AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR II
試写

先稿からの続きで、写真を趣味としているのであれば誰もが一度は憧れるであろうレンズの試写第4弾。お次はこれぞ憧れ、その名も「ニーニー(AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR II)」である。高嶺の花とは手を延ばしても届かないものを指すが、2414Gや3514Gは本気になって手を延ばせば、手が届いてしまう価格帯である。しかし「ニーニー」になると、86万円というこれぞド級のプライス。
しかも、200mmでありながらあの「サンニッパ」よりも10万円も高額な価格設定となっていることや、大三元レンズ「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」なんかは一段暗いだけで値段が3分の1となっているなど、余程の事情が無ければこの「ニーニー」を手にしようとは思わないだろう。「ニーニー」よりも、「サンニッパ」や「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」を購入するのが自然に思える。

2414Gや3514Gを買う事があっても、間違いなくこの「ニーニー」は買わない。買えない。そう云った意味でこれはガチで高嶺の花。2414G/3514G/8514Gの試写を終え、気分を良くしたボクは調子に乗って「え?じゃあ・・・これ(ニーニー)もいい?」と聞いたところ、まさかのOK。ありがたく試写させてもらった。
ただしこの「ニーニー」はガラスケース内のレンズを使用して手持ち撮影では無くて、大型台座にガッチリと固定されたものが別途用意されており、その場所での撮影となった。その試写レンズは外の景色を撮るように据え付けられているのだが、コンクリートや看板を撮っても何も面白くない。そこで、グルり〜んとレンズを180度回転させて店内に向け、三女をモデルにして撮影した。そんな訳で背景作りにかなりの制限があったので、背景の悪さにはご容赦願いたい。


機種 D4 「AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR II」

絞り開放。

どんなレンズでも、一段絞ったくらいからがスィートスポットだと思っているが、「ニーニー」の存在意義は、F値がF2であること。もしこれがF2.8だったら「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」が存在している以上、このレンズの存在意義は無い。

なので「ニーニー」に関して言えば、開放のF2から安心して使える事は絶対条件だろう。

絞り開放にして撮影した結果は・・・流石「ニーニー」。
レンズ AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR II
露出モード 絞り優先オート
絞り F2
露光時間 1/400s
ISO感度 ISO1100
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 200mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール スタンダード
三脚 大型台座使用

機種 D4 「AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR II」

これも絞り開放。

まつ毛の一本一本まで解像しまくり、背景はボケまくり。

ちなみに、ボクはVR機能は世間一般的に言われているほど使える機能ではないと思っている。勿論、動きが静止しているものを撮影する場合は有効だ。しかし、人物など動いているものを撮影する場合は、被写体ブレがどうしても発生する。事実、固まっている三女でも、やはり動いているので、「瞳」が僅かにブレて写ってしまう。
その結果シャッター速度を上げる必要が出てくるが、シャッター速度を上げれば必然的に手ブレも軽減できる。そう云った意味で最も有効な手法は、少しでも明るく、少しでも高感度耐性が高いレンズ・ボディを使い、そして歩留まりを考えて連写することだろう。
10枚/sで容赦なく連写させて頂き、被写体ブレが無いものを採用した。
レンズ AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR II
露出モード 絞り優先オート
絞り F2
露光時間 1/200s
ISO感度 ISO640
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 200mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール スタンダード
三脚 大型台座使用

機種 D4 「AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR II」

1段絞ったF2.8

開放と比してよく見るとボケ量が小さくなっているのが分かる。欲を言えば背景を変えて撮影したかったが、こればっかりは如何ともし難かった。
ボクのシステムは14mm〜105mm、その次はいきなり300mm、600mmに飛んでいる。つまりこの200mmは空白域となっているのだが、この焦点域は中途半端で使い辛いのだ。そしてレンズ単体も巨大になってくる。そこまでやるんだったら、300mmや600mmの大砲で撮りたい。これが「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」を未だに導入していない理由だったりするのだが、そんななのでますます「ニーニー」は縁遠い一本だ。
でも一度は撮ってみたかったので、大満足だ。
レンズ AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR II
露出モード 絞り優先オート
絞り F2.8
露光時間 1/400s
ISO感度 ISO2000
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 200mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール スタンダード
三脚 大型台座使用

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