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2009.09.18

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses 殿堂入り グラハムトーマス

1976年 「ピース」
1978年 「クイーン エリザベス」
1981年 「ドフトボルケ」
1983年 「アイスバーグ」
1985年 「ダブル デイライト」
1988年 「パパ メイアン」
1991年 「パスカリ」
1994年 「ジャスト ジョエイ」
1997年 「ニュードーン」
2000年 「イングリッドバーグマン」
2003年 「ボニカ’82」
2006年 「ピエール ドゥ ロンサール」 「エリナ」

これらは現在2万品種以上あるとされるバラの中で世界で最も愛され、そして未来も愛され続けることが約束されている超エリート品種である。言わずと知れた「バラの殿堂入り」を果たしたバラである。「バラの殿堂」は、3年に1度開催される世界バラ会議で、1品種(2006年は2品種)のみに授与される世界で最も栄誉ある賞だ。41カ国にある各国バラ協会は各々3品種を選出し、最終的に上位5品種を選抜、さらにその中から1品種を選ぶというから、バラの殿堂入りを果たす=バラの歴史に残る銘花と認められることと相違ないだろう。そのことを踏まえながら改めてその顔触れをみてみると、なるほど。確かに横綱の風格をもつものばかりだ。

そして2009年、バンクーバーで開催された世界バラ会議で「グラハム トーマス」が殿堂入りを果たしたのである。イングリッシュローズの受賞は初のことである。このことはデビッド・オースチンのホームページを見ていて初めて知ったのだが、第一感想は、選ばれて納得というか、当然の結果ではないかとすら思えた。現在、世界中で愛されているイングリッシュローズの中でもとりわけ愛されている「グラハムトーマス」が選ばれるのは自然なことだ。また、殿堂入りしたバラの名にはエピソードがあるものが多い。「ピース」は大戦中に世界の平和を願ってつけられた名前。「パパ メイアン」は初代の愛称。「イングリッドバーグマン」は大女優の名。そして「グラハム トーマス」も、オールドローズを今日の姿に導いた功績者「グラハムSトーマス氏」の名前をいただいており、過去に殿堂入りしてきたバラたちに全く引けを取っていない。

ところで、イングリッシュローズ図鑑を紐解くと面白い記述を見つけることができる。なんと、「グラハムトーマスは現在、最高の品種ではないかもしれない。」と書いているのだ。裏を返せば、イングリッシュローズの中にはグラハムトーマスより素晴らしい品種があると言っているのだ。確かに、最近作出された品種をみると、素晴らしい香りに確実な四季咲き性を持ち合わせた魅力的な品種が数多くあるので、この記述に偽りはないだろう。ここで一つの疑問がわく。なぜ最高の品種でないグラハムトーマスが殿堂入りを果たしたのか?である。その答えは次に続く一文に集約されていると思うのだ。「価値がある品種であることに変わりはない。」一概に耐病性や四季咲き性だけで測れないバラの魅力の奥深さを垣間見ることができる。

 

イメージバラについて無知だったとしても、店頭に並んでいる鉢苗に咲いている花を見るだけで、グラハムトーマスの魅力の一端を垣間見ることができる。深みのある花色は、その他のバラとは一線を画す。事実、ボクはこの花色が購入の決め手となった。その時は、グラハム S トーマス氏のことや人気品種だということなんて全然知らなかったのだが、その場で見る者を引き付ける魅力がある。

今後我が家のグラハムトーマスがどのように成長していくのか非常に楽しみだ。

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