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2009.11.29

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses 2009 誘引作業

何回か申し上げているように、長野の冬は寒いので本格的な冬が到来する前につるバラの誘引作業は終わらせてしまいたいと考えている。ロザリアンは「冬こそ楽しい」と公言してはばからないが、10分と耐えられない凍てつく寒さの中で誘引作業を行っても、楽しいどころか辛いだけである。誘引時期をきっちり守った結果、あまりの寒さでいい加減な誘引で終わってしまうのであれば、時期を前倒しして確実な誘引作業を行いたい。
と、いうわけで今日はジュート・ディ・オブスキュア、アブラハム・ダービー、テス・オブ・ダーバーヴィルズ、ア・シュロップシャー・ラド、ブラザー・カドフィールそして、クラウン・プリンセス・マルガリータと銘花グラハム・トーマスの誘引作業を行った。

ジュート・ディ・オブスキュア、アブラハム・ダービー、テス・オブ・ダーバーヴィルズ、ア・シュロップシャー・ラド、ブラザー・カドフィールは最も日当たりの悪いゾーンに植えられている。これらは耐陰性があるとされる品種だが、日当たりの環境が悪いため流石に繰り返し咲性は全然良くない。しかしボクはこれらをつるバラとして扱っているので、気にする必要はないのだ。つまり、つるバラは年に一度一斉開花すれば目的をほぼ達成できることになるので、四季咲き性は2の次、3の次である。これらのバラは、繰り返し咲かない代わりにつるバラとして必要な伸長力は十分に発揮できるから全然OKである。今年は1年目なので大して伸長していないが、来年・再来年頃には大きく枝を伸ばし、見ごたえのある景観を作り出してくれるはずである。

 

イメージブラザーカドフィール。
トゲの少ないしなやかな枝を2m以上は伸ばしている。

枝を誘引できるフェンスなどの構造物を準備していないので、竹ざおを使って水平に誘引した。
来年はしっかりと固定できるように構造物を準備したい。

 

イメージジュート・ディ・オブスキュアとアブラハムダービー。

葉が茂っている間は目立たたなかったパイプ菅だが、葉をすべて落として枝を誘引すると菅が丸見えになってしまう。致し方なしといったところだ。ちなみに、この菅は一本木バラ公園でつるバラを支える構造物として使われており、それを見て真似して作ったものだ。幅180cm、高さは2m以上あるから、かなり大きく成長しても問題なく誘引できる優れものだ。。
ちなみに、これらも植えて1年目なので、数本の主幹枝があるのみであるが、来年には枝数が圧倒的に増えるはず。まだまだこれからである。

 

イメージこれはテス・オブ・ダーバーヴィルズ。剛直な枝に大きなトゲをびっしり従えている頑固な品種である。1年目の今年は剛直なベーサルシュートを3本発生させた。
途中、バラゾウムシとうどん粉のダブルパンチでシュートの先端をやられてしまったが、秋になって先端が再生し再び成長を始めている。

小型のつるバラとして扱える伸長力があり、今年は何とかオベリスクに収まったが来年は全部収めるのは絶対無理だな・・・・。しかし、たとえ伸びたとしても、隣のパイプ菅に誘引すれば問題は起こらないはずである。

 

イメージこれはクラウン・プリンセス・マルガリータとグラハム・トーマスのアーチ。遂に、念願だった頂上に枝が到達。来年の爆発的な開花が待ち遠しい。

ジュート・ディ・オブスキュア、アブラハム・ダービー、テス・オブ・ダーバーヴィルズ、ア・シュロップシャー・ラド、ブラザー・カドフィールの5本は植えてから1年目の株なので、誘引にかかる時間は大したことがなかったが、クラウン・プリンセス・マルガリータとグラハム・トーマスは枝数が桁違いに増えているため、流石に手ごたえがあった。つるバラは年を追うごとに巨大化するので、誘引作業のやりがいと、それに伴う結果も年々大きくなるものである。

まだ温かいうちに行う誘引は、体力的にも余裕があるし、なによりも余裕をもった思考で作業が出来る。想像力をかきたてられて、誘引作業は非常に楽しいものである。

 

イメージ誘引後は仕上げの剪定を行う。今シーズン活躍した主幹枝から伸びたステムを切りとる。切る位置は主幹から3芽程度のこす。充実した芽の上で切りとる。

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