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2008.12.08

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses シャリファ・アスマとセント・セシリア

寒波が来れば氷点下7度までさがり、庭の土がバキバキに凍りつく季節に突入。あるものはすべて落葉し、あるものは霜で葉が焼けてしまい、本格的な休眠に入ったかのように見える。冬の到来を目の前にして気が滅入ってしまうが、バラは勿論、ヒメシャラやカエデ等はすでに来年の芽を形成しており、木々の生命力を感じる今日この頃である。

そんな12月初頭、長野市にある「ころぼっくる」という園芸店に立ち寄ると、2009年のイングリッシュローズの大苗が入荷されていた。以前立ち寄った時には先行予約を行っていたのだが、遂に苗が入荷されて、予約が入らなかった苗が並んでいたという訳だ。これを見て物欲爆発(平常運転)。2009年の秋冬苗を目の前にしながら、この物欲を抑える事が出来るはずもない。
エブリン、G・ハーマイオニー、ジュード・ジ・オブスキュア、ダークレディ、エグランタイン、スキャボロ・フェアー、ジュビリー・セレブレーション、セント・セシリアなどが並んでいたから、選び甲斐はある。最新品種という触れ込みにはあまり興味が沸かないが、2007年作出の「ポートサンライト」をみつけて一瞬面白そうだと思った。しかし、5980円というプレミア価格を見て断念。最新品種はさておき、素晴らしいフルーツ香を持つと言われるジュード・ジ・オブスキュアは手に入れたいと考えており、実際に店頭にも並んでいたのだが、残念ながら他の苗たちと比べて貧弱にみえた。この株を3980円で購入するのは如何なものかと悩んでいるうちに、すぐ横にあったシャリファ・アスマに目が止まったのだ。

 

イメージ元々、シャリファ・アスマはその素晴らしい芳香から、購入の筆頭候補だったのだが、夏になると花が貧弱になってしまうとのことで、候補から外していたのだ。しかし、その株は生命力にあふれ、剛直な枝が4本も出ており、誰がどう見ても隣のジュード・ジ・オブスキュアより立派である。さんざん迷った挙句、この枝ぶりに負けて、ジュード・ジ・オブスキュアは先送りにし、シャリファ・アスマを手に取った。
購入候補から外れていたシャリファ・アスマだったが、思わぬかたちで手に入れてしまった次第である。

 

イメージシャリファ・アスマを手に取った時点で速やかにレジに向かえば良かったのだが、腕組みをしながら周りをうろついているうちに、もう一株手に入れたくなってしまった。
そして、「セント・セシリア」の苗を見ながら、あいまいな記憶をたどる。この苗はたしかつるバラで、購入候補に入っていた気がする。枝ぶりも立派だったことも手伝って、こいつも購入してしまったのだ。
帰宅後に「セント・セシリア」がその品種だったか確認してみると、ボクの記憶は全くいいかげんで、購入候補だったのは「セント・スウィザン」であった。「セント・セシリア」はつるとは無縁の、未だかつて一度も候補に挙がったことのない品種であった。このような勘違いが無ければ手に入れる事はなかった品種だが、こんな縁もよいかと思う。

 

ちなみに、平均的に2000円くらいでイングリッシュローズを手に入れているのに対して、今回は1鉢3980円で手に入れたから、相当奮発したことになる。8000円も出費する覚悟があれば、楽天でポイントを合わせれば4本は軽く手に入る。それでも、実物を見ながら買うのは安心感が違う。苗の状態を見て急遽品種を変更できたり、勘違いから思わぬ品種と縁が出るのすら、醍醐味の一つである。シャリファ・アスマとセント・セシリア。ボクの庭でどのような活躍をしてくれるのか、今から楽しみだ。

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