ニコンSCマレーシアでセンサークリーニングしてみた結果

機種 D3 出張で訪れた「マルタ共和国・バレッタ」を35mm単焦点で切り撮った。
とても小さい国だが、大変美しい国だ。

一瞬、絵葉書に出てくるような素晴らしい風景かと思われるかもしれないが、次の瞬間、空に写っている黒い粒がやたらに目につく。人によっては美しい建物よりも、真っ先に中央上部に写っている黒い粒を発見するかもしれない。空を飛ぶハトかもしれないが、どうも様子がおかしい。

この粒の正体は、もはや説明不要であるが、D3のイメージセンサーに付着している無数の「ゴミ・チリ」である。至近距離から絞りを開けて撮影すればこれらのゴミはボカされて写真に写りこむことはない。それとは逆に、遠景を、絞りこんで撮影すると、イメージセンサーに付着している無数のゴミが写し込まれるのだ。もっと言うと、35mmのような広角レンズは特に目立つ。
レンズ AiAF Nikkor 35mm f/2D
絞り F20
露光時間 1/125s
ISO感度 ISO200
露出補正 -0.7
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 35mm
AFモード AF-S
ピクチャーコントロール ビビッド
三脚 なし。手持ち。

左上切り出し 中心切り出し 右上切り出し
これは上の作例の空を切り出ししたものである。数え切れないほどの、ゴミ・ゴミ・ゴミ。これらはブロアーを使えば吹き飛ばせるとか、そういったレベルを超越した頑固なゴミたちである。

レンズを通った光は逆像となってイメージセンサーに到達するので、写真上部はイメージセンサーの下側に相当する。逆に写真下部はイメージセンサー上部に相当する訳だが、イメージセンサー下側にゴミが溜まり易いのは想像に難くないだろう。つまり、絞り込んで撮影する上に、空が写っていることが多い風景写真は、センサー下部に付着しているこれらのゴミがめちゃくちゃ目立ちやすいのだ。

それにしても、ボクのD3のイメージセンサーには何故こんなにも沢山のゴミが付着してしまったのだろうか。

その理由は非常に単純明快で、ボクが所有するレンズは超広角ズームの14-24mmF2.8Gの1本を除いて、その他全部は単焦点レンズのみ。つまり、比較的レンズの交換頻度が少なくて済むズームレンズは殆ど使用しないで、シーンによって個々の単焦点レンズの脱着を繰り返しているのだ。非常に面倒に思われるかもしれないが、ボクはこのスタイルで10年以上写真を撮り続けているので、全く苦ではない。よって、レンズの交換頻度は世間一般的なデジ一使いを圧倒的に上回っているのだ。
そのくせイメージセンサーへのゴミ付着に対してはハッキリ言って無頓着であり、撮影中であれば室内だろうが屋外だろうが埃が舞うグラウンドであろうが、どんなところでもガシガシレンズ交換をする。むしろ、レンズを使い分けないのであれば、わざわざ一眼レフを使う必要はないだろう。

そんな訳で、たまに風景写真を思いっきり絞り込んで撮影すると、このようにべったりとゴミが写りこんだ写真が出来上がってしまうのだ。もちろん、このようなゴミだらけの写真は使い物にならないので、「Capture NX2」によるゴミ消し処理を施す必要がある。ちなみに、ゴミ消し後の写真は以下のようになる。

機種 D3 写真はシビアだ。

ゴミ消し以外、上の写真からは何一つ変えていないのだが、受ける印象はまったく異なる。

イメージセンサーへのゴミ付着に対して無頓着とはいえ、流石のボクだって機会があればイメージセンサーのクリーニングをしたいと常々思っている。世の中には、自分で行えるセンサークリーニングキットも販売されているが、個人的には最もデリケートなイメージセンサーには一切手を触れたくない。

そんな訳で、重たい腰を持ち上げてニコンSCマレーシアにお願いしてD3のイメージセンサーをクリーニングしてもらった結果が以下である。
レンズ AiAF Nikkor 28mm f/2.8D
絞り F18
露光時間 5s
ISO感度 ISO200
露出補正 +1.0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 28mm
AFモード マニュアル(無限遠)
ピクチャーコントロール ビビッド
三脚 なし。手持ち。

機種 D3 ってか、おい!

全然ゴミ取れてねーじゃんか!

むしろ今までなかった巨大なゴミが、「夏の大三角形」のように付着!

D3の入院と退院のために2回もクアラルンプールど真ん中の史上最悪の渋滞を我慢して通い、しかもRM80(2400円)払った結果がこれである。

絶対、クリーニング後の品質確認してない。

マレー人気質はよく分かっているつもりなので、新鮮な驚きはなく「案の定」という言葉がしっくりくる。
レンズ AiAF Nikkor 35mm f/2D
絞り F20
露光時間 1/125s
ISO感度 ISO200
露出補正 -0.7
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 35mm
AFモード AF-S
ピクチャーコントロール スタンダード
三脚 なし。手持ち。

機種 D3 仕方がないので、クリーニングミラーアップ機能を使って、ブロアーで吹き飛ばしてみたのがこの画像。

まあ、だいぶマシになったか。

個人経営のカメラ屋だったら仕方が無い気もするが、プロだって利用する「ニコン・サービス・センター」でこれは如何なものかと思う。

クレームを入れてやりたいが、あの史上最悪の大渋滞に突入してまで文句を言う気も中々起きないものである。
レンズ AiAF Nikkor 35mm f/2D
絞り F20
露光時間 1/125s
ISO感度 ISO200
露出補正 -0.7
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 35mm
AFモード AF-S
ピクチャーコントロール スタンダード
三脚 なし。手持ち。


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