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2010.05.22

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses モダン・タイムズ 2010

イメージバラは四季咲き性と言う大変優れた形質を持っているが、バラの祭典ともいえる程に咲き乱れるのは年に1度だけである。祭典の始まりを告げたのは、我が家で最も人気の無い品種に認定されてしまっている「モダン・タイムズ」となった。この品種、バラで飽和している我が家の中で、リストラ最有力候補となっている一本であるが、窓際族の意地を見た気分である。

人気絶頂のデビッド・オースチン・ロージスやメイアン作出の品種群の中にあっては、あまり知られていないマイナーな品種と言っていい。しかし、モダン・タイムズの秘めたる実力はボクの予想を遥かに上回るものであった。

 

イメージ芽接ぎされた598円の新苗をホームセンターで購入したのがちょうど一年前。冬になって枝を3本だけ残す形で高さ20cm程度に剪定。農薬散布や芽かきなどの一般的な手入れをしつつ今日を迎えたのだが、ボクが所有するハイブリットティの中で最も順調な生育を遂げてくれたのだ。

2010年の春は異常寒波によるブラインド発生によって、ピースは蕾がたったの1つ。パパ・メイアンが5つ。ステンレス・スチールは7個という不出来である。ピースやパパ・メイアンと言った歴史的なイブリット・ティはほぼ全滅状態だ。
そんな中、モダン・タイムズだけは20個もの蕾を上げてくれたのだ。この結果から、本品種の耐寒性が際立って優れている事がよく分かる。ブラインドに強いということは、寒冷地長野で栽培する上で非常に有利な形質である。

 

イメージ特徴的なのは、ハイブリットティ然とした整形花に絞り模様が入っている事である。鮮やかなピンクと純白の絞りで、開花すると存在感があって人目を引く。

香りはイングリッシュローズと比べると、無いに等しいものであるが、集中するとしっかりと香りを持っている事に気がつく。それは人の心を落ち着けるような典型的なバラの香りである。

オールドローズチックな花様を持つ我が家のバラの中で、最も異彩を放っている「モダン・タイムズ」。今か今かと待ち続けている中で、最も早く開花してくれたこのバラの存在意義は、とても大きいものとなった。

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