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2010.07.22

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses 2010 バラと夏

今年の梅雨はよく雨が降るなどと思っていたら、7月の3連休を見計らったように梅雨明けして一気にに突入した。ボクの場合、夏になったからと言って例えば山や海などに繰り出すわけでもないし、特別楽しみな何かがあるわけじゃない。残念なことであるが、この暑さの中で動こうとする金も時間も体力も気力もない。だからボクにとって夏とは、暑さをただひたすら我慢するだけの季節である。唯一良いことは、ビールが最もおいしい季節になったということ位か。
それにしても近年の夏は暑すぎる。子供の頃、夏はこんなに暑くはなかったように思えるがどうだろう。庭の温度計はすでに38度を指しているが、この温度計は正しいのだろうか?

ところでバラは暑さに弱いとよく言われる。なるほど、庭を見渡してみるとバラは暑さに負けてグッタリしてしまっているし、シャラなど雑木系の花木やそこら辺に生えている雑草などと比べてみると、確かに弱いようだ。しかし、バラは本当に暑さに弱い植物なのだろうか?毎日バラを見ていると、ボクにはバラが暑さに弱い植物にはとても思えないんだ。
なぜならば、バラには他の花木・草花にはあまり見られない四季咲き性を与えられていることを忘れてはならない。春から初冬まで咲こうとする体力は半端ではない。人間でいえば42.195kmのフルマラソンをさせているようなものである。人だって倒れるような直射日光に毎日さらされているなか蕾をあげ、花を咲かせようとする性質を考えると、バラが夏に弱いと言うのはちょっと違うような気がする。ボクには、人の期待に応えようとして精一杯背伸びしているように見えるんだ。

ところで、バラは多種多様な品種があるため比較的暑さに強い花を咲かせる品種と、そうでない品種に分けることが出来る。咲いた花の耐暑性だけに注目して例を挙げてみると下記の様になるので、参考にしてみて欲しい。

レディ・オブ・シャーロット

イメージ耐暑性のある花を咲かせる品種は、ウィリアム・シェイクスピア2000、レディ・オブ・シャーロット、クラウン・プリンセス・マルガリータ、ジュビリー・セレブレーション、アブラハム・ダービー、ティ・クリッパー、パット・オースチン、エモーション・ブルーなどなどである。
これらの花が暑さでグタッとなっているのを見た記憶が無い。
夏でも比較的見ごたえのある花を咲かせてくれる。パット・オースチンなど花びらの数が減ったくらいが見ごろの品種もある。
左の画像はレディ・オブ・シャーロットとジュビリーセレブレーション。

シスターエリザベス

イメージ逆に耐暑性が弱い花で真っ先に思い浮かぶのがシスター・エリザベスである。
この品種は四季咲き性に優れている上に超多花性。シックで大変美しい花を咲かせるのだが、花弁は繊細で、陽に当たると一瞬でフニャフニャになってしまう弱さを持つ。この品種は寒冷地では最高のパフォーマンスを発揮してくれるのだろうが、長野では暑すぎるようだ。

シスターエリザベス

イメージ2番花でも50輪近くの花を咲かせてくれたのだが一日でダメになってしまうので全て摘み取って花瓶に挿した。氷水とクーラー、夜間は野菜室という処置で復活してくれた。

セプタードアイル

イメージ左の画像はセプタードアイル。
早朝咲いた花も、昼過ぎにはフニャフニャ。

休んでもらうために、花・蕾は全て刈り取った。その数は20輪を超える。勿体ない気もするが過酷すぎる。

グレイス

イメージグレイスの花も暑さに弱いと思う。
せっかく2,30輪分のつぼみをつけても、咲いた花が暑さに負けてぐったりしてしまうのは何とも勿体ない気がする。

休んでもらうために、花・蕾は全て刈り取った。その数は20輪を超える。勿体ない気もするが過酷すぎる。

ジェントル・ハーマイオニー

イメージジェントル・ハーマイオニーは夏になると花びらの数が激減して非常に貧相な花を咲かせるようになる。

左記のような花は、咲いてもらわなくても結構なので、全て摘み取り対象。

チリチリ・ソング

イメージ別の意味で暑さに弱いのが、サマー・ソング。
花自体の耐暑性はあるのだが、株そのものが暑さに弱い。

夏になると途端に成長が止まり、葉がチリチリになってしまうので暑い地域ではお勧めできない。

名前がサマーなのに、夏に弱いという突っ込みどころ満載の品種でもある。

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