本文へスキップ

2009.04.04

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses 一体何もの?

妻と娘たちがご実家に帰省しているので、羽を伸ばし放題である。一週間働いて待ちに待った土日。仕事もしなくてよい完璧に自由な日。このような日(チャンス)は年に数日しかない。何はともあれまずは、しばらくの一人暮らしで荒れてしまった部屋を一通り整理整頓し、オデッセイとムーブのタイヤ交換、そして先日大人買いしたイングリッシュローズ5株をスリット鉢に植え付けるなどして、充実した午前中を過ごすことができた。しかし午後になると時間を持て余すようになったので、近所の園芸店をハシゴすることにした。イングリッシュローズを5株まとめ買いした直後なので、流石に目的はバラ苗ではなかった。ハーブ類や宿根草など安くて細かいものをチョコチョコ集めたいと思っていたのである。と言いつつも、やはり各店のバラ苗コーナーは気になる存在であり、半ば習慣のように何が置いてあるかチェックしながら回っていた。そして、3件目の店に入った時である。目を疑うような大苗が目に留まったのである。

「ゴールデンセレブレイション 980円」
「ウィンチエスターカセユドラル 980円」
「ブラザーカドフィール 980円」

980円・・・だと?

これらはイングリッシュローズの名前に似ている。
「ゴールデンセレブレイション」とは「ゴールデン・セレブレーションのことか?」
「ウィンチエスターカセユドラル」は「ウィンチェスター・キャシードラル?」
「ブラザーカドフィール」は「あのブラザー・カドフィールだよね・・・。」

「でもまてよ?」なぜかどれもツルバラと書かれているではないか。確かにゴールデン・セレブレーションはツル仕立てが出来るが、ブラザー・カドフィールやウィンチェスター・キャシードラルは、ボクの認識ではツルバラではない。

これらは一体何者なんだ?

それ以上の情報(タグ)が無く、「タグが取れちゃった、去年の売れ残りの安売りか?」「それとも、これは名前が似ている全く別の品種か?」「そもそも、根本的になにか間違えていないか?」などと頭の中で大論争が始まってしまった。それもそのはず、これがイングリッシュローズであるとするならば、これら3つをまともに買えば1万円程度の出費を覚悟せねばならないのに、3本で2940円だから、超が付くお買い得品だ。逆に、全く別の何か(たとえば無味無臭の高芯剣弁咲きの花とか)が咲いた場合は、「キミは一体ダレですか?」となる。買うか買わまいか、非常に悩む。

ウデ組みしながら20分は悩んだだろうか、結局買ってみる事にした。ゴールデンが接頭につくバラはいくつかあれど、どう考えても「ブラザー・カドフィール」という名前を持った別の品種があるとは思えない。この3本はイングリッシュローズの「ゴールデン・セレブレーション」「ウィンチェスター・キャシードラル」「ブラザー・カドフィール」に違いない。もし、全く別の花が咲いてしまった場合は、「品種違いでしたよ?」と言って突き返せる気がする。

購入した苗を持ち帰り、その特徴を調べる事にした。3本のうち2本はこれと言った特徴が無く、花が咲くまで調べようがないが、「ブラザー・カドフィール」の苗については特徴的でトゲが殆どない。さっそく、ネットでブラザー・カドフィールについて検索をかけたところ、その特徴としてトゲが少ないとされている。「やっぱりそうか。キミはイングリッシュローズのブラザー・カドフィールか。」2か月後には芍薬と称される大輪と、素晴らしい芳香を楽しませてくれるハズだ。

少々の疑問があるが、買ったからには平等に接さなくてはならない。明日、いつも通りのやり方でスリット鉢に収め、ゴールデン・セレブレーションに関しては西側の壁側に地植え予定だ。違うものが咲いたら返品するつもりであるが、その頃には情が出て「品種不明」として育て続ける事になるかもしれない。この3株については、咲くまで落ち着かない日が続く。


<<Back           Return to TOP           Next>>

copyright©2002 shinzou all rights reserved.