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2008.06.04

shinzou's Roses コラム

shinzou's Roses イングリッシュローズ図鑑

イメージ 突然だが、何かを始める時に最初に出会う書籍は今後の方針を決定づけてしまうほどの影響力を与える。おぼろげにハーレー・ダビッドソンに憧れながら初めて手にした書籍は、実際にハーレーを手に入れるまでボロボロになるまで読み返した。あれから10年以上経ち、ハーレーを降りた今でもその本だけは捨てることができずに今も所有している。
他にも、写真を始めた時、運良く良書と出合えたがために、それを虎の巻として写真を趣味として確立でき、それなりの実力をつける事が出来た。いい加減に編集されたような本を手にしていたらココまでハマらなかったであろう。このように、ボクが何かにハマるとき、必ずその陰には「良書」の存在があるのだ。

そして現在はバラにハマっているが、バラはおろか、ガーデニング歴すらも1か月半という超ド素人だ。そんなド素人には、やはり良書が必要だが、本屋・実家等を探しても「これだ!」と思う本に中々出合えずにいた。しかし、イングリッシュローズに的を絞っているボクは必然的にある一冊の本の存在を知る運命にあった。

それが、「イングリッシュローズ図鑑」だ。

そもそもこの本はイングリッシュローズの父、デビッド・オースチンが書いた本という事からして違う。ページ数は約300、しかも5000円!!これだけでそこらの本とは一線を画す本である事は容易に想像できる。高額なので買うか否か一瞬迷ったが、思い切って購入してしまった。

本を開くとまず驚かされるのが写真の美しさだ。数年前、デジタルカメラの実力が低く、しかし爆発的な普及をした頃、あらゆるジャンルの書籍は酷い写りの写真が氾濫しており(特に一般雑誌類は見るに堪えなかった)、その結果、本から遠ざかってしまっていたが、この本はそういったものとは桁外れに違う。デビッド・オースチンが作り上げたバラの美しさを最大限に引き出しており、高度な技術をもって撮られた写真はまるで絵画と見紛うほどだ。本を開いた瞬間、まず写真でガツン!とやられてしまった。ここまで写真に妥協のない本は、(写真の書籍を除けば)他に1冊しか知らない。「写真に妥協がない本」は「丁寧に作られた本」と判断してもよく、しかもそれはデビッド・オースチンが書いた本とあれば、イングリッシュローズの本でこれ以上のものがこの世にあるはずがない。

この2・3週間、この本を開かない日はなかったが、書いてある内容も写真以上に素晴らしく、迷える子羊に進むべき道を示してくれた。よくある「こうするべき!」といった断定的な表現は殆ど見あたならないのだが、かと言って曖昧ではないのだ。まずはイングリッシュローズへの接し方をこの本から教わった気がしている。今後はもっと深く読み込む事によって、イングリッシュローズをもっと楽しむことが出来るハズだと考えている。この本は間違いなくボクにとっての「良書」となるハズだ。

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