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2009.02.28

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses バラの剪定講習会

2月28日、NPO法人長野市環境緑化協力会が主催する「バラ作り講習会」に参加した。題材はバラの冬剪定である。参加のきっかけは自発的なものではなく、母が勝手に予約を入れて、「あんた行ってきて。」と言われたからである。剪定方法などは、書籍で何度も目を通していることもあって乗り気はしていなかったのだが、特に何も予定が入っていない晴天の休日。500円という安価な参加費も手伝って、顔を出すことにした。参加するからには500円分の収穫は持ち帰らなければならない。

講習会場となった八幡原史跡公園は、武田信玄と上杉謙信の川中島の合戦が行われた場所と言えば大半の方には分かっていただけると思うが、現在では広い公園になっている。ちなみに、我が家からクルマで10分程度で到着できる。到着すると思いのほか大勢の参加者がいて、バラの愛好家がこんなにも沢山いるのかと驚かされた。年齢的にはボクがダントツに若かったのだが、参加されている方々の意欲的に学ぼうとする姿勢に感心してしまった。趣味や、やりたい事があるということは、それは即ち活力の源泉となっていると言う事であろう。

実際の講習だが、予想通りHTの剪定を主としたものであり、イングリッシュやオールドローズに当てはまらないものであったがしかし、参加して良かったの一言に尽きる。HTの剪定は深く切り詰めると言う事は書籍で何度も目にしていたのだが、百聞は一見に如かず。参加者一同が「勿体ない!」と声を上げるほど、情け容赦なくバッチンコバッチンコと切りまくっていた。先生曰く、「迷ったら切りましょう。」(名言)という言葉が印象的だった。下記の写真は先生が行ったHTの剪定のBEFOR/AFTERである。一見元気そうに見える太い立派な枝も、「内側を向いている。」「込み合っている。」「古い。」といった理由で根元から切り落とされ、剪定後には数本の枝のみとなってしまった。先生曰く、コンテストに出す方はもっと深く切り詰めるとのこと。これをイングリッシュローズに当てはめていいものかと思ったが、大変参考になった。

 

BEFOR AFTER

 

公園内に植えられているバラを使って実際に実技ができたのも貴重な経験だった。「どうせ自分のバラじゃないし」ということで、もったいぶらずにバチバチ切ってやった。その結果、先生の手直しゼロで合格だった。それが下記の画像である。
BEFOR AFTER
講演では、書籍の中で何回か目を通しているが、半信半疑であった事にも言及されており、それを確信に変える事が出来た事や、気になっていたことについて解決できたことも大きな収穫である。

・四季咲きバラ・・・今年伸びた枝の先端に花をつけ、剪定を繰り返すことによって、繰り返し花をつける。
・つるバラ・・・・・・・今年伸びた枝には花をつけず、来年開花する。シュートを伸ばす際には、春から秋にかけて上にまっすぐ伸ばし(竹竿とかで固定するとよいらしい)、冬に横に倒す(誘引する)。
・シュラブ系・・・・・・四季咲きバラとつるバラの中間的存在で、仕立て方によってどちらにでもなる。
・HTに関しては、旧い枝を間引き、シュートを発生させて、株の若さを保つ。古い主幹枝を残すと新しいシュートが発生せずに株が老朽化していく。
・根は横に張るので、株の周りに肥料を施すとよい。
・植え込みの際には、ようりんや牛フンを施す。
・芽出し肥は即効性のあるもの。
・アザミウマ類には組織浸透性のあるものがよい。
・土壌の深さは50cm程度欲しい。
・長野では、剪定時期は2月の終わりごろ(今頃)が良いらしい。
・冬場に落葉しなかったモノはムシってよし。
・一般的に挿し木は難しい。特に黄色系は挿し木に向かないらしい。

今回のバラ講習会で感じた事は、神経質にならずともバラは咲く。という事を学んだ気がしている。植え込みの実技もあったのだが、ポイントを押さえてさえいれば他は結構適当。剪定だってとにかくバチバチ切ればあとはOK。という感じだった。そして、何でもそうだが実際にプロの実技をこの目で見る事はためになる。本でいくら読んだとしても、それを実践しようとすると疑心暗鬼になってしまうが、目の前で実演して頂くと、「やっぱりそうか」と確信が持てる。バラだけにとどまらず、興味ある分野でこのようなイベントがあれば積極的に参加したいと思ったバラ講習会であった。

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