本文へスキップ

2009.05.14

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses 黒赤バラの写真の撮り方

バラを趣味にしている方であれば、それを写真に撮っている方も多いと思う。しかし、ボクの経験上、バラは難しい被写体である。もちろん、普通に撮ればそれなりの結果が得られるのだが、そのバラが持つ魅力まで写し込めている場合は、少ない。

ボクはバラの他にも写真を趣味にしており、自分で言うのも何だけど、世間一般の方々よりも写真を撮るのがうまいと自負している。そこで今回は「黒赤バラ」のボクなりの撮り方を紹介したい。ちなみに、今回の使用カメラはNikonのD70という、一昔前のデジタル一眼カメラだ。マジ撮りする際にはNikonのF6という最高峰のフィルムカメラを使ってリバーサルフィルムで撮影するのだが、そこまでする方は少数だし、そう言った方に本コラムは不要である。(マジ撮りはコチラ)

よって今回は気軽なデジカメを使って、特殊な技を使わずに「黒赤バラ」の魅力を引き出す撮り方に的を絞っている。ちなみに、今回撮影対象となったのは「オクラホマ」。黒赤系銘花「パパ・メイアン」の兄弟である。

ところで、黒赤バラの魅力とは何か?であるが、答えは極めて単純で、黒味がかかった濃い赤色こそがその魅力である。そこで、さっそく黒赤バラの目の前に立ってシャッターを切ってみると、下のような写りをしている場合が多い。一見キレイであるが、その魅力を写し撮っているかと言われれば「否」である。黒味がかかった濃い赤色が表現されていないから、この写真はボツである。そこで、ちょっとしたワザを使って撮った完成品が2枚目である。

 

イメージ Nikon D70
Nikkor 35mmF2D
露出補正 0

 

イメージ Nikon D70
Nikkor 35mmF2D
露出補正 -1.0

 

2枚目は濃い赤色が表現されて、その香りも漂ってきそうな雰囲気である。これであればボクの中ではそれなりにちゃんと撮れた気になれる。では、1枚目と2枚目で何を変えたのか。それは、「マイナスの露出補正をかけた」のである。ここで露出について語ってしまうと話がメッチャ長くなってしまうので割愛するが、この手の赤色は明るく写りすぎる傾向があるので、本来の赤の色合いを表現する場合は、マイナスの露出補正をかけるとよい結果が得られる。一眼レフであれば絶対にこの機能は付いている。また、それなりのコンパクトデジタルカメラであれば、露出補正機能は付いているので説明書を参照いただきたい。
このように、撮れば見たまま写ると思っている方が多いと思われるが、赤が大きく画面に入っていたり、シビアな色あいを求められるケースでは思うようにいかない場合が多い。その場合は露出をプラスやマイナスに振って撮影すると一味違った写真が撮れるので実行してみてほしい。

ところで、露出補正云々の前に、基本的な下記事項に気を使わなければ意味が無い。
(1)美しい花を選ぶ。
(2)ブレ写真はNG。
・ブレないためには、風が止むまで意地でも待つ
・手ブレ写真は問題外。しっかりカメラを構える。
・それが無理なら三脚を使用する。
(3)ピンボケ写真はNG。
・しっかりピントを合わせる。
・オートフォーカスならば半押しフォーカスロックを駆使する。


慣れてくると、+αの要素も欲しくなってくる。ボクがいつも気を使うのは背景だ。
(1)余計なものは入れない。今回は鉢を玄関扉の前に移動させて、余計な背景を排除している。クルマや電柱など、生活感のあるものが写っていると幻滅する。
(2)今回は、左後ろに蕾を写し込むようにして、次も咲く期待感も持たせた。
(3)後方にボカした花を写してもキレイだ。
(4)コンパクトデジタルカメラで背景がうまくボケない場合は、望遠側にズームして近くに寄って撮ってみよう。それなりにボケるはず。望遠は手ブレしやすいので注意。

 

イメージ背景に気を使って撮った一例。バラは「アンブリッジ・ローズ」。そして後ろに咲くのはクレマチスの「ハーモニー」。

Nikon D70
Micro-Nikkor 105mmF2.8D
絞りf13。

 

イメージ 写真は一朝一夕で上手くなるものではないが、頑張ればある一定のレベルまで行けると思う。写真にハマるとそれこそ泥沼の世界だが、バラをやっているならば写真をちょっとかじってみるのも、悪くないと思う。


Nikon D70
Nikkor 35mmF2D
露出補正 -0.7

 

イメージマイクロ(マクロ)レンズで接写しても面白い。


Nikon D70
Micro-Nikkor 105mmF2.8D
露出補正 -1.3

<<Back           Return to TOP           Next>>

copyright©2002 shinzou all rights reserved.