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2010.08.16

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses 2010 秋バラ下準備

イメージ春の1番花は大変美しく咲き誇るので、近所の方々や通りすがりの方々から、どのようにすればこんなにも咲かせることができるのか聞かれることがとても多かった。まるでボクが何か特別なことをやっているかのように思われているようであったが、特別なことは何もしていない。
1番花は冬の選定・誘因・寒肥をしっかり施してさえいれば、ほぼ確定的に咲かせることができるので、ある意味最も簡単なのだ。
2番花、3番花も水と肥料の管理を怠らず、然るべき位置で切ってさえいれば、これもまた簡単に咲かせることができる。


では、シーズンで最も難しい時期はいつなのか。人によって様々だと思うが、ボクの中では7月後半〜8月盆明けまでの管理が最も難しいと感じている。この時期をどのように過ごしたかによって、秋バラで成果を挙げることができるのか否か、その結果がずいぶんと変わってくるように思える。

もちろん、65株も所有していれば数打てば当たるもので、必ずいくつかの品種は秋になっても花が咲き、馥郁たる香りと美しい花を目の前に咲かせてくれるものだ。しかし、それは「計算して咲かせたものなのか?」と問われればそうではない。たまたま咲かせることができたとしか言いようがなく、ボクにはよく分からない不確定な要素を多分に含んでいる。それでも、今までバラを監察してきた結果、秋バラを咲かせられない原因は少なくとも4つの要素があるんじゃないかって思っている。

 

イメージまず第1に、真夏の暑さはバラにとって明らかに過酷な気温である。
一部品種では8月を境に成長がストップしてシーズン終わりまで動きが止まってしまうものがある程だ。これはひとえに水の管理が問題となっている場合が多いと考えており、鉢バラにこのような状態になってしまうものが多い。これを防ぐためには日々の水やりを欠かさないのが理想と考えるが、忙しい毎日を送っていると、これが中々出来ないものなのだ。

左写真は成長が止まったサマー・ソング。

 

イメージ2番目に挙げられるのは、肥料の管理である。これも特に鉢バラでいえる。3回も咲かせたら土が持っている力が衰えてくると思うが、この猛暑の中ではどの肥料を、いつ、どの程度与えればよいのか測りかねてしまうのだ。
そして、迷っているうちに機を逃し、成長が止まってしまうことがある。

左写真は成長が止まったジェントル・ハーマイオニー。剪定したのに、この2,3週間動きがない。

 

イメージまた、梅雨の後半に黒点病に侵されてしまった葉の処置が厄介だ。真夏にもなると黒点病が影を潜めてくれるものの、すでに発症してしまった葉は徐々に症状が進行していく。
そしてこれらの葉を全て除去すると丸坊主になってしまうものも出てくる。このような状態になってしまった品種は、秋の成果は限定的なものとなってしまうだろう。

最後に、品種固有の特性で、秋は殆ど咲かないというものが含まれるだろう。こういった品種で秋の返り咲きを期待するのは見当違いであり、どうしても咲かせたいのであれば品種の入れ替えを検討必要がある

 

イメージ今年は試行錯誤の一環として、積極的に化学肥料を使い、灌水を欠かさず行っている。そのためか、暑さに負けず芽が動いている品種が多いように思える。

芽が動いてさえくれれば、秋になって咲いてくれるはずなので、今年の秋バラはいつもより期待してもよさそうだ。

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