AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

ボクのシステムは以下のようになっているのだが、

AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G E
AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G
AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
AiAF Nikkor 85mm f/1.4D IF
AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
AiAF-I Nikkor ED 300mm f/2.8D IF

これらレンズの中で最も持ち出し頻度・撮影枚数が多いのがこの「3514G」である。35mmという焦点距離はボクにとっては見た目に自然であり、風景・夜景・スナップ・接写・ポートレートなどなど、何でも撮れる大切な焦点距離だからに他ならない。

マジキチF1.4Gシリーズの中では目立たない3514Gであるが、その正体はあの5814Gに匹敵するほどの夜景性能を持ったスペシャルレンズであることは見落としてはならない大切なポイントだ。ニコン・イメージングの3514Gの作例ページを参照すると、「夜景や星の撮影に高く評価されたNoct-Nikkorの思想を受け継ぐ描写力」との一文を見つける事が出来るが、これはまさにその通り。

サジタルコマフレアについては絞り開放の画像を等倍観察すると隅に小さな小さなサジタルコマフレアが認められるものの、それとてF1.6, F1.8, F2と絞りこむうちに目立たなくなり、たったF2.2でほぼ消失する。これは点光源再現性に特化した5814Gと同等の性能であり、初めてこれを体感したときは非常に驚かされてしまった。サジタルコマフレア・解像力・光芒の育ち方などを考慮すると、本レンズにおける夜景スィートスポットはF2.8〜F5.6程度の範囲であり、逆に言えばここまで絞ってあげるだけで十分以上の描写性能を発揮するレンズだと言えるだろう。2414Gと同じく、画面全域に渡って「ち密」な描写をする3514Gの夜景写真は、その他一般的な普及レンズでは到底到達できないものだ。解像力については開放から2段絞ったF2.8で既に素晴らしい解像力を発揮。さらにF4、F5.6と絞ると「スゲェッ!」と言わしめる怒涛の如く解像力が高くなる。

また、全てのF1.4Gシリーズに共通する事だが、例外なく3514Gも非常に美しいボケ味を持ち合わせたレンズだ。どのような距離感で撮影しても、合わせたピント面から前後に向かってボケるボケ味が大変美しいレンズで、2線ボケなど発生する事は皆無。このボケ味をもってしてもダメと感じられるのでしたら、他に選べる35mmレンズはかなり限定されるだろう。

また、目にとまった被写体に好きなだけ寄って撮影できる「扱いやすさ」、そしてその「質感描写力」も特筆すべきポイントだろう。


機種 D4 「AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G」

絞り F4

これが「3514G」の実力。しかも、この描写力を持ってしてもまだF4という余裕・パワーも見逃してはならないポイントだ。
レンズ AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G
露出モード 絞り優先オート
絞り F4
露光時間 4s
ISO感度 ISO200
露出補正 +1.0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 35mm
AFモード LVモード拡大鏡マニュアルフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 小型三脚・レリーズケーブル・ミラーアップ


機種 D4 「マルタ Spinola Bay」

絞り F5.6

ボクが重視するのは解像度ではなく、「質感描写力」

その他の35mmレンズではどのようになったのかはボクには分からない。それでも、マルタ共和国の一角を見た目以上の質感をもって描き出す3514Gの質感描写力には脱帽させられる。
レンズ AF-S Nikkor 35mm f/1.4G
露出モード プログラムオート
絞り F5.6
露光時間 1/125s
ISO感度 ISO200
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 35mm
AFモード LVモード ノーマルエリアAF
三脚 手持ち


機種 D4 「AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G」

全ナノクリF1.4Gシリーズに共通して言えることは、ボケ味の美しさ

例え大三元24-70mmF2.8G(E)をその手にして35mmのF4で同じように撮ったとしても、これと同じボケ味を手に入れることは叶わぬ夢である。35mmに於いてこの絶品ボケが欲しければ3514Gを入手する必要があるのだ。

つまり同じ35mmのF4で撮影にするとしても、1段絞ってF4になるのと、3段絞ってF4になるのは雲泥の差と考える。
レンズ AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G
露出モード 絞り優先オート
絞り F4
露光時間 1/30s
ISO感度 ISO200
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 35mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール ビビッド
三脚 手持ち


機種 D4 「AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G」

サムイ島 「Intercontinental ロビーエリア」

タイサムイ島で滞在したリゾート「The Sunset Beach Resort and Spa」のすぐ隣にある「Intercontinental」のロビーで撮影した風景。

このときはこのような絶景が待ち受けているとは夢にも思っていなかったのだが、「とりあえず」装着していた「3514G」が役に立った。3514Gは何にでも対応できる万能な焦点距離を持ったお勧めレンズだ。
レンズ AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G
露出モード 絞り優先オート
絞り F8
露光時間 1/800s
ISO感度 ISO200
露出補正 -0.3
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 35mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 手持ち


機種 D4 「AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G」

絞り F4

この写りやばい。やばすぎる。これが、3514Gのパワー。レンズには一言も二言も言いたい皆様も、画像隅々に渡って徹底的にご観察頂ければと思う。その圧倒的なパワーを前にすると、「コイツはやっぱりスゲーレンズだな・・・。」と認めるしかないだろう。

誰が何と言おうと実際問題として3514Gはド級の性能を持ち合わせており、このレンズを使って不満に思うのであれば他に使うレンズは殆ど限られたものになる。最高のレンズを手にしたら、それを使って何をどう撮るかが問題だ。
レンズ AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G
露出モード 絞り優先オート
絞り F4
露光時間 2s
ISO感度 ISO200
露出補正 +1.0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 35mm
AFモード マニュアルフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 ポータブル三脚・レリーズケーブル


機種 D4 「AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G」

絞り F2

逆光で光る鼻先の「産毛」にピントを合わせる努力をしている。ナノクリと言えども流石にフレアが僅かに発生しているが、ボクはそのレンズの荒探しをして「あーだこーだ」言うのは好きじゃない。出るときは出る。そんな議論をする努力よりも、そのレンズの良いところを探し出し、使いこなそうとする努力をしたいものだ。
レンズ AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G
露出モード プログラムオート
絞り F2
露光時間 1/4000s
ISO感度 ISO200
露出補正 +0.7
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 35mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール スタンダード
三脚 手持ち


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