AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
購入

ボクのレンズシステムは少し前までは、14-24mmf/2.8G, 2414G, 5814G, 8514D, 328D, 600mm(テレコン)となっており「最後の一ピース」と題して「3514G」を購入したのは約半年前の話である。2414G, 3514G, 5814G, 8514Dがあればボクの日常的なシーンを99%をカバーできるため、3514Gの導入に伴ってついにシステムが完成の域に到達したという、ある種の達成感みたいなものを味わう事が出来た訳だ。


しかしである。


達成感をもってこのシステムを眺めていたはずなのに、次第に135mmや200mmという「中望遠域」がすっぽりと抜け落ちている事がどうしても目立ってきてしまうのだ。この隙間を埋めたいと思ってしまったが最後、これを埋めなければ気が済まないといういつもの病気を発症してしまったが、ボクのホームページを訪れ、ボクの独り言にお付き合い頂いている方であれば、ボクのこの気持ちを120%程度はご理解・ご賛同頂けるものと思っている。その時の顛末は先稿にて既にご紹介させて頂いているのでここでは割愛するが、結局のところ「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」を導入する事になった。既に、手元にある。


「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」


非常に長い名称を持つレンズだが、ニコンユーザーであれば知らぬでは済まされないレンズで、通称大三元と呼ばれるf/2.8通しズーム3本のうちの1本だ。ボクの強いこだわりはそれが「単焦点」レンズである事。しかし、超広角域だけは他に替わるものがないので、これまた大三元14-24mmf/2.8ズームレンズの使用を唯一の例外として認めてきた。そして今回、中望遠域もズームレンズの使用を自分自身に認めることとなった。ニーニーと言う究極の200mm単焦点レンズがあるが、旅行・風景・夜景・様々なシチュエーションでの使用を考えた場合やはり70-200mmがベストチョイスとなるだろう。

メーカー希望小売価格としては32万円程度の純然たる高級レンズであり、実質的な購入価格はマレーシアにて22万円弱程度だった。これを以て2414Gを抜いてボクが最も大枚を叩いて購入したレンズとなった訳だが、ここで違う見方をしてみたい。以前、5814Gでも同様の調査をした事があるが実はこの70-200mmは高級Nikkorレンズの中においては最もお値打ちで、最も良心的な価格設定とも言えるのだ。

下記の表は2014年10月現在の税込みメーカー希望小売価格、レンズ重量、そしてグラム単価を示したものである。一番最初に200mmオーバー単焦点レンズの度肝を抜かれるような価格設定が目が行ってしまうが、ハチゴローを除くとグラム単価は意外にも安く、最もグラム単価が高いのはボクのメインレンズ「5814G」だってことが分かる。吹けば飛ぶような1グラムに533円ものっかっている超高級レンズ。それが「5814G」である。

モデル名称 希望小売価格(円) 重量(g) グラム単価(円/g)
AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED 293,760 1,000 294
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED 280,800 900 312
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II 324,000 1,540 210
AF-S NIKKOR 200-400mm f/4G ED VR II 1,080,000 3,360 321
Ai AF Nikkor 14mm f/2.8D ED 254,880 670 380
AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED 293,760 620 474
AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G 248,400 600 414
AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G 205,200 385 533
Ai AF Nikkor 85mm f/1.4D IF 162,000 550 295
AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G 232,200 595 390
AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR II 885,600 2,930 302
AF-S NIKKOR 300mm f/2.8G ED VR II 788,400 2,900 272
AF-S NIKKOR 400mm f/2.8E FL ED VR 1,485,000 3,800 391
AF-S NIKKOR 500mm f/4G ED VR 1,209,600 3,880 312
AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR 1,533,600 5,060 303
AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VR 2,181,600 4,590 475

それでは、最もグラム単価が安いレンズなどれだろう?と目を凝らして見ると意外や意外、「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」が最も安いのだ。1グラム当たり210円で5814Gの半分にも満たない。

しかもケチって安いのではなく何とEDレンズを7枚も使用している贅沢仕様にしてこのグラム単価を誇る。

これはいわば完全に量産効果だろう。工業製品の常識だが、同じものを大量に作れば、おのずと製造コストは下がる。本レンズは大三元の中で最も数が出るレンズであり、その出荷数量たるや「5814G」や「2414G」のような開発コストが高い割には数が出ないマニアックレンズの比ではない。

ボクは「2414G」、「3514G」、「5814G」といったグラム単価がメチャ高のレンズに投資してきた。それによって素晴らしい描写を手にする事が出来たが、そろそろボクもこのような恩恵を享受してもいいだろう。

以上を以てボクのレンズシステムは以下となった。
隙は、無いはずだ。

14-24mmf/2.8G
24mmf/1.4G
35mmf/1.4G
58mmf/1.4G
85mmf/1.4D
70-200mmf/2.8G
300mmf/2.8D
600mm (x2テレコン使用)


機種 D4 「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」

焦点距離 135mm

初撮りの一枚であり、ボクの事を安心させてくれた一枚。期待以上のふんわりボケで単焦点と見紛う。駄レンズだったら一発目からこんな画を叩き出すハズがない。

ボクのこだわりは焦点距離のキリ番「70mm」, 「85mm」, 「105mm」, 「135mm」, 「200mm」で撮影する事。一度決めた焦点距離は動かさず、構図は自分の体で前後左右上下にカメラを移動して微調整するのがボクの絶対的なルール。撮影距離によって実効焦点距離が変わるという特性を持つレンズだが、それでもこれは譲れない。なぜならば、この体を使った微調整こそが本当に大事な事だからだ。ズーミングで構図は作らない。

初撮りに選んだ焦点距離は「135mm」、絞りはF4。ボクは、自分が住む場所の玉ボケ発生ポイントを知り尽くしていると思っていたが、このポイントでも玉ボケが出来ることを今日初めて知った

新しいレンズは、いつだってボクに新しい発見をもたらしてくれるんだ。
レンズ AF-S NIKKOR
70-200mm f/2.8G ED VR II
露出モード 絞り優先オート
絞り F4
露光時間 1/160s
ISO感度 ISO140 (自動制御)
露出補正 +0.3
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 135mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
VR ON
ピクチャーコントロール ビビッド
三脚 手持ち

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