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2010.07.15

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses バラと花粉症 2012

今年の梅雨は例年に比べてよく降っているような気がしている。多くのロザリアンにとって、梅雨入りは憂鬱なものなのかもしれない。なぜならば、バラの花は雨に打たれると重たそうに首をかしげながら、早々に散ってしまう弱さがあるからだ。更に、多雨は黒点病発症の引き金にもなる。実際、影を潜めていた黒点病が梅雨入りを見計らったかのようにクラウン・プリンセス・マルガリータに発症。ものの数日で背丈ほどに駆け上がってしまった。
梅雨で考えられる利点といえば、連日の雨のおかげで水やりをしなくてもOKということ位だろうか。そうは言ってもバラは多湿を嫌う傾向があるので、やっぱりロザリアンにとって梅雨はうれしくない時期である。しかし、ボクは梅雨入り自体はそんなに嫌いではない。ボクにとって、「梅雨入りする=花粉症が治まる」ことに他ならないからだ。

花粉症

花粉症を持っていない人は、「たかが花粉症でしょ?」と思うかもしれない。しかし、当の本人は大変である。この辛さは、花粉症の人にしか分からない。ボクの場合、2月末に発症し5月6月にピークを迎える。症状としては鼻水が止まらない、くしゃみ100連発、のどが痛い、頭がボーっとするなどだ。
それに加え、今年は春先の気候不順と仕事の無理が崇り、風邪を引いた上にこじらせてしまい、散々な体調であった。それらの苦しみを軽減するために、「花粉と風邪の薬を服用し続けていた」のだ。
その結果何が起こったのかというと、嗅覚が完全にマヒしてしまったのだ。どの位マヒしていたかというと、一本木公園バラ祭りに下の娘と出かけた際、いつの間にかオムツの中にウン○をしていても全然気付く事が出来ず、帰りのクルマの中でも全く分からなかった程である。途中で合流した妻がクルマに乗りこんだ瞬間に「ちょっと、臭い!何これ!」と怒られて初めて気がついたのだが、時すでに遅し。ウ○チがオムツの中でぺっちゃんこになっていた・・・・。たぶん滑り台で遊んでいて、何回ものされた結果だと思われる。

そんな状態ではバラの香りなど満足に楽しめるはずもない。ボクの庭を訪れてきた方々からは、「良い香りですね。」などとお褒めの言葉を頂いていたのだが全然分からず。庭中がバラの香りで満たされている中でずっと過ごしている結果、バラの香りそのものに鈍感になっているのかもしれない。が、それにしてもいくら鼻を近づけても全く分からないのは健康な状態とは言えない。味のないご飯を食べている感じだ。結局、花粉症と風邪が治まる前に一番花は終了。目の前にバラが咲いているのにその香りが分からないというのは、かなり悔しいものがある。
ボクの感覚でいえば、花粉症を持っていない方はそれだけで人生かなり得している。花粉症じゃないということはとても幸運だということを自覚してほしい程だ。

そんな辛い花粉症であるが、梅雨入りしてしまうとウソのように治まってくれる。大気中から花粉が消える瞬間が分かる。花粉の呪縛からフッと解き放たれる瞬間が、分かるんだ。バラの2番花は1番花ほどの美しさは無い。しかし、2番花からは香りが楽しめるようになる。目の前に咲くバラの美しさは、見た目だけで決まるものではないだろう。見た目に欠点のある花でも、香りが加わる事によって価値が跳ね上がるんだ。今、ボクの中で2番花がアツい

シャリファ・アスマ

イメージ特に強烈な香りを放っているのが、「シャリファ・アスマ」。こいつは最強のフルーツ香を持っている。
雨に打たれて変形、変色していたとしても、価値のある花だ。

グレイス

イメージ他と比べれば弱く感じるティ系の香りだが、今年のグレイスの香りは凄い。これは十分強香種といえる。鉢植えの2番花にもかかわらず、30以上の蕾を上げてきている。

ところで「ティ系の香り=紅茶の香り」と言う人もいるが、ボクはこのような香りを持つ紅茶を知らない。ボクにとってティ系の香りとは、台湾で出会った烏龍茶の香りそのものである。
目隠しをしてグレイスやパット・オースチンなどのティ系のバラと、台湾烏龍茶の香りを比べたら、全く判別できない。それくらい両者の香りは似通っているんだ。

エモーション・ブルー

イメージブルー系の香りは、特に強い。
画像はエモーション・ブルー。

この画像の2番花も整った花形とは言い難いが、ブルー独特の強香を放っており、価値がある。

アンブリッジ・ローズ

イメージ今年はアンブリッジ・ローズも当たり年。
2番花も一番花と同じくらいの花数を咲かせてくれた。花弁の数はその他全てのバラと同じように減少するが、香りは強い。

独特のミルラ香を周囲に放っており、玄関扉を開けるのが楽しみなんだ。

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