上げて作られている。2階建ての長屋が多く、お隣さんとの間隔が非常に狭い。

壁のペイントは国の方針なのか、基本的にはベージュで統一され、扉はカラフルでおしゃれにペイントされていることが多い。

マルタに生まれ育った人にとっては珍しくもなんともない風景であろうが、ボク達日本人にとってはとても珍しい異国情緒あふれる風景に写るのは当然であろう。そんななのでカメラを携えて少し散歩してみたところ、偶然にも大変美しく咲き誇るバラに出会うことが出来た。
まさかこんな所で、こんなに素晴らしく管理されているバラに出会うことが出来る事が出来るとは全く想像していなかった

 

イメージ当然ながら品種名は不明だが、大変美しい黄色バラ。微香ではあるが、その花弁の奥に如何にもバラらしい香りを忍ばせていた。休眠時の適切な剪定・誘引があってこそ、この一斉開花が得られるのであろう。

 

イメージ表札には花柄があしらわれており、持ち主の人と柄が伝わってくるようである。

 

イメージ一般的には「キレイだね」で終わりであろうが、ボクのようなロザリアンにとって、株元がどのようになっているのか気になるのは当然だ。裏側に回ってみるとこのようになっていた。タイルを一枚分程度くりぬいて地面を露出させ、植え付けをしていた。タイルの下にはどのような土が入っているか分からないが、この株元に持ち主のこだわりを感じ取ることが出来る。

 

イメージここまで見事な管理をしているからにはバラ好きであることは明らかであるが、他に植える事が出来るスペースがたくさんあるにもかかわらず、反対側に赤バラが植えられている以外には他にバラは無かった。

ボクだったら出来る限り植えまくるんだけど、2株を丁寧に育てているのは、その人の性格の表れと言ったところか。

 

イメージ それにしても、マルタは南国だと思っていたのでバラなど育てられる環境ではないと勝手に思っていたが、実際に4月中旬にマルタに降り立ってみると、結構肌寒かった。夜にはちょっとしたコートが必要になるほどだったので、12月からはかなり冷え込むと思われる。

これだけ寒くなってくれるのであれば冬季に休眠できるし、春になった今、一斉に開花できるのであろう。これを見てマルタがどれほどバラ栽培に適した気候なのか知りたくなったので、調べてみると下記のようであった。やはり長野と比べれば、一年を通して温暖な気候と言える。特に夏は暑そうだ。実際にお会いしたマルタ人の話を聞くと、去年は40度にもなったそうだ。

 

イメージ降水量に関しては興味深く、雨季と乾季が全く日本と反対である。周囲には植物園でしか見たことが無いような巨大に成長し。たサボテンがあるし、土質を見ても乾燥している気候だと思われる。

 

イメージいずれにせよ、まさかマルタでこのような素晴らしいバラに出会うことが出来るとは思っていなかったので素直な驚きだった。ボクがバラ好きだったからこそ、地球の裏側でこのようなバラに出会えたのかもしれない。

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