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2008.07.27

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses バラの土

庭を始めてから、ヒメシャラ、モミジ、ドウダンそしてバラを9株地植えたが、試行錯誤や失敗を経験し、各種の本を読んで、こうすればよい結果が得られるのでは?という自分なりの方向性が見えてきた。

失敗例 <珊瑚閣モミジ>
植付け後、1ヵ月ほどで株元から2/3の葉が黄色く変色、落葉していった。
珊瑚閣モミジがこの様な状態になってしまった理由だが、赤玉土(中粒)6と腐葉土4で作った土壌に珊瑚閣モミジを植え付けていたが、後になって誰かに、「これでは土が軽いから黒土も使った方が良い。」などとアドバイスを受けたのだ。確かに、土が軽いがために台風などで木が倒れては困ると思ったので、早速黒土を買って来たのだが、おバカなボクはその黒土を根の周囲表面に厚さ10cmほどで乗せただけでそのままにしておいたのだ。その結果、表面の黒土が水の浸透を妨げ、真下の根に全く水が届かなくなってしまったのだ。その事実に気がつかず10日ほど経つと、下から徐々に黄色く変色し始め、1か月半程度経った頃には2/3の葉が黄色くなってしまったのだ。
この事実に気がつかず、現状を打破するために移植を決行した。移植後、株元に水をやったところ、黒土が邪魔をして水が全く浸透していかないことに初めて気がついたのだ。10分経っても水がたまっている状態だ。すぐに地表の黒土を取り除き、軽い土に入れ替え、マルチングを施したところ、約1週間後にあり得ないほど大きな新芽が部分的に吹き出てきた。この調子で復活してくれるといいのだが・・・。
黒土を使うならば十分に混合しなければならなかったのだが、それを怠って妙なことををしたがために招いたミスだ。今思えば、黒土など全く不要だったと思う。

成功例 <ヒメシャラ・ドウダン>
真っ白で図太い根がグングン張っていた。
赤玉土(中粒)6と腐葉土4で作った土壌にヒメシャラを植え付けていたのだが、その場所は狭く、すでに一部の枝が屋根に引っかかってしまっている状態だった。庭の大改造に伴い、我が家のシンボルツリーとすべく場所を庭の中心に移し、のびのびと枝を広げられる場所に移植することにした。移植の際に分かったのだが、真っ白で図太い根がたったの1か月半で伸び始めていたのだ。珊瑚閣モミジと違い、水の浸透性が極めてよく、土の状態も空気を沢山含んでいて、やわらかい根が張り易い状態となっていたことが成功の秘訣と思われる。その他に、ドウダンツツジも同様の植え付けを実行しており、その結果分厚い葉がギンギンに生い茂っており、順調な生育ぶりを発揮している。

次に、デビッド・オースチン「イングリッシュローズ図鑑」の土壌の項を読むと、深くて肥沃な土壌を好み、植えつけの際には腐葉土を沢山すき込むと良いとの記述がある。用土の混合比率は明記されていないが、キーワードは「たっぷりと」とだそうだ。そして、マルチングはバラの質を高めるとも書いてある。他の書籍には、赤玉土(6)腐葉土(2)牛フン(2)などと、牛フンを混合させているものが多く見られる。そしてマルチングの必要性を同様に説いている。

ここで、我が庭の基本用土を見てみると、黒土ライクな土壌で深さは約60〜70cm程度ある。この黒土ライクな庭土は、乾燥して強風が吹くと学校のグラウンドのように砂埃が舞い、逆に雨などで水分を大量に含むと水を通さない粘土のような重い土になる。そして、50cmほど掘っていくと、水分をため込んだ湿った層に突入する。自分自身の成功と失敗、そして各種書籍の情報から考えると、ボクの庭にバラを植え付ける場合は下記のように植え付けるのが良いと考えている。

(1)植え穴の大きさは、直径・深さ伴に40〜50cm。
(2)穴の最下層に元肥として、腐葉土・牛フンたい肥・市販のバラの肥料をを混ぜたものを10〜15cmほど入れる。
(3)庭土5、腐葉土2.5、牛フンたい肥2.5と言いたいところだが、これでは庭土が水の浸透を邪魔する傾向が出るため、庭土2.5、市販の赤玉土(中粒)2.5、腐葉土2.5、牛フンたい肥2.5、もしくは市販の赤玉土(中粒)5、腐葉土2.5、牛フンたい肥2.5がよいと考えられる。そして、それらをよく混ぜる。
(4)植付けは地面より数センチほど低めにして、庭土を使って株の周りにダムを作ってウォータースペースをつくる。
(5)市販のマルチング材で株元を覆う。

毎朝、一株当たりバケツ1/3杯弱の水を株元に撒いているが、乾燥した夏の暑い一日を過ごさなければならない幼いバラ苗にとって、その量は僅かに思え、無駄なく水分を根に浸透させる必要があると考えている。ここで水を通しにくい庭土の割合を減らし、赤玉土・腐葉土・堆肥を十分にすき込むことによって、撒いた水が確実に根まで到達するようにすることが大事だ。さらにマルチングによって地表の乾燥を防げば、根が乾燥することはなさそうだ。そして、時間が経って根付けば水やりの回数を減らせるのではないかと踏んでいるのだ。
ちなみに、この条件に最も近いのが、3回目に植え付けたエブリンとストロベリー・ヒルだ。2回目に植え付けたレディ・エマ・ハミルトン、サマーソング、ティー・クリッパーは、牛フンは十分すき込まれているが、腐葉土がやや少ない上に赤玉土を使わない庭土だけのブレンドなのでやや重い気がする。
ところで、デビッド・オースチンのWebサイトではかなり広範囲な土壌まで適応できると書いてあるので、あまり神経質になる必要はないとも考えている。それでも、あるを尽くしてバラを植え付けてあげる事は、今後のバラの成長にとって重要であるハズだと素人ながらに考えているので、次回からの植え付けには上記のような植え付けをしようと思う。これが良いか悪いか分かるのは来年、再来年になるだろう。

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