D4の動体AF性能と
超高解像度レンズ
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II

今回は久しぶりに「D4」「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」こと「70-200F2.8G」にご登場いただき、その両者を組み合わせた動体AF性能および画像周辺に至るまでの超高解像度圧倒的パワーをご紹介させて頂きたい。

本HPを訪れて下さっている方ならばご存知かもしれないが、ボクは普段大口径単焦点レンズを愛用しており、開放付近での一癖や少し絞り込んだ時のドラスティックな描写の変化を楽しんでいるのだが、超広角域および中望遠域だけはいわゆる大三元と呼ばれるズームレンズの使用を例外的に許可している。大三元の描写特性はいわばテストの点数はすごく高い優等生的レンズであり、基本的には無収差・高解像度を追い求めた仕様となっている。これが面白いか面白くないかは使用する方によって感じ方が違うが、ボクの場合は大口径単焦点レンズの描写特性のほうが面白いと感じている。

しかしながら、今回はプールでの飛び込みを題材にしようと思い立ったとき、真っ先に思いつくレンズはF1.4G単焦点ではなくて「70-200mmF2.8G」であった。こいつに合わせるボディはもちろん「D4」。両者の組合せはメーカー希望小売価格ベースで約90万円弱と、一般的な感覚で考えたらマジキチ仕様だが果たしてその結果はどのようなものだったのだろうか?

撮影方法だが、秒間10コマだとあまりにも撮れ過ぎるために遅くして秒間6コマとし、AF-C ダイナミック51点で切り撮った。

子供目線で撮ることを信条としてしているので、自分だけのうのうと陸から撮ろうなんて思わない。ボク自身もプールに入って撮影している。万一カメラをプールの中に落としたら90万がパーになるが、さすがにそんなヘマはしない。

ちなみに、これらのカットを撮ったのは2015年12月初頭の事だが、撮影地マレーシアは常夏であるが故、撮影日は絶好のプール日和だった事を付記しておきたい。


機種 D4 「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」

絞り F2.8

肉眼では絶対に見えない「その瞬間」をD4と70-200mmF2.8Gを用いて1/4000sの超高速シャッターで切り撮った。

有無を言わさぬ高解像によって画面全域に渡って舞い散る水滴の一粒一粒をも完璧に切り撮った。水の壁にできた波紋など、一瞬の芸術だ。

この画像をクリック頂くと、大画面が表示されるようになっているので興味のある方は参照願いたい。
レンズ AF-S NIKKOR
70-200mm f/2.8G ED VR II
露出モード シャッター速度優先オート
絞り F2.8
露光時間 1/3200s
ISO感度 ISO400 (自動制御)
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 135mm
AFモード AF-C ダイナミック51点
VR ON
三脚 手持ち


機種 D4 「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」

絞り F3.2

助走・ジャンプ・滞空・着水まで狙った獲物は最後まで絶対逃さない

被写体を完璧に捉えたそのピント精度たるや、手動で成し得る限界を遥かに超越している。それはつまり、ピント精度は完全にボディとレンズにまかせたものであり、ボディとレンズの性能がモノを云う世界だ。
そういった意味では、「D4」と「70-200mmF2.8G」は最強の組合せの一つであり、動体はコイツに任せてシャッターを押しまくるだけで良い。

また、画像周辺まで解像度が非常に高いので顔が外周に配置されたとしても全く問題ない。
レンズ AF-S NIKKOR
70-200mm f/2.8G ED VR II
露出モード シャッター速度優先オート
絞り F3.2
露光時間 1/4000s
ISO感度 ISO360 (自動制御)
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 180mm
AFモード AF-C ダイナミック51点
VR ON
三脚 手持ち


機種 D4 「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」

絞り F2.8

着水中でも顔にドンピシャ。
何が何でも最後まで被写体に食らいついて逃さない

滞空中から着水・水しぶきが上がろうが何が起ころうが、最後の最後まで被写体を捉え続ける「D4」には全幅の信頼を置いて良い。

コイツを使って動体が撮れないというのであれば、それは「D4」の問題ではない。D4を疑うよりも根本的な問題を疑った方が良いだろう。
レンズ AF-S NIKKOR
70-200mm f/2.8G ED VR II
露出モード シャッター速度優先オート
絞り F2.8
露光時間 1/4000s
ISO感度 ISO1250 (自動制御)
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 180mm
AFモード AF-C ダイナミック51点
VR ON
三脚 手持ち


機種 D4 「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」

絞り F2.8

被写体を中心から外したとしても、画像周辺部まで非常に高い解像力を持つレンズなので多少のミスも簡単にカバーできる。舞い散る水しぶきを一粒一粒まで描き出しているが、暗い背景が故に絞り開放となり結果的に左奥の周辺部は羽を広げたような粒になっているが、F5.6程度に絞れていたらもっと良い結果が得られただろうと推察する。

また、こんな複雑な瞬間でも被写体に食らいつき続けているのも見逃せないポイントだ。

この画像をクリック頂くと、大画面が表示されるようになっているので興味のある方は参照願いたい。
レンズ AF-S NIKKOR
70-200mm f/2.8G ED VR II
露出モード シャッター速度優先オート
絞り F2.8
露光時間 1/4000s
ISO感度 ISO640 (自動制御)
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 180mm
AFモード AF-C ダイナミック51点
VR ON
三脚 手持ち


機種 D4 「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」

絞り F3.2

ずっこけながらプールに落っこちるコミカルな瞬間もぜってー逃がさねぇ

「その瞬間を撮り逃さない。」

それこそが一桁機の存在意義であり、ボクが「D4」を使わなければならない最大の理由なんだ。
レンズ AF-S NIKKOR
70-200mm f/2.8G ED VR II
露出モード シャッター速度優先オート
絞り F3.5
露光時間 1/4000s
ISO感度 ISO400 (自動制御)
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 135mm
AFモード AF-C ダイナミック51点
VR ON
三脚 手持ち


機種 D4 「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」

絞り F3.2

手前に人物が居たとしても、それに引っ張られることなく被写体を追い続けていられるのは、AF-C ダイナミック51点の成せる業。フルオートで撮っても良いが、ピント位置は自分で決めたい。
レンズ AF-S NIKKOR
70-200mm f/2.8G ED VR II
露出モード シャッター速度優先オート
絞り F3.2
露光時間 1/4000s
ISO感度 ISO400 (自動制御)
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 135mm
AFモード AF-C ダイナミック51点
VR ON
三脚 手持ち


機種 D4 「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」

絞り F4.5

助走・滞空中・着水のピースサインまで、最後まで責任もって撮り切ってくれる「D4」と「70-200mmF2.8G」は非常に頼りになる相棒だ。

次世代一桁機「D5」が日の目を見ようとしているこのタイミングで「D4」を積極的にお勧めする理由はないのだが、「70-200mmF2.8G」についてはニコンの看板レンズであり、定番レンズでもある。12月のボーナスの使い道として「70-200mmF2.8G」を手に取ってみるというのも悪くないだろう。
レンズ AF-S NIKKOR
70-200mm f/2.8G ED VR II
露出モード シャッター速度優先オート
絞り F4.5
露光時間 1/3200s
ISO感度 ISO800 (自動制御)
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 105mm
AFモード AF-C ダイナミック51点
VR ON
三脚 手持ち

TOP