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2009.05.31

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses ストロベリー・ヒル開花 2009

イメージデビッド・オースチン・ロージスより2006年に発表された比較的新しい品種、「ストロベリー・ヒル」の開花が始まった。6月も目前になってからの開花は、長野と言う土地柄に加えて、日当り条件が多少悪いことに起因すると思われる。それにもかかわらず、肝心な蕾の数は多すぎてとても数えられない程だから、多花性と言っていいと思う。

ところで、ストロベリー・ヒルの1輪だけをクローズアップして見てみると、決して豪華ではない。もっと豪華なバラは他にも沢山あって、エブリン、ウィリアムシェイクスピア2000、そしてクラウン・プリンセス・マルガリータ等が思い当たる。では1輪の豪華さでは負けてしまう「ストロベリー・ヒル」はそれらより劣るのか?と言われれば、それは全くの間違いで「ストロベリー・ヒル」は大変魅力的なバラである。一歩下がって全体を眺めるとその魅力にすぐに気が付くことができる。一言で表現するならば、「ワイルドでしなやか。しなやかでワイルド」

 

イメージ「ストロベリー・ヒル」は樹勢が大変強くて、あっという間に成長するパワーを持ち合わせている。冬にあれだけ剪定したにもかかわらず、5月末の時点で早速手に負えなくなるほどの成長を遂げている。そして、巨大で鋭利な棘をもっているので、誘引・剪定・花ガラ摘みなどの作業時に「引っ掻かれたら最も痛いバラ」である。そんなワイルドな「ストロベリー・ヒル」であるが、咲かせる花は大変やわらかな風合いだ。そのアンバランスさ加減が絶妙だ。豪華過ぎて花が下を向いてしまう事もなく、正面を見せながら咲いてくれる。また、それだけで勝負出来てしまう美しい照り葉と相まって、全体的に見て非常にバランスが取れている。そして花もちが大変良くて、1花の寿命が長い。これだけで十分に魅力的なのに、独特な強烈な香りも身にまとっている。さらに、黒点病・うどんこ病にめっちゃ強いので病気についてはほぼメンテナンス・フリー。「ストロベリー・ヒル」はケチのつけようのない大当たりの品種である。最近、ボクの中でストロベリー・ヒルがアツい

 

イメージ満開を迎えたストロベリー・ヒル。通りに面したコイツは、ご近所様の一番人気だ。しょっちゅう話しかけられるようになった。

奥に咲くのは同じく満開を迎えている「エブリン」。

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