不具合!?
AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED

ボクは普段は適当な人間だがこと写真となると、とにかく「しつこ」くなる。世間一般的な人が見れば全く同じ写真にしか見えない物を、やれ等倍にすると0.1mmブレていたとか、やれ空の色が薄いから気に食わんとか、雲の形が気に食わないとか、構図が1cmズレているからダメだとか、そういった些細な理由だけでその場所を再び訪れ、それを撮り直すという事を繰り返している。

この様にとにかくしつこいので、以前撮影した事のある「アイロンモスク(手持ち撮影)」が微妙に気に入らず、これを撮り直してやろうと常々考えいたのだが、遂にその機会に恵まれたので以下にご紹介したい。目的としては超小型三脚とレリーズケーブルを用い、絞り込んだ撮影をする事で、結果については以下をご参照頂きたい。装備は「D4」「14-24mmF2.8G」「2414G」「小型三脚」「レリーズケーブル」だ・・・。

という様な内容の記事になるハズだったのだが、今回の撮り直しによって前々から疑念を感じていた「14-24mmF2.8Gの不調」がはっきりと分かってしまったので以下にご紹介したい。


機種 D4 AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED

絞り F11

これが問題の画像。一般的に見たら「凄いっすね!」と思って頂けるかもしれないが、帰宅してこの画像をモニター上で開いた時、ボクはこの画像を疑念の思いで見る事になった。

「このレンズの実力はこんなものじゃない・・・。」と。

なぜならば三脚・レリーズケーブル・ミラーアップ・絞りF11の解像度マックス仕様で撮ったのにも拘らず、以前に撮った手持ちF4の作品の方が写りが良いって事が一目瞭然で分かったからだ。両者を見比べて頂ければすぐ分かって頂けると思う。

「やっぱり、あの時のあれが原因か・・・。」
レンズ AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F11
露光時間 1/15s
ISO感度 ISO200
露出補正 +0.7
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 14mm
AFモード LVモード 拡大鏡マニュアルフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 小型三脚・レリーズケーブル
ミラーアップ


何があったかと言うと以前、酔っぱらっていた時に、この「14-24mmF2.8G」をD4ごと腰高さから落下させたことがあるのだ。その時はカメラバックに入れていたので、「ガッチャーン!」ではなく「ズルズルズル・ドスン!」だった。

その後、初めて「マスジット・ジャメ」を撮影した時「あれ?このレンズってこんなだったっけ?ひょっとしてあの時の落下?」という疑念がわき、久しぶりに使った「ムルデカ広場」でその疑念を一層強くする事になる。

D4ボディへのダメージも考えられるが、今のところ他のレンズでは同様の不具合は見当たらないため、あの時の落下で「14-24mmF2.8G」のレンズに何らかのズレが発生したのだろうと考えているのだ。

その証拠に、真下の2414Gの美しさは圧巻だ。


機種 D4 「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」

絞り F8

上記カットを撮影し、カメラ機材を一通り片付けて、さあ帰ろうと後ろを振り返るとボクの目にこの景色が飛び込んできた。美しい装飾、ピカピカに磨き上げられた床、そして青空に、ボクの頭の中にイメージがすぐに浮かんできた。

大型三脚を据え、LVモードを使えば中心・水平出しは容易だが、手持ちだと難しい。微妙に角度を変え中心を合わせ、水平を取りながら縦横20枚くらい撮影。完全に水平・中心が来ており、見た瞬間に「スッと入れる」カットを採用した。

ボクの写真は、真正面から撮ったものが圧倒的に多いが、同じ正面でも角度を変えれば全然違う。正面から撮るというスタイルを貫いても、様々な表現が可能なのだ。使用レンズは2414G。美しいシーンには2414Gが相応しい。
レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F8
露光時間 1/125s
ISO感度 ISO200
露出補正 +1.0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード AF-S シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 手持ち

機種 D4 「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」

絞り F8

「アイロンモスク」を後にすると目の前に「ISTANA KEHAKIMAN」が見えてくる。14mmの超広角だと遠近感が強調されすぎるので、20mm程度が丁度良い。

非常に美しいシーンだが、拡大してみると何となくボヤけているような感じがする。これがボクがこのレンズに感じている「違和感」なのだ。
レンズ AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F8
露光時間 1/400s
ISO感度 ISO200
露出補正 +0.3
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 20mm
AFモード AF-S シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 手持ち

ダメージを受けているのは「14-24mmF2.8G」だけとは限らず、「D4」にダメージが来ている可能性もある。現在、D3とD4、絶対に落下させた事がないF1.4Gシリーズや70-200mmF2.8GVR IIを用い、自分が出来うる限界まで厳密なサンプルを全絞りで取得。D3とD4の対比を行い、D4も極めて軽微なダメージを負っているかもしれないが、ほぼ「14-24mmF2.8G」に問題ありという、自分なりの結論が出てきている。

もうちょっと検証して確証が得られたら「14-24mmF2.8G」を修理に出さなくてはならない。ボクはマレーシア在住なので、便利にピックアップサービスと言う訳にはいかず、送付・修理・返送・最終品質確認までには相当な時間を要するだろう。不幸中の幸いなのは、「14-24mmF2.8G」の使用頻度がその他のレンズと比して少ない事だ。

10年以上カメラを続けているが、落下は初めてで、自分に降りかかるまでは他人事だった。この記事を読んで下さった方にはボクを反面教師として、「落下」には気を付けて頂きたいと思っているんだ。

AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED復活?

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