Adobe Lightroom CC 2015
HDR合成

ボクが今まで使用していた現像ソフトはNikon純正の「Capture NX2」というものだったが、D810以降の新機種のRAWは「Capture NX2」ではサポートされないこととなってしまった。この出来事をもって「Capture NX2」には見切りをつけて「Adobe Lightroom」というソフトに乗り換えたのだが、使い始めは発狂しそうになるほど使いにくいソフトだと思ったものだ。しかし、これに慣れてしまった今では「もはやこれなしでの写真ライフは考えられない」ほどに使い勝手の良いソフトであり、ボクの撮影ワークフローにガッチリ組み込まれているものである。

そんなLightroomであるが、最近大型アップデートが実行され、その目玉の一つはHDR合成(ハイ・ダイナミック・レンジ合成)が実装された事だろう。とても砕けて言うと、露出の違う数枚の画像を結合する事によって、とんでもなくダイナミックレンジの広いRAWを入手出来るようになったのだ。



Lightroom CCでの具体的な操作は以下となる。



HDRをクリックすると以下のようなプレビュー画面が表示され、
結合をクリックすると2枚重ねのHDR.RAWを入手できる。

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機種 D4 「AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G」

HDR合成RAW現像 (-2.0補正 and +1.0補正)

1枚目
マーライオンに露出を合わせたカットだが、背景が真っ暗となっている。

2枚目
背景に露出を合わせたカットだが、マーライオンが真っ白に飛んでいる。

3枚目
LightroomのHDR合成機能で上記1枚目と2枚目を足し合わせたRAWを現像処理をした完成品。マーライオンにも背景にも露出が合っている。HDRを使わないと絶対に無理な表現だ。合成しているか分からなくするのがポイントだろう。注意点としては2枚足し合わせただけで60MBものRAWファイルになる事だ。
レンズ AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G
露出モード 絞り優先オート
絞り F8
露光時間 1s and 10s
ISO感度 ISO200
露出補正 -2.0 and +1.0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 35mm
AFモード LVモード拡大鏡マニュアルフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 小型三脚・レリーズケーブル・ミラーアップ


機種 D4 「AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G」

HDR合成RAW現像 (-2.0補正 and +1.0補正)

1枚目
空をアンダー寄りに撮影し、調整幅を確保。

2枚目
建物・植物に露出を合わせたカットを取得。

3枚目
LightroomのHDR合成機能で上記1枚目と2枚目を足し合わせたRAWを現像処理をした完成品。植物に露出を合わせつつ、重厚感のある空、階段のブルーライトを深みのある色で表現できるようになった。
レンズ AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G
露出モード 絞り優先オート
絞り F8
露光時間 1s and 10s
ISO感度 ISO200
露出補正 -2.0 and +1.0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 35mm
AFモード LVモード拡大鏡マニュアルフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 小型三脚・レリーズケーブル・ミラーアップ

夜景を撮っていると部分的に露出オーバーになったり露出アンダーになってしまうシチュエーションに遭遇する事になるが、HDR合成を使う事によってその悩みが解決できる。素晴らしいのは常用しているソフト、Lightroomの中だけでこれを完結出来てしまう事だ。

注意点としては、個々の画像の位置をソフト内で微調整して合わせてくれるとは言え、三脚を使用してズレのない良質なRAW原版を入手する事は必須だろう。位置ズレに限らずソフトで出来る事は限界があり、手ブレ・ピンボケしたような駄RAWをいくら弄(いじ)っても良くならない。撮影時に出来る事はキッチリやりきってこその現像処理だと思うんだ。

あおり補正

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