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2010.01.10

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses 寒肥 2010

年末の事であるが晴れた日の朝5:30。放射冷却の影響で外気温は−10度であった。1月の今でも晴れた日の朝などは−10度前後に下がっていると思われる。ちなみに−10度を下回ると、寒いという感覚を通り越して、もはや顔面が痛くなってくる。鉢バラの土などはコンクリート隗の様にカッチカチに凍りついてしまっている。そんな苛酷な環境下でもボクが考えている以上にバラは寒さに強く、枝は硬く引き締まり、冬眠状態となって春の訪れを待っている。まったく動きは見られないが、むしろこの寒さにあたることによって生命力が増し、その身に強さをまとったかの様である。

話が逸れるが、金魚は薄氷が張る様な水温で冬眠することによって初めて、春の訪れとともに産卵するという。室内やヒーターで育てている金魚は産卵しないのだ。バラと金魚を結びつけるのは余りにも強引であるが、バラにも全く同じことが言えると考えている。バラも寒さにあたって冬眠し、春の訪れとともにその殻を打ち破って初めて、春の爆発的な開花を迎えることが出来るのだ。産卵も開花も生殖行為であるという点では一致しているので、この考え方は的外れではないと思う。だからこそ、この−10℃の寒さは大歓迎である。

前置きが長くなってしまったが、冬の到来はバラ栽培においてシーズンの終了であると同時に、来シーズンに向けた準備を進めるスタート地点でもある。バラ栽培のスタートともいえる冬に行う大きなイベントは、剪定・誘引・そして寒肥がある。剪定・誘引は前倒しで12月中に済ませているため、1月となった今では枝に鋏を入れることはあまりない。
次なる段階は寒肥である。シーズンを通して花を咲かせ続けた株元の土壌は少なからず疲弊しており、そこに牛フン堆肥や油粕などを施すことによって土を柔らかく・豊かにする寒肥は、来たるべく春の一斉開花を迎えるための必須のイベントと考えている。また寒肥を施すことは根切りにつながるが、適度に切った根は新しい根の再生によって株の活性化につながるであろう。そして、寒肥を施すことのもう一つの大きな利点は、春・夏・秋には見ることのできない、根の異常を発見できることにある。
12月末にコンスタンス・スプライやストロベリー・ヒルをはじめとした西側と南側のバラたちには寒肥を施していたのだが、年末および年始の思わぬ積雪で作業がストップしていたのだ。雪が解けるまでしばらく待っていたのだが、10日ぶりに地表が現れたので残りの株に寒肥を施すべく作業を行うこととした。

 

年末・年始の積雪。
この状態では寒肥を施すのに手間がかかる。

雪が解けるのを待つことにした。
10日程待つとやっと雪が解けて作業が出来る環境が整った。

寒肥えに使うのは牛フンがメイン。そして骨粉入りの油粕である。
これはウィリアム・シェイクスピア2000

株から20センチほど離れたところに穴を掘る。例外なくカナブンの幼虫が出てくるが、地植えでは被害は軽微なために無視するに限る。運悪くスコップで真っ二つにしてしまうと、非常に気分が悪い。

穴を掘る際、根がブチブチ切れてしまうが、気にする必要はない。

穴を掘ったら次は牛フンをスコップ山盛り2杯いれる。
次は油粕をスコップ1杯。
埋め戻して完了。

山になるが、自然に沈むので気にしない。

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