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2012.04.22

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses 2012 バラ・芽吹きの季節到来

イメージ世界はとても広く、暑かったり寒かったりいろんな気候がある。ボクが現在在留しているマレーシアはほぼ赤道直下に位置しているため、一年中通して平均気温が27度前後、最高気温が32〜33度と非常に安定した気候を保っている。春も秋も冬もなく、風も台風も竜巻もない、超がつくほど安定した気候だ。

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均気温 (℃) 26.5 26.9 27.2 27.4 27.6 27.5 27.0 27.0 26.9 26.8 26.5 26.3

意外なことであるが、マレー人に「日本の夏は36度、もっとも暑いところでは38度程度になるよ。」と説明すると「日本ってなんて暑い国なんだ!」驚かれる。ちなみに「私のホームタウンでは、冬はマイナス10度とかになるよ」って言うと絶句される。夏の軽井沢程度の「キャメロン・ハイランド」の気温で毛糸の帽子とかかぶってくるマレー人にとって日本はあまりにも過酷な気候だと思う。

マレーシアの気候は何の準備もなく一年中短パン・Tシャツ・サンダル履きで過ごせてしまう上に、手を伸ばせばトロピカルフルーツがそこらじゅうになっているお国柄。長期間に渡ってこんなに楽な気候の元で生活していると、そのうち脳みそが溶けてしまって日本に戻れなくなっちゃうんじゃないかって心配になってしまうほどだ。それほどマレーシアはとても過ごしやすい国なんだ(※暑さに慣れてしまえば)。ついでに花粉症やその他アレルギーで苦しむ必要もない。

 

イメージ そんなことを思いつつも、やはり「日本の春」は何にも変えがたい別格の季節と断言できる。厳しい冬を耐え忍んだあとの、春が来たときの喜びはマレーシアにいたのでは決して味わうことができないものだ。特に桜のたよりが日本から届いた時には「やっぱり日本っていい国だよな〜。」と感じると同時に、最も日本人の心の奥底に根付いている植物だと再認識させられる。写真は光林寺の枝垂桜。

桜だけではない。ロザリアンにとってこの季節はバラの芽吹きにも心を躍らされるのではないだろうか。多くのバラが植えられた冬の庭はともすれば殺風景となってしまうが、芽吹きの季節ともなると日ごとに緑で覆われる面積が増えてくる。今年の開花への期待も相まって気分は上向きとなるだろう。

 

イメージ2012年4月22日現在の西側壁面の様子。
たったの一週間で急激に芽が伸び始め、ドラスティックな変化があったそうだ。

手前は「春がすみ」
奥側は「ピエール・ド・ロンサール」と「コンスタンス・スプライ」

 

イメージ上の画像、よく見るとチューリップが咲いている。

ボクの中でチューリップは複数年咲かせるのは難しいと思っているのだが、3年目の植えっぱなしの球根なのに、しぶとく花を咲かせてくれていることに驚き。

土の状態がよいことの証明だ。

 

イメージこれは東側玄関脇の「つる・ミミ・エデン」
別名、「うどん粉の女王」

ボクが不在だった去年は、農薬による防除が全くできず、ブッチギリでうどん粉で真っ白になってしまったようだ。それにもかかわらず、大人の背丈を軽く越えるほどに成長してくれていた。株の力がついてくる3年目は更なる成長が望める。

つる・ミミ・エデン。実は、ボクが最も期待しているバラのひとつであるにもかかわらず、一度もその花を目の前にして見たことがない。一季咲きのこのバラの花を実際に見る事ができるのは、おそらく数年先のことになるだろう。

 

イメージミニ・ピエール・ド・ロンサールとも言われるその姿形から人気の的となっている。つる一季咲きと木立四季咲きの両方があるので、購入の際は注意する。

ただし、非常にうどん粉病に弱いため、「初めての一本」としてはお勧めしにくいバラでもある。
上手に農薬を使いこなして育てたい。

 

イメージこれはコーヴェデイル。
ハートの花びらを持ったコーヴェデイルはお気に入りのひとつ。
ただ、枝が暴れるので、ボクが不在の間はこのオベリスクには入りきらずに暴れまくる姿が容易に想像できる。

 

イメージコーヴェデイル。

 

イメージこれは春一番花で最も美しく咲き誇る「クラウン・プリンセス・マルガリータ」。

木立性としてよりも、小・中型のつるバラと割り切って付き合うと上手く行く。

 

イメージこれは2011年6月のクラウン・プリンセス・マルガリータ。
ステム(花首)は強い方だがそれにも増して巨大なサイズの花を咲かせるのでどうしてもうつむき加減となる。
なのでアーチを覆うようにして成長させて見上げるように仕立てるのが今後の目標。

マレーシア赴任が終わって日本に帰国するころには倍程度のサイズには成長している予定。

 

イメージ 2011年6月の西側壁面の姿。2012年春は枝のボリュームが桁外れに増えている上に、プロに誘引してもらったのでこれ以上に咲き誇ってくれる予定。ただ、ボクはその姿を見ることができない。6月に長期休暇があれば年に一度の帰国は間違いなく6月にするんだけど、それは叶わぬ夢である。
せめてここを通りすがる方々に楽しんでいただければ幸いだ。

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