ニコン 次世代標準レンズ
AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

今回はニコンが放った次世代標準レンズ「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」こと「5814G」の作例をご紹介させて頂きたいと思う。ボクのズレた感覚では折角ニコンの一眼レフを扱うのであればコイツは必携の一本だ。「5814Gぃ?一度も使ったことないし、そもそも眼中にないネ。」とおっしゃる方は、非常に勿体ない見落としをしているとボクは感じる。

例えば魅力的な新型大三元「24-70mmF2.8E」に目が眩むのは一写真好きとして至極当然なことだとボクも認めるところだが、その新型大三元の高性能な描写は良くも悪くも頭の中で容易に想像できてしまうのもまた事実である。

一方で5814Gの開発秘話にもう一度目を通してみると、「三次元的ハイファイ(高再現性)という設計思想を盛り込み、三次元の被写体の奥行き感を二次元である写真上でより再現することを目指した。」とある。

ボクが5814Gを初めて手にしたとき、美しいボケ味と、そしてぶっちぎりの夜景性能にただただ驚かされていただけだったが、このレンズを手にして早2年近く経ち、最近になってようやくこのレンズが持つ「三次元的ハイファイ」という設計思想の妙が分かってきたような気がしているのだ。ボクはこのレンズを誰よりも早く手に入れ、散々使ってきたつもりでいるが、それでも未だにいろんな事をボクに教えてくれる。このレンズは奥が深い。


機種 D4 「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」

絞り F2

朝散歩しようと外に出てみたら一匹の猫がいた。装着していたレンズは5814G。猫目線までカメラを低く構え、猫の位置と奥に続く歩道の奥行き感、そして朝の逆光の位置をも意識しながら構図を作る。人に慣れていないのか、近づいてくるボクに警戒してすぐに立ち去れる体勢に入っている。実際、2枚程度撮ったところで立ち去ってしまった。

このようなシチュエーションでボクが今ハマっているのは、「開放付近で引いて撮る。」こうすることによってボクの想像を超えた独特の描写が手に入る事が多い。この作例では手前の木の根から始まり、被写体の猫、奥に続く小道と絶妙なボケ味と立体感を以てその瞬間を描き出してくれた。これがニコンが目指した三次元ファイファイなのかボクには分からない。分からないんだど、ボクはこのレンズが時折見せる独特な描写が好きなんだ。
レンズ AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
露出モード 絞り優先オート
絞り F2
露光時間 1/640s
ISO感度 ISO200
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 58mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
三脚 手持ち


機種 D4 「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」

絞り F2.2

58mmという標準的な焦点距離を持つレンズのため、自分の足で前後左右上下にカメラを構え、またF1.4〜という明るさを活かしながら撮れば、背景までピントが合った写真からぼっけぼけの写真まで様々な表現が可能となる。

1枚目の猫と、この2枚目の写真を比べてみると、実は構図的に非常によく似ているが、連続的に奥に続く道を配置すると美しいボケ味を楽しめるレンズだ。
レンズ AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
露出モード 絞り優先オート
絞り F2.2
露光時間 1/800s
ISO感度 ISO200
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 58mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
三脚 手持ち


機種 D4 「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」

絞り F2.8

接写は苦手なレンズだが、椅子を引けば撮れなくもない。料理をおいしそうに撮影するのであれば、雰囲気の良いボケ味は非常に大きな武器となる。
レンズ AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
露出モード 絞り優先オート
絞り F2.8
露光時間 1/125s
ISO感度 ISO640 (自動制御)
露出補正 +0.3
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 58mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
三脚 手持ち


機種 D4 「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」

絞り F2

通常の日中では本当にどうでもいいような場所でも、斜陽や夕日になるとシャッターチャンスになることがある。

D4は逆光に強すぎるくらい強いため、この作例では大胆な露出マイナス補正をかけて撮影している。
レンズ AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
露出モード 絞り優先オート
絞り F2
露光時間 1/1000s
ISO感度 ISO400
露出補正 -2.7
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 58mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
三脚 手持ち


機種 D4 「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」

絞り F2

草木の花壇をかき分けて歩いてくるタイミングを見計らって撮影した。これも一般的なレンズで撮影したら背景ガチャガチャの場所だが、5814Gなら背景を美しくボカしてくれるのでどんな場所でも絵になりやすい。
レンズ AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
露出モード 絞り優先オート
絞り F2.2
露光時間 1/1250s
ISO感度 ISO200
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 58mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
三脚 手持ち


機種 D4 「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」

絞り F2

先ほどの猫。立ち去ったように見せかけて、実はまだこちらを見つめている。

そんな一瞬を「バチッ!」と確実に切り撮れる「D4」の速さ、ち密さ、正確さ、精密さはボクには無くてはならない大切なものなのだ。
レンズ AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
露出モード 絞り優先オート
絞り F2
露光時間 1/500s
ISO感度 ISO200
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 58mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
三脚 手持ち


機種 D4 「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」

絞り F2.8

連続した奥行きと美しい逆光を楽しめるこの場所はボクのお気に入りスポット。しかし、ここは自分の住むコンドミニアムからたった一歩外に出ただけの、本当に日常的なエリア

もっと言えば、上記の写真は全て特別な場所ではなく、本当に日常的な場所で撮ったものばかりだ。そしてそんな日常的なエリアこそ、次世代標準レンズ「5814G」が相応しい。コイツをカメラに装着して一歩外に出れば、日常的なシチュエーションも素晴らしい撮影舞台に感じられることだろう。
レンズ AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
露出モード 絞り優先オート
絞り F2.8
露光時間 1/500s
ISO感度 ISO200
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 58mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
三脚 手持ち

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