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2010.12.14

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses 2011 タグ作成

イメージボク達はバラを趣味にしている以上、テキトーなバラを手に取って、テキトーな場所に植えているわけではないハズだ。カタログや雑誌などの情報を精査したり、売り場でのインスピレーションを大事にしながら、これぞというバラを手に取っている。だから、自分の庭に植えてあるバラの名前が何なのか全然知りませんし、興味もありません。という事はあり得ない。ボクは剪定後の鉢バラですら、枝ぶりの特徴だけで全部言い当てることができる。しかし、60株ものバラを何年も栽培していると、その品種名を忘れてしまう事が、ひょっとしたらあるかもしれない。

また、例えばバラがたくさん植えられているお宅が近所にあったとしよう。少しでもバラや園芸に興味のある方は意識せずとも、その庭に注意が向いてしまうものである。そしてそこに素晴らしく咲き誇るバラがあったとしたら、「あのバラは何だろう?」と、気になるはずである。視点を変えると、逆の立場にあるオーナーとしてはこのバラは「○○○です」と、興味を持っていただける方に説明したいものである。少なくとも、ボクはみんなに説明したい。

そこで活躍するのが「タグ」である。タグがあれば、その場にいなくても興味のある方に説明できるし、品種名を忘れてしまうなどと言う事は無くなるのだ。タグは、バラ栽培において必須のアイテムと言っても過言ではないだろう。しかし、このタグに悩むロザリアンは相当数いるのではないか?とボクは考えている。なぜならば、過酷な条件下での使用によって見えなくなったり紛失したりする場合がとても多いからだ。

 

イメージ最も一般的なのは、例えばイングリッシュローズを購入した時に一緒についてくる、左画像にあるような品種タグである。

これは美しい写真とともに品種名や特徴まで掲載されており、更には特殊なコーティング処理がされているため風雨に強く耐久性がある。理想的なタグと言っても過言ではない。

しかし、どう言うわけか紛失したり、輸入苗の場合、そもそもこれがついてこなかったりする場合が多い。

 

イメージ他にも、イングリッシュローズの輸入苗を購入した場合に多い印象があるが、左画像のような短冊状のタグも非常に耐久性があって、良いと思う。

しかし、これまた捨ててしまったり、なぜか紛失してしまったりする場合が多い。

タグを紛失した場合、自分で何とかする必要があるのだが、ここからが厄介なんだ。

 

イメージホームセンターに行くと、T字タグと言えばいいのか、地面に突き刺して使うものが安価で手に入る。左の画像でいえば、白く写っている小さいのがそれに当たる。

しかし、残念ながらこれは使い勝手が非常に悪い。雑草取りのときにいちいち邪魔になるし、1年後にはマジックで書いた文字がかすれて見えなくなってしまう。風雨等の外圧によっていつの間にか地面に埋もれてしまうのは極めて普通。
経験上、大抵のものは寒肥作業時に紛失の運命をたどる。

他にも、木の板に名前を書く案や、果ては金属プレートに刻印を掘るなどと言った現実離れした案までもが登場したが、個人が安価にできるものとすれば、「自家製プリント+ラミネート」タグが最も現実的な選択となるであろう。ただし、ラミネートしたものは風雨にさらされると水分が浸透してきてボロボロになるからちょっとした技が必要である。
今回タグを何十枚も一気に作成したので、その一部始終をご紹介したい。「こんなやりかたもあるんだ。。。」と参考にして頂ければ幸いである。

 

イメージ 準備するもの
・写真用紙(Lサイズ)
・ラミネートフィルム(150um)

用紙は中・上級の写真用紙を選ぼう。ただでさえプアな家庭用プリンターで出力するのに、ケチって紙までプアにすると、絶対的にプアな仕上がりしか期待できない。

ラミネートフィルム厚は100umか150umあるが、耐久性を考えると150umがお勧め。。

 

イメージフォント(字体)はタグのイメージを決定づける重要な要素だ。明朝体やゴシック体ではあまりにも味気ないだろう。

ウィンドウズのフォントは好みのものが無いので、フリーのフォントサイトからダウンロードするとよい。グッと可愛らしい印象になる。

ちなみにこれは「あんずもじ」
女性なら好きであろうお勧めのフォントだ。

 

イメージお気に入りのフォントをダウンロードしたら、エクセルなどを使ってデザインする。

写真をつければ、華やかで本格的な印象になる。なにより、世界で一つだけのオリジナルデザインとなる。

ただし、凝りだすと時間がかかって仕方が無いので、努めてシンプルな構成にした。

 

イメージデザインが完了したら、お手持ちのプリンターを使ってありったけ最高画質でプリントする。年賀状くらいにしか活躍しないプリンターで、インクをケチる必要などはないだろう。

プリント後はラミネーターでラミネートする。ラミネーターはホームセンターで安価で手に入る。どうしてもラミネーターを買いたくない場合はアイロンでも可能だが、経験上お勧めできない(時間がかかって面倒)。。

 

イメージこれで完成!と言いたいが、これは室内ではなく、屋外で使うものである。このままでは水が浸透して一瞬でダメになるのは火を見るよりも明らか。
ではどうすればよいのか?それはズバリ、端面を火であぶるのだ。もはや溶接と言ってもよい。これによって、一切の水分を通さなくなるのだ。見た目は多少悪くなるが、耐久性には代えられない。
「あぶり」を入れたことによって、土の中で2年間以上外部からの水の浸透を防ぎきったタグがある。経験上ろうそくでの「あぶり」がやりやすい。

 

イメージ完成したタグたち。多少の劣化は伴うが、数年はもつハズだ。ダメになったらまた印刷して作ればよい。

急ぎで38枚作ったが、全行程3日ほどであった。残りの品種たちも時間を見つけて作る予定。

なお、タグ作りにチャレンジしたくても、写真が無いという方は、拙い写真でよければ本ホームページの写真をお使い頂いても全く問題は無い。(オークションなど金銭が絡む用途では絶対NG)。

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