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2009.04.12

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses バラゾウ虫(クロケシツブチョッキリ)

イメージマダム・ピエール・オジェとオクラホマから蕾が発生した喜びもつかの間、その場で新芽の先端に小さな黒い虫がついているのを発見してしまった。

バラゾウ虫である。

ロザリアンならば知らない人はいないと思われる性質(タチ)の悪い害虫である。バラゾウ虫の被害は深刻で、コイツに比べたら、アブラムシなど可愛いものとすら思えてしまう。バラゾウ虫は樹液を吸う甲虫だが、被害に遭った新芽や蕾は萎れてパリパリに乾燥してしまう。
下の写真はバラゾウ虫の被害に遭った新葉である。パリパリに乾燥している。被害が葉だけならば許せる気もするが、大切な蕾にも危害を加える悪質な害虫である。むしろ、栄養が集中する蕾は大好物なはずだから、蕾の発生シーズンは最重要マークされるべき害虫だ。

 

イメージ ここで役立ったのが、「バラ界のファーブル先生 Dr.真島康雄のバラの診察室」という本だ。書店でたまたま見つけて買った本だが、大変参考になる。一般的な書籍は害虫対策として農薬の散布方法について記されているが、この本は害虫の生態について非常に詳細に、そして分かりやすく説明されており、他書とは一線を画す。早速バラゾウ虫のページを紐解くと、バラゾウ虫被害の初期症状について説明されているが、まさに下の写真の通りであった。(マダム・ピエール・オジェの葉裏)。急いで他の株を見ると、「ポート・サンライト」「オクラホマ」「ウィリアム・シェイクスピア2000」など、至る所でこの初期症状が確認できた。つまり、他にも一杯いるってことだ。

実は、マダム・ピエール・オジェについていたこの痕には、だいぶ前から気が付いていたのだが、バラゾウ虫の仕業とまでは考えが及んでいなかった。これはバラゾウ虫の仕業であると、身をもって体験したので、今後は見過ごさない。そう言った意味で、この痕がダレの仕業か、知っているか知らないかでは大きな違いがあると思う。

ちなみに退治方法だが、直接的手法(潰すとか、真っ二つにするとか)は何となく気が引けるので、間接的手法?を取ることにした。「バラ界のファーブル先生 Dr.真島康雄のバラの診察室」では幼虫の頭に油を垂らすと窒息すると書かれているが、それをヒントにさせて頂いた。インスタントコーヒーの空きビンにサラダ油を1cmほど入れ、その中にバラゾウ虫を落とすことにしたのだ。その効果たるや絶大。バラゾウ虫はちょっとした刺激を与えると、死んだふりをしてポロッと落下して逃げてしまうが、それを逆手に取るのだ。真下に油入りの瓶を用意して刺激を与えると、バラゾウ虫は例外なく死んだふりをしてポロッと落下するが、その先はサラダ油のプール。見た感じ、10秒くらいで成仏しているように見える。

後記になるが、初めての発見から約1か月にわたって確固たる意志で徹底的にやっつけ続けた結果、被害が激減し、ほぼゼロになったことを付記しておきたい。

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