KLタワー夜景

酔っぱらったときに落っことしてしまった大三元レンズ「14-24mmF2.8G」が修理から戻ってきて復調したのは記憶に新しいのだが、長期間に渡って「14-24mmF2.8G」がお蔵入りになってしまっていたのを取(撮)り戻すべく、今回はD4に「14-24mmF2.8G」だけを装着してKLタワーからの夜景を撮影してきたので以下にご紹介したい。

ここで注意すべくは、KLタワー展望デッキのようにガラスが貼りめぐらされている場所で夜景を撮影しようとした場合、背後からの光がガラスに反射して、その反射光が容赦なく写真に写りこんでくるために、何もしなければまともに撮影なんて出来やしないと言う事だ。その事についてはここに詳述しているので興味のある方はご参照いただきたい。
という訳でガラスの反射を除去するアイテムを持参する必要があるのだが、前回作製したのは「2414G」や「3514G」に対応するものであり、今回は「14-24mmF2.8G」用に新たに作製する事になった。


「2414G」や「3514G」は平面の段ボールに穴を開けただけの極めてシンプルなものだったが、「14-24mmF2.8G」は超出目金レンズが故にこのようにビールのケースに穴を開けたボックスタイプとした。

ほんのわずかな光が隙間から差し込んでもガラスに反射してしまうので想像以上にシビア。完全な暗室にする必要があるのだ。作製所要時間は15分程度。費用は元々捨てる予定だった段ボールを使っているのでゼロ円。

カルスバーグの箱を引っ提げ、いざKLタワーに到着すると「オープンデッキ」なるエリアが開放されており、ここではガラスが無いではないか!

「だ、段ボール必要無かったかな・・・。」

オープンデッキでの撮影風景はこのような感じになる。目の前にガラスが無いのは凄い利点だ。

しかしながら実際にカメラを構えてみると問題発覚。安全のためにデッキの縁と柵にかなりの距離が取られており、三脚のエレベータを全開に高くしたとしてもデッキの縁が写り込んでしまうのだ。地面が写らないような角度にカメラを構えると構図の半分近くが空になってしまい、構図の制約がありまくり。

結局最後はいつものように段ボール暗室を利用しての撮影となった。ガラスの反射光さえカットしてしまえば、このように下に向かってカメラを構える事が出来るようになるため、構図の自由度が圧倒的に高くなるのだ。

一般的に言って段ボール暗室までをも持ってくるような人は稀なので、三脚持参までの方であれば構図の制約があるもののオープンデッキで撮影するとよいだろう。
そして段ボール暗室まで持ってくる気概があるのであればオープンデッキに行く必要はほぼなく、通常の展望台で撮影するのが吉となるだろう。

今回の装備は「D4」、「14-24mmF2.8G」、「大型三脚」、「レリーズケーブル」そして「段ボール暗室」だ。折角なので画像をクリックすると大画面が表示されるようになっているので、画像隅々まで作例を精査して頂き「14-24mmF2.8G」の購入動機として頂ければ幸いである。


機種 D4 「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」

絞り F5.6

KLタワーオープンデッキからの眺望。目の前に展望ガラスが無いために、画質的には「14-24mmF2.8G」の実力を余すことなく引き出せる。しかしながら柵が邪魔でこれ以上前に進めず、超広角レンズを使用するとどうしてもデッキの地面が写り込んでしまう

ボクとしてはクアラルンプールの街並みを眼下に見下ろすようなダイナミックな写真を撮りたいので、これ以上前に進めない・・・、つまりこれ以上レンズを下に向けられない場所での撮影はフラストレーションがたまる結果となった。
レンズ AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F5.6
露光時間 0.6s
ISO感度 ISO200
露出補正 +1.3
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード LVモード 拡大鏡マニュアルフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 三脚 ミラーアップ レリーズケーブル


機種 D4 「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」

絞り F5.6

折角なのでオープンデッキでの撮影を続ける。19時頃には撮影を開始していたのだが、19時45分頃にブルーモーメントが始まった。これはほんの10分程度で終了してしまうのだが、ボクが夜景撮影をするうえで最も大切にしている時間帯である。

レンズ AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F5.6
露光時間 3s
ISO感度 ISO200
露出補正 +1.3
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード LVモード 拡大鏡マニュアルフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 三脚 ミラーアップ レリーズケーブル


機種 D4 「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」

絞り F5.6

これが問題のデッキの縁。柵があってこれ以上前に進めないので、クアラルンプールを眼下に見下ろすようなカットを撮影する事は事実上不可能。

ボクは、この下を撮りたいんだ!

あと1歩前に進めれば思い通りの写真が撮れそうなのだが、よもや柵より前にカメラを据えるなどと言った行為は絶対にしてはならない。決められたルールの中で撮影をしてこその写真なんだと言う事は、今更ここで説明するまでもないだろう。
レンズ AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
露出モード マニュアル
絞り F5.6
露光時間 4s
ISO感度 ISO200
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード LVモード 拡大鏡マニュアルフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 三脚 ミラーアップ レリーズケーブル


機種 D4 「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」

絞り F5.6

これもオープンデッキからのクアラルンプールの街並み。マレーシアと言われれば「僻地?」と先入観で考えてしまう方がいらっしゃると思うが、それは違う。マレーシアに限らず、発展著しい東南アジア各都市から、無視できない程の勢いを感じる。

はるか遠方に光る光の一粒が、ひょっとしてボクが生活している灯りのの一粒なのかもしれない。「14-24mmF2.8G」はそんな灯りの一粒一粒を画面全域に渡って写し込んでくれた。しかしながら同じ24mmでもマジキチ「2414G」の方が画面全域に渡ってよりち密な描写をしてくれる。
レンズ AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F5.6
露光時間 6s
ISO感度 ISO200
露出補正 +1.0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード LVモード 拡大鏡マニュアルフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 三脚 ミラーアップ レリーズケーブル


機種 D4 「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」

絞り F5.6

地面がどうしても写り込んでしまうオープンデッキでの撮影は諦め、階下にある通常の展望台に場所を写して撮影を開始した。繰り返しになるが、ここでの撮影は自作の段ボール暗室を利用するのが絶対条件であり、これが無ければ撮影にならない。それでも分厚い展望ガラスは外からの光も拾うようで上端に緑の反射を拾っている。

しかしながら、KLの街並みを眼下に見下ろせるダイナミックな構図は上階のオープンデッキでは不可能であり、やはり本格的に夜景を撮影したいのであれば、自作の暗室を持参した上で通常の展望台で撮影するのが吉だろう。

それにしても前回は2414Gでの撮影だったが、やはり「14-24mmF2.8G」の超広角ぶりには驚かされる。計画としては来週、ブルーモーメントの時間帯にここを訪れ、この夜景を本撮りする予定なんだ。
レンズ AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F5.6
露光時間 10s
ISO感度 ISO200
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 18mm
AFモード LVモード 拡大鏡マニュアルフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 三脚 ミラーアップ レリーズケーブル

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