ポータブル三脚
FOTOPRO M-5 MINI

夜景撮りではしっかりとした三脚レリーズケーブル、そしてミラーアップが必要なのは今更ここで説明するまでもない基本的事項であるが、場所によっては三脚が使えない場所がある。例えば柵やフェンス・手すりなどが邪魔で、三脚をうまく設置できないことはよくあるシチュエーションだ。その一例としてはシンガポールのマリーナベイサンズの展望デッキがある。ここは相当な高所なので、柵や手すりが設置されており、大型三脚なんて設置できないし、そもそも「三脚使用不可」の貼り紙がある。

こういった場合は (1)なるべく明るいレンズを絞り開放付近で、かつ高感度ISOを用い、両肘を手すりに固定して、自分自身がになったつもりでシャッターを切るか、(2)撮影を諦める。のが一般的な選択肢となるが、(1)の方法はどんなに頑張っても手ブレする確率が高く、またそのレンズが持つ性能をフルに引き出した撮影はできないし、(2)は何も残らない。
否・・・、そのカメラ・レンズが持つ性能をフルに引き出した夜景撮影ができないのであれば、ボクにとっては(1)すらも(2)と大差ないと言える。1秒弱〜数十秒間もの間、たったの0.1mmも微動だにせず止まっていられる人間はこの世に存在しないという意味では、三脚を使わない夜景撮影なんて、どだい無理な話なのだ。

しかし、このような逆境の中でも工夫できることがまだある。それはポータブル三脚の活用だ。[Portable=携帯]という意味のとおり、畳めば手のひらサイズに収まる三脚だが、これは本当に役に立つ。

ボクが使用しているのはFOTOPRO MINIというものだが、三脚に要求される基本的事項「しっかりとした造り」を満たしている。とても小さいから逆に頑丈なのだ。これを手すりに載せて使う。
マリーナベイサンズの展望デッキには三脚使用不可と貼り紙があるが、ここでは一般的な三脚を地面に広げて公共のスペースを余計に使ったり、他の客が足を引っかけてしまったりするのを防ぐためのルールだ。しかし、この超・小型三脚は他人のスペースを使わず、自分のスペースだけで全て完結できる。低ISOで、絞り込んでの長時間露光にも耐えられる。夜景撮りをするのであれば、ポータブル三脚を一つ手に入れておいて、損はないだろう。

これが実際のマリーナベイサンズでのポータブル三脚を用いた撮影風景。こいつがなければ、シンガポールの夜景は撮りようがないのだ。

機種 D4 「AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G」

ポータブル三脚 FOTOPRO M-5 MINI

これがポータブル三脚を使って撮影した風景。デジタル時代になって高ISO感度や、またはVRがもてはやされているが、突き詰めていくと必ず三脚・レリーズケーブル・ミラーアップという昔ながらの撮影方法に行きつく。

手持ちでは絶対に到達できないクォリティ。

8,400円でブレを追放できるのであれば、こんなに費用対効果に優れたものはないだろう。
レンズ AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G
露出モード 絞り優先オート
絞り F4
露光時間 2s
ISO感度 ISO200
露出補正 +1.0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 35mm
AFモード マニュアルフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 ポータブル三脚・レリーズケーブル

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