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2010.01.31

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses 接ぎ木に挑戦

バラを増やす方法としては、実生(みしょう)法接ぎ木芽接ぎ挿し木などの方法がある。
実生法は、育種家が新品種を生み出す方法であり、一般的に言って素人が手を出せるものではない。
挿し木は、それを行うときにはもっともお手軽な方法であるが、もっともダメな方法だと考えている。高度に改良された四季咲きバラは、自根では生育すらままならず、まして四季咲き性を発揮することなど出来ないと考えているからだ。何年も粘ったあげく、結局ものにならないのであれば、最初から2000円出してプロが作った接ぎ木苗を買った方が断然楽である。
よって、もっとも簡単かつ確実な方法は接ぎ木か芽接ぎである。

ところで、各種バラ雑誌を読むと、接ぎ木の方法が解説されているものが多くある。そういった情報を目にするにつけ、ロザリアンならば接ぎ木にも挑戦したくなるのは当然の事である。しかし、ここで2つの問題が発生する。「種苗(しゅびょう)法」「台木の入手」である。

種苗法とは聞き慣れない言葉であるが、砕けて言うと著作権のようなものである。みだりにCDやDVDを複製し、まして利益を上げることが法律で禁じられているように、バラも権利で守られている。もちろん、バラだけではなくてその他の園芸植物や、イネやイチゴと言った農作物にも適用されている。増やすのは簡単であるが、創り出すのは大変なので、権利で守る必要があるのだ。
ボクは法律の専門家でなければ学んだ事もないので、種苗法に目を通してみても何を言っているのかよく分からない。そして、よく分からないのであれば権利が残っていると思われる品種に手を出すのはやめておいた方がよい。
ところで、ヤフオクなどを覗いてみるとエブリンの挿し木苗などを平気で販売している人がいるが、これはやめた方がよい。CDを複製して販売しているのと同じである。法律で300万円以下の罰金、さらに育種家から損害賠償を求められる可能性がある。小遣い稼ぎのつもりが大変な社会的制裁を食らうことにつながりかねない。ここは確実に権利が切れているピースやオールドローズなどの品種を、しかも営利目的なしに個人の遊びの範囲内で行うのが無難である。

次に台木の入手が問題となる。近所の園芸店に足を運んでも、まず台木などは売っていない。よく考えてみれば当然の事で、気前よく台木などを販売したら近所中で増やされて商売にならなくなる。もっとも一般的な台木入手方法は、愛好会やサークルで入手したり、近所のノイバラの種を採取したり、台木から伸びる台芽を挿し木したりということが考えられるが、いづれもボクには当てはまらない。しかし、インターネットを使って手に入らないものはない。クリームティという通販ショップで入手が可能だ。ここはメジャーなものからレアな品種まで、膨大な数の品種を扱っている。日本未発売のイングリッシュローズも手に入るので一度は目を通してみると何か新しい発見があるかもしれない。

接ぎ木の方法は各種バラ雑誌や、ネット上で膨大で検索する事が出来るが、おおよそ下記の様である。

 

入手した台木。
頭をカットする。
結構固くて力がいる。

怪我に注意。
さらに半分にすると、1本の台木が2本に増える。
裏技?
縦に切り込みを入れる。
接ぎ木の中で、で最も難しい作業。
下図のように穂木を準備する。

芽の正面側は斜め45度に
芽の反対側は2,3cmほどそぎ落とす。

道具がないので、切り口が汚い。

ちなみにこれはピース。
台木に穂木をセットする。
図のように形成層同士を合わせる
両方あっているのが一番と思うが、片方だけでも良い。これを怠ると失敗するらしい。

接ぎ木テープ。

すごくよく伸びるテープだ。
ぐるぐる巻きにする。
ホームセンターにて、200円でろうそくをゲットする。

それを湯せんにかける。

ろうそくを湯せんにかけるなど、小学校以来かも。
ろう付けをする。

さっとつけるのがコツ。
赤玉土100%のポットに植えつける。

肥料は入れない。
零下にならない場所で養生する。

ボクは3階の、カーテン越しに日が当たる場所に置いている。
夜間は2,3度、日中は12,3度というところか。
1週間後、芽が動き出した。

芽を起点にしてろうがピキピキと割れ始めた。

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