AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
再試写

先日、ニコンセンタークアラルンプールにてニコンを代表するレンズ、
「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」
「AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G」
「AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G」
「AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR II」
「AF-S VR Nikkor 300mm f/2.8G IF-ED」

の試写をしてきたとお伝えしたが、普段使っていないレンズを試写する楽しさに味をしめてしまったボクは、調子に乗って再度ニコンセンターに赴き、今度は
「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED (再試写)」
「AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G」
「AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED」
「AiAF DC-Nikkor 135mm f/2D」
「AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR II(再試写)」
「AF-S NIKKOR 400mm f/2.8G ED VR」

を試写してきてしまった。写真好きにとって、気になるレンズを好きなだけ試写出来るというのは幸せこの上ない。

まず第1弾というか第6弾として「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」こと「2414G」再試写の結果をお伝えしたい。前回、ニコンの看板レンズとも言える5本を試写してきた訳だが、もっとも印象深く、もっとも衝撃的で、もっとも脳裏に焼きついたのが2414Gだった。2414Gを試写してしまってからというもの、2414Gの事が頭から離れなくなってしまい、24mmという扱い辛い画角に、本気で20万円を投資してしまおうかマジで検討している始末である。

一般的に言って広角レンズは被写界深度が深く、あまりボケないレンズとされているが、この2414Gの魅力は何と言っても「24mmの常識を打ち破る圧倒的なボケ味」だ。ニコンの光学技術の粋を集めた超広角ズームレンズ14-24mmF2.8Gの開放F値はF2.8であるが、2414Gはその限界をあっさりと超越している「F1.4」。このとんでもない明るさが24mmにも関わらず圧倒的で美しいボケをもたらしてくれる。写真にのめりこんでいる方であれば、このボケを味わったらその魅力に魅了されてしまうのも至極自然な事であろう。

機種 D4 「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」

絞り開放。

24mmの常識を覆すこのボケ量。
惚れ惚れする。
しかしやはり開放、至近距離での撮影におけるピント合わせは至難の業。それを装着するだけで、誰でもすぐに絶品ボケが味わえるような簡単なレンズではない。
AFでドンピンをゲットするにはファインダーをガン見しながら、「その瞬間」にピシッとシャッターを切る必要がある。もしくは、目が良い腕利き職人ならばマニュアルもありだが、ファインダー内の小さな「瞳」を指で追うのは職人芸に近い。

適当に撮影したのではドンピンは得られない、超高難度レンズと言える。
レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F1.4
露光時間 1/125s
ISO感度 ISO400
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール ビビッド
三脚 手持ち

機種 D4 「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」

1/3段絞ったF1.6。

開放から1/3段づつ絞って、F2.8〜やF3.5〜のレンズでは、どう頑張っても味わえない世界を2414Gで味わってきた。

24mmの広角なのに、トロけるような背景のボケ。

この感じはなんだろう。これこそ異次元のボケだ。
レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F1.6
露光時間 1/125s
ISO感度 ISO400
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール ビビッド
三脚 手持ち

機種 D4 「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」

2/3段絞ったF1.8。

ちなみに、ボクが大三元レンズの中心を担う「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED」を頑なに導入しない理由の一つは、標準画角にも拘らずF値がF2.8しかないからだ。標準域でF1.4レンズを常用するボクにとって開放F2.8では、やっぱり物足りなく感じてしまう。だったら例えば58mmというマイナーな固定画角でも、開放F値がF1.4まである「一芸レンズ」に16万を投資したいと思うのは、ボクだけではないハズ。
レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F1.8
露光時間 1/125s
ISO感度 ISO400
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール ビビッド
三脚 手持ち

機種 D4 「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」

1段絞ったF2。

まだまだF2.8まで遠いF2の写り。

ニコンには超広角レンズとして不動のエースレンズ「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」がラインナップされている以上、この2414Gの存在意義はF1.4〜F2.8までの表現力にある。そしてその存在意義があるレンズだ。
レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F2
露光時間 1/80s
ISO感度 ISO400
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール ビビッド
三脚 手持ち

機種 D4 「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」

1と1/3段絞ったF2.2。

ボケが小さくなってきたが、まだまだF2.8レンズより大きいボケ量。
レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F2.2
露光時間 1/60s
ISO感度 ISO400
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール ビビッド
三脚 手持ち

機種 D4 「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」

1と2/3段絞ったF2.5。

ここまで絞れば、ピント面は必要にして十分以上な解像力を持つ。
レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F2.5
露光時間 1/50s
ISO感度 ISO450
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール ビビッド
三脚 手持ち

機種 D4 「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」

2段絞ったF2.8。

7枚目にして14-24mmF2.8Gの開放と同じF2.8となる。F2.8〜のレンズでは背伸びしたって届かないF値が、1/3段刻みにするとこのF1.4, F1.6, F1.8, F2, F2.2, F2.5の6枚分あるわけだが、この6枚に20万出せるかどうかは、人それぞれの価値観に委ねられるだろう。

ボクは、欲しい。

何物にも代えがたい差に思える。
レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F2.8
露光時間 1/50s
ISO感度 ISO560
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール ビビッド
三脚 手持ち

機種 D4 「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」

元に戻して絞り開放。

開放からは十分にシャープで、周辺光量も問題ない。

f/1.4レンズに共通して言える事だが、24mmといえども「ごくうす」ピントだ。開放でドンピンを得るのが難しいのは、5014や5814や8514と共通。むしろ、広角になればなるほど難しいのかもしれない。しかも、このレンズが他と最も差別化できるのは、F1.4〜F2.8にある。それ以上絞って撮影するのであれば、「14-24mm」を使えば良いだけの話なので、ボクの用途で云えば「ごくうす」ピントの中での使用が前提となるだろう。なので、超高難度レンズと断言してもいい。

画角・ピント・値段、全てにおいて難しいレンズだが、近いうちに手にしたい最有力候補だ。
レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F1.4
露光時間 1/125s
ISO感度 ISO400
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール ビビッド
三脚 手持ち

「AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G」 試写へ


TOP