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2010.04.06

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses 2010 グラハム・トーマス移植

ボクの庭は、ボクの人生のように行き当たりばったりで作られているため、バラの移植作業は数多く行われてきている。移植に関しては賛否両論あると思われるが、ボクの考えではバラは人間の都合で作りだされた庭を彩る素材に過ぎないため、その場所に合わなくなってしまったら、持ち主の意向で移植されようが引っこ抜かれこうが一向に構わないという認識だ。その場所にそぐわない状態でいつまでもそこにあるよりも、流動的にバラと付き合っていった方が常に変化があって面白いではないか。新しいバラの導入や移植は、飽きやマンネリ化によるバラの放置と言う最悪の結末を防ぐ意味でも有効な手段と考える。と、このように書いてしまうと語弊を招くかもしれないので付け加えるが、あくまで常識の範囲内での話である。植えては抜き、抜いては植えるを繰り返しているだけでは、単なる落ち着きのない人になってしまう。

ところで、移植はバラに与える負荷が大きいと思われるため、そのストレスを軽減するため休眠に入った冬に行うようにしてきたつもりだ。特に、つる仕立てのバラには注意を要する。そんな事を百も承知で、今の時期になってどうしても移植しなければならないつるバラが出てきてしまった。

 

イメージそれが、2009年に世界バラ連合殿堂入りを果たした銘花中の銘花、グラハム・トーマスである。
我が家においてはクラウン・プリンセス・マルガリータとの素晴らしい共演を果たしているグラハム・トーマスであるが、絶対に移植しなければならなくなったのだ。理由は極めて単純で、これから行うアプローチの大改修でグラハム・トーマスを植えてあるエリアが、コンクリートで固められてしまう事に他ならない。

ここまで大きく育てたグラハム・トーマスであるが、移植によって今年の一番花の全滅、最悪の場合は枯死のリスクを伴うが、致し方なしである。やらなきゃアプローチの改修工事が出来ないんだ。

 

イメージ今の時期は目ざましい勢いでステムが伸びてゆく。やらねばならないと分かった時点ですぐやらねば、どんどんリスクが高くなる。来週まで悩んで・・・、など悠長な事を言っていられる状態ではないのだ。
と、言うわけで一気に移植してしまったのが左の画像。

アーチから引っぺがされて、エアコン室外機の目の前に植えられることになった。今までの一等地と比べれば多少条件は悪いが、それでも午前中一杯は日が当ってくれるし、何よりメインガーデンの中でもかなり目立つ位置になる。グラハム・トーマスの名に恥じない場所であることは間違いない。ちなみに、コイツに与えられた新たな任務は壁の配管の目隠しである。

植え替えしてから4日程経ったが、意外にも新芽には影響が出ていないようで、何事もなかったかのように成長をしている。このまま問題なく定着してくれれば、最高である。

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