AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

単焦点レンズを主に使用している方々には、それぞれ「得意な焦点距離」があると思うが、ボクが得意としている焦点距離は35〜85mmである。それとは逆に、苦手な焦点距離があるのも事実で、ボクが最も苦手としている焦点距離は他でもない24mmである。なので、24mmにしてメーカー希望小売価格が「14-24mmf/2.8G」と同じ「293,760円」というド級の価格をもつ、「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」だけは絶対にあり得ないと考えていた。実際にコイツを試写してしまうまでは!とにかくコイツはスゲェレンズだ。そのインパクトたるやナノクリF1.4G四柱のご神体の中でもラスボス的なレンズだと言って間違いないだろう。

このレンズの破壊力は、「広角レンズは絞り込んで使うもの」という常識を覆す、24mmレンズとしてはド級のf/1.4という明るさにある。試写した瞬間、このレンズが叩き出す圧倒的なボケ味にマジで一目惚れ。娘たちのポートレートが主たる被写体であるボクにとって、「こ・・・、これは絶対に欲しい!」と一発で2414G菌が脳内感染してしまったのをよく覚えている。その後シンガポールのカメラショップ各店舗の店主と価格交渉を繰り返して挫折するなどしたのち、諦めきれずに遂にマレーシアで購入した。サンニッパを含め、単焦点レンズとしては最も大枚を叩いたものになる。購入価格は約21万円だった。

個人的にはレンズは開放から少し絞ったところがスィートスポットだと考えているのだが、例えば14-24mmを2段絞るとF5.6となってしまう。しかし2414Gの場合は2段絞ってなおF2.8という圧倒的な明るさを持つ。現場で使ってみればこの2段の違いはとても大きいものなのだ。明るさが正義。明るさこそ正義だ。

上記の明るさと関連するが、風景・夜景撮影時で絶大な威力を発揮するのも2414Gの特筆すべき特徴だろう。夜景撮影時の「サジタルコマフレア」については、絞り開放f/1.4ではサジタルコマフレアの発生が認められるが、1段絞るとぐっと小さくなり、2段絞ると完全に消失する。F2.8〜F4で全ての点光源を点としてとらえ、画面全域にわたってキメ細やかで端正な描写が得られる。その「ち密さ」たるやあの「大三元14-24mmF2.8G」をも上回る「ち密」な描写をしてくれるので、風景・夜景・細かい装飾がちりばめられた建築物など、プロフェッショナル用途で扱うにはこれ以上の24mmレンズはないだろう。

総じて言うと例え14-24mmF2.8Gを所有し、これを以て広角は極めたと思ったとそれ一本で全てをまかなえる訳ではなく、ギリギリの撮影シーンになればなるほど2414Gがその優位性を発揮する。とはいえ、このレンズは常人には理解できないであろう「狂気の沙汰レンズの極み」。このレンズは、このレンズの素晴らしさをを理解できる方たちのだけのために、そしてニコンの技術力を世に知らしめるために開発・製造された、「超・贅沢レンズ」なのだ。

コイツは、マジキチF1.4Gシリーズの中でも最強(凶)の一本だ。


機種 D4 「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」

サムイ島 「The Sunset Beach Resort and Spa」

これが2414Gが織りなす描写力、表現力。

静止しているものがない長秒シャッターなので、解像力が求められるシチュエーションではないが、「その他のレンズ」で果たして同じものが撮れるかどうかはボクには分からない。

分からないんだけど、2414Gによるこれらの写真を見て、ボクはすごく満足しているんだ。
レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F5.6
露光時間 2.5s
ISO感度 ISO200
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード LVモード 拡大鏡マニュアルフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 三脚・レリーズケーブル・ミラーアップ


機種 D4 「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」

絞り F4

写真において最も大事なのは50万円オーバーのボディでも、30万円のレンズでもない。「そこに行って、それを撮ろうとする行動力」。写真撮影において、これ以上大切な事は他にないだろう。

しかし例えそうだとしても、その瞬間を最高峰のレンズで切り撮る。2414Gを手にした者にしか手にできない珠玉の瞬間がここにある。
レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F4
露光時間 5s
ISO感度 ISO200
露出補正 +0.3
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード LVモード 拡大鏡マニュアルフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 三脚・レリーズケーブル・ミラーアップ


機種 D4 「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」

絞り F1.8

ボクが現在居住しているコンドミニアムで撮影した一コマ。

スマホで撮れば目の前のものが写っただけのカットにすぎない場所だが、2414Gで撮ればそれを見る者に与える印象はガラッと変わる。2414Gの絶品ボケぶりはこのHPで何度も説明させて頂いているが、何度でも説明したくなってしまう。

これが、希望小売価格30万円のマジキチ高級レンズ「2414G」のパワーだ。
レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F1.8
露光時間 1/60s
ISO感度 ISO100
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール ビビッド
三脚 手持ち


機種 D4 シンガポール・マリーナベイ

絞り F8

この、「端整」「ち密」な描写。ため息モノの絶品描写。是非とも画像をクリックして大画面を等倍観察していただき「画像端の点像」までをもじっくり精査して欲しい。

しかしながらどんなに最高峰のレンズを使っていても、そのレンズの実力をフルに引き出せるようにあるを尽くして撮影しなければならない。丁寧に撮れば撮るほどそれは結果として報われることになる。例えば、三脚の使用、レリーズケーブルの使用、ミラーアップの活用などである。

雑な撮影をしていたのではこの描写は決して手に入らないのは今更ここで説明する必要はないだろう。
レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F8
露光時間 5s
ISO感度 ISO200
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード マニュアルフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 ポータブル三脚・レリーズケーブル


機種 D4 「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」

サムイ島 「夕焼け」

3人娘をアクセントに、「2414Gで今しかない瞬間」を切り撮った。

ボクにとってこれ以上の瞬間は、他にない。
レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F8
露光時間 1/3s
ISO感度 ISO200
露出補正 -0.3
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード マニュアルフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 三脚・レリーズケーブル・ミラーアップ


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