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2010.03.28

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses 単管を組む

バラ公園を見学する場合、バラだけを見て終わりにするのではなく、つるバラを支えている構造物がどのようになっているのか見て回るのも、ロザリアンにとっては非常に参考になるであろう。そして、ボクがよく行く一本木バラ公園の素晴らしいつるバラは、単管を組んで仕立てている場合が多い。これは、日曜大工で誰にでもできそうな簡単なものに見える。これを試さない手は無い。

 

イメージそんな訳で去年の秋にアブラハム・ダービーとジュード・ディ・オブスキュア用に単管を組んでいたのだ。

しかし、冬になって実際に誘引してみると、この2本は向かいにあるブラザーカドフィールとア・シュロップシャー・ラドを対にしてアーチ仕立ての方が適切だった事に気がついてしまったのだ。

また、すぐ隣のオベリスク仕立てのつるバラ、テス・オブ・ダーバーヴィルズが1年目にして完全に飽和してしまっている事から、配置替えを行うことにした。

こういった事は冬に行うべき作業なのは重々承知であるが、あまりの寒さに面倒になってしまい、先送りとなっていた計画である。しかし、気がついたら3月下旬になってしまい、すでに芽が動き出しまったのだ。今やらないと、さらに困難になると思い、一念発起して行動を起こすこととした。
やることは、単管をバラしてテス・オブ・ダーバーヴィルズ用に仕立て直すのである。下記は、初めて単管を組んだ時の画像を交えながら、組み方を解説するものである。

 

イメージ単管はホームセンターに行けば入手可能で、しかもそんなに高いものではないので、安く済ませたい人にはもってこいの素材だ。
ただし、その庭に丁度合った長さの単管を置いてある事は殆どないと思うので、必要な長さにカットして使うことになる。よって、単管を切断するスライダーを使わせてくれる店で購入すべきである。参考までに、ボクはカインズホームで入手し、切断まで行っている。

これは必要な長さにカットした単管。φ25.4mmだ。一本木公園ではもっと図太い単管を使用していたが、ボクの庭ではφ25.4が太すぎず、細すぎずのサイズに思えた。当然、大きい構造物を作る場合はそれに見合った太さの単管が必要だ

 

イメージこの手の構造物は、基礎が非常に重要だ。

ちゃちな基礎ではグラグラして頼りない。しかし、金はかけたくない。

店内を歩き回った結果、重量ブロックが最も安いという結論に到達。

 

イメージモルタルと、庭に転がっている小石を混ぜ合わせてコンクリートを作り、単管を立てて流し込む。

乾燥するまで待つ。

 

イメージ目的の場所に穴を掘り、埋め込む。

 

イメージクランプを使って、縦と横を固定する。

ここまで固定すれば、かなりがっちり感が出てくる。多少の地震では倒れないと思われる。ちなみに、高さは2m以上、幅は180cm程度である。

店にスライダーさえあれば、単管の切断は簡単。大した工具がなくても組み立てまで可能なので、興味のある方は物怖じせずにドンドン挑戦してみてほしい。

蛇足だが、ペンキで茶色に塗ったりしてもよい。色を塗ることによって単管最大のダサいという欠点がかなり軽減されるであろう。しかし、ボクの場合はペンキが超面倒なので、色を塗らずに組んでいる。

ちなみに、右下に写っている、オベリスクに絡まっているバラがテス・オブ・ダーバーヴィルズ。1年目にして既に飽和状態。明らかに狭い。
「オベリスク=つるバラ」の方程式があるが、実際にはあまりにも狭いのだ。

 

イメージ針金を張ってテス・オブ・ダーバーヴィルズを誘引しなおした。オベリスクと違って、スペースはガラガラに空いている。

やっと専用の場所を与えてもらえた、テス・オブ・ダーバーヴィルズ。本領を発揮するのは、この単管を埋め尽くすほどに成長してからだ。

春になると気力が戻り、体が動くようになってくる。
来週は、アブラハム・ダービー、ジュード・ディ・オブスキュア、ブラザーカドフィール、ア・シュロップシャー・ラドの4本でアーチ仕立て作業を行う予定だ。

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