AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
購入



ボクが所有しているマイクロレンズは「AiAF Micro Nikkor 105mm f/2.8D (1993年)」という、発売から22年も経っている代物である。ボク自身、コイツをいつ入手したのか忘れてしまっていた程だが、このホームページの履歴をたどってみるとコイツを入手したのは2004年4月のことであり、気が付いたら11年以上もこのコイツと付き合っている事になる。写真を始めたころに手に入れた50mmF1.4Dや35mmF2Dは既にボクの手元にない事を考えると、ボクが所有するレンズの中では最長保有記録を持っているレンズと言える。

当時の記事を見返すとコイツを手に入れたとき使用していたカメラは「F100」。それにポジフィルムを詰めていた頃であり、そこからボディはF100,F6,D70,D300,D3,D4と、めぐるましい変遷を辿ってきた事を考えると、やはりレンズはカメラボディに比べて相当物持ちが良い製品であり、一度手に入れたら数年単位で付き合い続ける事が出来るものだと言って差し支えないだろう。

しかし、それではボクが「AiAF Micro Nikkor 105mm f/2.8D」を気に入って使っていたかと言えばそれは完全に「否」である。マイクロレンズよりも優先順位の高いレンズが数多にある中、激遅AFでボケはザラザラというこのマイクロレンズを仕方なく使っているうち、気が付いたら11年も経ってしまっていた・・・というのが実情だったりする。ここで言う優先順位の高いレンズとは他でもない14-24mmF2.8G然り、マジキチF1.4Gシリーズ然りであるが、最後に70-200mmF2.8GVRIIを入手した時「システムが完成してしまった・・・。」と心のどこかで素直に悟る事ができたのだ。具体的にボクの揃えたシステムを並べてみると

AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G E
AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G
AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
AiAF Nikkor 85mm f/1.4D IF
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
AiAF-I Nikkor ED 300mm f/2.8D IF

となっており、建築物・風景・夜景・スナップ・ポートレートなどボクが通常使用する14〜200mmについてはこれ以上ないほど鉄壁の布陣となってしまっている。ニコンの看板レンズたるF1.4Gシリーズと大三元で固め、もはや性能的にも官能的にもサチってしまった状態の中、これ以上大枚を叩いて何か他のレンズを追購入したとしても、得られる結果に決定的な有意差は事実上ほとんど認められない事が予想される。
また300mm以上の望遠域に関しては、F1や運動会など年に2〜3回の出動頻度であり、その時だけ少し我慢するだけでよいため大きな不都合はない。

と、言う訳でマイクロレンズについて考察する順番がやっと回ってきて、先日「PC-E Micro NIKKOR 85mm f/2.8D」を試写してきたのだ。PC-Eについては既報のとおり、ボクにはとても扱いきれる代物ではなく、やはり通常のマイクロレンズを選びたい。候補となるレンズは以下の二本。マクロを選ぼうとする際は多くの方がここで迷う事だろう。



AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED 89,640円 (2008年 3月14日)
AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED 128,520円 (2006年 3月24日)


6028Gについては友人所有のものを一度試写させて頂いた事があり、ヒトの目のピント合わせの速さと同じくらいの爆速AFおよび、EDレンズ搭載、ピント面のカリッカリの解像力に驚かされた一本だ。高い性能を持ちながらも手頃な価格設定もうれしい。
105VRについては2006年に発売され、マクロなのにVRが搭載された意欲的な一本。以前は「マクロにVR?邪道!」と考えていた。焦点距離は長年使い慣れてワーキングディスタンスも丁度良い105mmとなっており、扱いやすい一本だ。希望小売価格は約13万円と値段が張る。


なんて事を考えながらも実際問題としてマイクロレンズの出番は少ないため、本当に購入するかどうかは決めていなかった。多分このままいけばそのまま見送られていても不思議では無かったのだが、現有のマイクロレンズ11年目にして遂に転機が訪れる事になる。それはニコンのFXプロモーション「組み合わせてお得! 1・2・3 キャッシュバックキャンペーン 2015年6月20日(土)〜2015年9月30日(水)」である。



これはD810、D750、D610のいずれかと、指定のFX対応レンズを組み合わせると最大で3万円もキャッシュバックされるキャンペーンだ。もちろん、ボク自身としてはD810、D750、D610を購入する事は出来ないのだが、丁度友人が「D810」をキャンペーン期間中に購入したため、2人の力を合わせるべくボクが「AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED」購入の超具体的検討に入ったのだ。ここでなぜ60mmではなくて105mmにしたのかと言うと、それは長年使い慣れた105mmのワーキングディスタンス。このシンプルな理由だけで105mmを選んだ。

まずは定番の価格コムで調査すると「AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED 128,520円」の最安値価格は80,597円(2015年7月現在)で思っていたよりもかなり安い
そしてマップカメラのワンプライス買取りも見逃せない。モデル的に古過ぎて値段が付かないと思っていた「AiAF Micro Nikkor 105mm f/2.8D」のワンプライス買取り価格が何と14,500円(2015年7月現在)ではないか。

つまりメーカー希望小売価格128,520円のAF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDが、「価格コム最安値80,597円−キャッシュバックキャンペーン10,000円−ワンプライス買取り14,500円=56,097円」という超ビックチャンスが到来したのだ。しかも日本に一時帰国するタイミング。

「AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDが56,097円で手に入って、しかも一時帰国のタイミングだったらこれはもう逝くでしょ。」と言う訳でポチッと逝った次第である。

細かい事を言えば本レンズ、発売当初は「Made in Japan」だったのだが時代の流れ、今は「Made in China」となっている。過去のレンズは全て「Made in Japan」で押し通してきたボクにとって初の「Made in China」レンズとなってしまうが、品質管理体制はニコンだし、設備やコーティングは最新だと信じて納得するしかない。そしてその描写力を見れば、生産地の事なんて忘れさせてくれるだろう。

と、ここまで書いて気が付いてしまったのだが、発売からもう9年も経っているにも拘らず、今まで縁が無かったのかコイツを試写した事が一度も無かったりする。初めて触れるレンズは久しぶり。コイツの描写力には相当期待しているんだ。

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