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2010.04.26

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses スノー・グースとモーヴァン・ヒルを注文

ボクはバラに関する書籍を買ってきて、暇な時にパラパラとページをめくっている時間が好きである。この何気ない時間の蓄積が、実際庭に出た時に役立つのだ。バラのホームページを作成・公開しておいてこんな事を言うのも何であるが、バラについて何か知りたいと思った時、情報源として利用しているのはインターネットではなく、殆どが書籍からである。

近所の書店に行っては気に入った本を集めていった結果、いつの間にかバラ関連の本が増えてしまったのだが、何回読んでも面白い、いわばアタリの本が数冊出てくる。その中でも特に愛読しているのが「つるバラのすべて 村田 晴夫 著」である。この本を繰り返し読み、実際に村田先生の講演を聞いた事によって、いつの間にかつるバラにのめり込んでしまったのだ。この本が無かったら、ここまでつるバラにハマらなかったと断言できるほど、影響を受けている。

ところで、つるバラと言えば「つるアイスバーグ」や「ブルー・ランブラー」、「ニュードーン」といった大変素晴らしい品種があるが、大きくなりすぎるものが多い。いくらつるバラが好きだと言っても、現実的には大きくなりすぎるつるバラでは困るのだ。それに対してイングリッシュローズの場合は、つるバラとしての特性を引き出してあげるだけで小型のつるバラとして楽しむ事が出来るから、サイズ的に丁度よいのだ。また、イングリッシュローズで統一してしまえば、センスのないボクでもそれなりにまとまってくれるのも助かる。何よりイングリッシュローズは美しい花様と馥郁たる香りを持ち合わせている。これらの要素が、ボクがイングリッシュローズのつるバラ仕立てにハマっている理由なんだ。

 

イメージ前置きが長くなってしまったが、アプローチ大改修の勢いで、隣家との境界に高さ2m、幅6m程度のラティスフェンスを今年のゴールデンウィークを使って増設する予定である。左の図でいえば、ピンクのエリア、矢印を振った個所である。

第一の目的は隣家との目隠しであるが、「ラティスフェンス=つるバラ」だ。

面積的にかなり広くなるので、エブリンのような半つる仕立てでは間に合わない。ここはホンモノのつるバラが活躍できるスペースなんだ。

何を植えるか迷う時間は非常に楽しいものである。候補はイングリッシュローズの枠を超えて多岐にわたった。すでに所有しているものでは、鉢の中でくすぶっているバフビューティが有力候補だったし、セプタード・アイルやジュビリー・セレブレーションをつる仕立てにすることも考えた。ブレアリーNo.2やフェリシテ・パルマンティエなどのオールドローズ、また近所のホームセンターで見かけたスパニッシュ・ビューティはレジに持っていく寸前になるほど迷った品種である。しかし、それらを差し置いて植えてみたい品種は他にあったのだ。
それが「つるバラのすべて」で「枝・葉・花、いずれも一級の資質を持ち、近年稀に見る傑作品種」と絶賛されているイングリッシュローズ、「スノー・グース」である。大輪・ゴージャス系が多いイングリッシュローズの中では「スノー・グース」は特殊な存在だ。「イングリッシュローズ図鑑」を紐解いても、「厳密にはイングリッシュローズの一種ではなく、四季咲き性のランブラーと称した方が適切。」といった解説がされている。スノー・グースは「つるバラのすべて」と出会ってからいつか植えてみたいと思い続けていた品種であるが、今回ラティスフェンスを立てるにあたって機が熟したというわけだ。

スノー・グース単体で楽しむのもよいが、コイツは他のバラと組み合わせてみたくなる。相棒の候補はこれまた多岐にわたった。「ブルー・ランブラー」や「ラプソティ・インブルー」、果てはクレマチスなどが挙がったが、スノー・グースと言われて真っ先に頭に浮かんできたのが「モーヴァン・ヒル」である。「イングリッシュローズ図鑑」では「モーヴァン・ヒルは四季咲きのランブラー」とされており、スノー・グースとモーヴァン・ヒルはとても似ているように思える。モーヴァン・ヒルとスノー・グースは相性が良いという直感が働き、モーヴァン・ヒルも併せて購入する事になった。

 

イメージ「スノー・グース」と「モーヴァン・ヒル」
この2つのつるバラがどのような共演を果たしてくれるのか、やってみない事には分からない。その真価が問われるのは3年後だ。
ところで、現在行っているアプローチ大改修によって、赤マルのエリアに幅5.5mの花壇を増設した。単純計算で6〜7本位のバラを植える場所が確保できたのである。

将来的に、矢印をつけた金色エリアにフェンスを立てる予定であるが、実現すると幅15mものつるバラを仕立てられるエリアを確保できる事になる

ボクの中で、このエリアを埋め尽くすほどにつるバラを仕立てられたら、一応の完成を見ることになる。その時が来るのをすごく楽しみにしているのだが、ここは一日中陽が当たる究極の一等地。とっておきの場所には究極のつるバラを仕立てたい。理想のつるバラを追い求める旅はまだまだ続きそうだ

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