本文へスキップ

2009.11.30

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses いまだに蕾のバラ 2009

時間がたつのは非常に早いもので、あと30分で12月になる。12月ともなると、もはや気分は冬だ。しかし、ボクの庭を見渡してみると、意外にも開花直前になっている蕾が無数にあることに気がつく。あるものは黒点病で殆ど葉を失い、あるものはうどん粉病で葉が変形してしまっている。さらに、この寒さだ。しかし、これらのマイナス要素に耐えながら確実に蕾を熟成させ、遂に開花直前の状態になっている蕾達を見ると、何とか開花してくれないものかと考えてしまう。

そんなことを思いながら蕾を一つ一つ観察すると、ウィリアム・シェイクスピア2000はまたしても最高の一輪を見せてくれそうだ。すでに濃厚なオールドローズ香を身にまとっており、あと1日だけ暖かい日が来れば開花しそうである。この状態で開花すると、かなり長期間にわたって至高の一輪を楽しむことが出来るのだ。ボクにとって特別なバラ、ウィリアム・シェイクスピア2000は今シーズンも期待を裏切ることはなかった。
オクラホマの蕾はいつの間にこんなに成長していたのだろう。完全にノーマークで全く気がつかなかったが、漆黒の花弁をまといながら僅かながらにある暖気の到来をじっと耐えながら待っているかのようだ。もし開花すれば黒バラの真骨頂ともいえる花が楽しめるかもしれない。ただし、この寒さでは開花が厳しいと思う。このまま開花できないで終わるのはあまりにも勿体ない蕾なので、鉢栽培の利点を生かし、温かい玄関にとり込んでいるんだ。
モダン・タイムズ、ハーロウカー、フォールスタッフやレディ・エマ・ハミルトンなどは黒点病やうどん粉病にやられながらも開花できるかもしれない。
絶望的と思えるのは、アンブリッジ・ローズやシスター・エリザベスなどの蕾である。現時点で全く色づいていないこの状態では、開花させるのはビニール袋保温をもってしても厳しいだろう。非常に残念であるが、剪定時にバッサリ切り落とさなければならないだろう。

それにしても、50株も保有していれば下手な鉄砲も数打てば当たるものである。去年は11月の中旬に花が完全に途絶えてしまったのだが、12月になってもこんなに沢山の花が現存しているのは嬉しい事だ。一般的な花木であれば一季咲か、ある季節のみで花が終わるものが殆どであるが、バラは違う。はるか昔、奇跡的に四季咲き性をもったコウシンバラが誕生した自然のいたずらと、その四季咲き性をバラに定着させた先人たちの努力と偉業は到底計り知れるものではない。

 

ウィリアム・シェイクスピア2000 オクラホマ
ハーロウ・カー モダン・タイムズ
シスター・エリザベス アンブリッジ・ローズ

<<Back           Return to TOP           Next>>

copyright©2002 shinzou all rights reserved.