Melaka St. Peter's Church
マラッカ セント ピーターズ 教会

マレーシアはイスラム教が国教がゆえにモスクがとても多く、また日本ではモスクの数が圧倒的に少ないのでそれを撮影する機会がほぼないことも手伝って、建築物としての撮影対象はモスクが圧倒的に多い。しかし、今回は趣向を変えてマラッカにある「セント・ピーターズ教会」を撮影してきたのでご紹介したい。建てられたばかりの新しい教会では「味」が薄いかもしれないが、セント・ピーターズ教会の壁を見ると1710と書いてあるので、1710年築だと思われる。つまり300年以上前に建てられた相当旧い教会だ。

モスクで三脚を立てるのがためらわれるように、教会で三脚を立てるのもためらわれる。よって今回は手持ちとしているが、暗い教会では思いのほか手ブレに苦戦することになった。一昔前は「1/(焦点距離)が手ブレしない目安。」などと言われていたが、実際に建築物を手持ち撮影をしてみると、はっきり申し上げて「1/(焦点距離)じゃ無理だろ!」という事を思い知らされる。超広角側では「1/(焦点距離x3)」、50mm域では「1/(焦点距離x2)」の速度は欲しいところだ。しかし、開放から1段は絞りたいだとか、高ISOは使いたくないだとか、いろんな欲求がないまぜになるわけで、それらをすべて吹き飛ばしてくれる「三脚・レリーズケーブル・ミラーアップ撮影」が出来ればどれほど楽か・・・。といった当たり前のことを改めて思い知らされた撮影にもなった。

3枚目からは大画像が表示されるようになっているので、興味のある方はそちらもご参照頂ければと思うんだ。

機種 D4 「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」

絞り F10

自宅からクルマを走らせること約2時間。「St. Peter's Church」はある。

この教会の存在自体は以前から知っていたのだが、カメラを持ち合わせていないときにこの教会の中を少しだけ見学させていただく機会に恵まれ、入った瞬間「これは絵になる。」と分かったため、その2日後にはカメラを手に再度ここを訪れたという訳なのだ。

我ながら、素早い行動だと思う・・・。
レンズ AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F10
露光時間 1/400s
ISO感度 ISO200
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 20mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
三脚 手持ち

機種 D4 「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」

絞り F4

教会の中に一歩足を踏み入れる。

教会の中は思いのほか暗く、ISO200のF4でたったの1/10sしか出ていないことからも、その薄暗さが分かって頂けると思う。1/10sはすでに1/(焦点距離)を下回る速度であり、完全な手ブレ領域

このサイズではブレていないように見えるかもしれないが、残念ながら等倍にするとブレている。
レンズ AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F4
露光時間 1/10s
ISO感度 ISO200
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 14mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
三脚 手持ち


機種 D4 何はともあれ、室内の建築物撮影で最強クラスの性能を誇る14-24mmF2.8Gを用いて撮影した。もちろん、14mm, 15mm, 18mm, 20mmなどでも撮影しているが、今回のケースでは18mmが最も据わりがよく撮れたので採用するものである。

通常はISO200までしか使わないのだが、本当に手ブレの抑制が出来なかったためシャッター速度を上げるべくISO400とした。個人的にはこのようなシチュエーションではこれ以上の高ISOは使いたくないのだが、だからと言って開放から1段は絞りたい。まさに、自分の手ブレ限界とISO感度と絞りとss速度のせめぎ合い

また、手ブレの抑制は当然だが、ピンボケしていたら何の意味もなさない。よってレンズをMFモードに切り替えて、次はカメラをLVモードに切り替え、拡大鏡を用いてピントを合わせる。ピントを合わせたら、LVモードを解除通常のマルチパターン測光に戻し、完全に水平を取りながら、そしてまた完全に中心を合わせながら、手ブレさせずにシャッターを切る。ほんの僅かな手ブレも許さないし、許せない。しかし、それでも解像力が何となく足りないように見えているのは、この画像が手ブレしているからだ。

たかがど真ん中、されどど真ん中構図。これらすべてをきっちりできたカットは1〜2枚にしか過ぎない。
レンズ AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F4
露光時間 1/30s
ISO感度 ISO400
露出補正 +0.3
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 18mm
AFモード LVモード 拡大鏡マニュアルフォーカス
三脚 手持ち


機種 D4 「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」

絞り F2.8

やはり、「5814Gは、その他のレンズと何かが違う。」

「何が違うのか説明して?」と問われても、うまく説明できないのだが、このレンズでマジ撮りしたとき、何かオーラをまとった絵を得られることがある。

それが何かはボクにはよく分からないんだけど、よく似たようなその他のレンズで同じように撮ったとしても、たぶんこのような絵にはならないじゃないかってボクは思うんだ。

今回のベストショットは5814Gで決まりだ。このような絵を得られるたびに、コイツを手に入れて本当に良かったと感じられる。
レンズ AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
露出モード 絞り優先オート
絞り F2.8
露光時間 1/80s
ISO感度 ISO400
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 58mm
AFモード LVモード 拡大鏡マニュアルフォーカス
三脚 手持ち


機種 D4 「AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G」

絞り F3.2

手持ちはブレる。とにかくブレる。自分自身がどんなに岩のように固まって撮っているつもりでも、手持ちのしかもミラーショックがある撮影している限り、どうしても僅かにブレてしまうのだ。つまり、そのレンズのパフォーマンスを発揮できていないということに他ならない。

よって、ボクの感覚では「1/(焦点距離)は遅すぎて無理」ということになる。ISO400のF3.2でシャッター速度が1/60s。でもプラス補正も当てたいというあたりに、ボクの苦労が見て取れると思うんだ。
レンズ AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G
露出モード 絞り優先オート
絞り F3.2
露光時間 1/60s
ISO感度 ISO400
露出補正 +0.3
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 35mm
AFモード LVモード 拡大鏡マニュアルフォーカス
三脚 手持ち


TOP