AiAF Micro-Nikkor 105mm f/2.8D

写真を本格的に始めると、小さなものを大きく撮りたくなるのは当然の欲求であろう。例えば花や蝶などの昆虫類である。一昔前にはおまけマクロ的ズームレンズも存在していたが、本格的にマクロ撮影をしたいのであればやはり、マイクロレンズを購入するのが実用的にも精神衛生的にも必要になるのは当然である。

そんな訳で、ボクが所有するマイクロレンズは「AiAF Micro-Nikkor 105mm f/2.8D」であるが、流石に旧さを感じてしまう。本レンズ後継機の「AF-S VR Micro Nikkor ED 105mmF2.8G(IF)」ですら7年前に発売された事を考えると、やっぱり相当旧い。

ボクが所有するレンズの中でぶっちぎりにAFが遅く鈍重であるため、動体撮影には全くと言っていいほど向いていない。マクロレンズという特殊用途を考えると、やはりこいつが本領発揮するのは、静止した物体のマクロ撮影と言えるだろう。
旧いがその描写力は侮れない。蝶の撮影をすると分かるが、体毛の一本、燐粉の一粒や肉眼では分からなかった蝶の羽の網目構造を克明に描写する。1990年代設計とは思えないほどの解像力を持つ。

また、静止しているものであれば中望遠レンズとしても役立ち、旧いからと言ってバカにしていると痛い目を見る程、ヌケの良い克明な描写に驚くだろう。描写力だけに関して言えば、最新のズームレンズなど相手にしないほどの底力を持つレンズである。

ただし、何といってもAFが遅すぎるので、人様にお勧め出来るような代物ではなくなってしまった。


機種 D3 「KL BATTERFLY PARK」

あちこちを飛び回る蝶を、三脚を立てて撮影するのは不可能。ここはやはり手持ちとなる。

ISO感度をオートに設定して、手持ち撮影していた。

少し絞ってあげればかっちり写るその描写は、流石はNikkorレンズだと思う。
レンズ AiAF Micro-Nikkor 105mm f/2.8D
露出モード 絞り優先オート
絞り f7.1
露光時間 1/125s
ISO感度 ISO500
露出補正 -0.3
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 105mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール ビビッド
三脚 手持ち

機種 D3 「ANTS」

現在住んでいるコンドミニアムの敷地内の花の中にいたアリを撮影した。

アリの目にピントを合わせつつ、彼らの配置が最も好ましいものを採用した。このようなものを撮影する際は、はやりマイクロレンズの独壇場となる。
レンズ AiAF Micro-Nikkor 105mm f/2.8D
露出モード 絞り優先オート
絞り F4
露光時間 1/2500s
ISO感度 ISO1100 (オート設定)
露出補正 +0.5
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 105mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール スタンダード
三脚 手持ち


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