プログラムオートを見直した

ボクの過去の作例データを見て頂ければ分かると思うのだが、モーターレースや星などの一部の例外を除けば99%は「絞り優先オート」で撮影しており、その他のモードで撮影しているのは皆無である。もちろん、このHPにご紹介しきれていない膨大な写真もほぼ全て絞り優先オートで撮影している。それは何故かと言うと、10年以上前にカメラを始めた時、絞り値によるボケの変化を体に叩き込み、そしてそれを自分の意思でコントロールすべく「絞りは自分で決める」と決めたからであり、カメラにお任せモードである「プログラムオートなど使って撮影するなんて以ての外!」と考えて、その習慣が骨の髄まで染みついているからである。

しかしながら、先日のドリアン撮影で「たまにはプログラムオートで撮影してみるのもオツかもしれない」と思いつき、何気なしにプログラムオートで撮影してみたところ、「使い様によってはプログラムオートってある意味すごく勉強になるんじゃ・・・?」と感じてしまったのでご紹介したい。


機種 D4 「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」

絞り F5.6

プログラムオートは絞り値もシャッター速度もカメラが自動的に判断してくれるオートモードなので、ボケ量のコントロールもカメラ任せとなってしまう。それが嫌でボクは絞り優先オートを使用して撮影しているのだが、10年以上も絞り優先オートで撮影していると、ある種の「型」みたいなものが自分の中で出来上がってしまう。その結果、気が付いたら「いつも同じ絞り値で撮ってました」というパターンが有り得るが、プログラムオート任せで撮影すると、ボクが思いもよらない絞り値でシャッターが切れたりする。そして自宅でその写真を見返した時に「このシチュエーションでは、この絞り値もアリだな・・・。」といった新発見が出来る。
つまり、カメラが導き出した絞り値を先生として、それを真摯に復習する事によって、自分の中でパターンを増やす良いキッカケとなり得る事に、今更ながら気付いたのだ。
レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
露出モード プログラムオート
絞り F5.6
露光時間 1/125s
ISO感度 ISO100
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール ビビッド
三脚 手持ち


機種 D4 「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」

絞り F4.5

ボクが絞り優先オートで撮ると、F4以降はどうしても1段刻みになりがちで、F4.5とか半端な絞り値でシャッターを切った事がほとんどなかったりする。

それに対してプログラムオートで撮影すると、カメラは絞りの切り番とか関係なく判断してくる。その結果、ボクが思いもよらない絞り値やボケ量になったりして、ある種の意外性が出てくるから面白い。
レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
露出モード プログラムオート
絞り F4.5
露光時間 1/80s
ISO感度 ISO100
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール ビビッド
三脚 手持ち


機種 D4 「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」

絞り F6.3

このようなシチュエーションでは奥の雰囲気が伝わるように絞りたくなるが、カメラの導きだした絞り値はF6.3。ほぼボクが想定した絞り値となってくれた。
コマンドダイヤルを操作しなくても自動的に絞ってくれるので、カメラを構えてからシャッターを切るまでの時間が1〜2秒程度短縮されるのも利点だ。
レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
露出モード プログラムオート
絞り F6.3
露光時間 1/160s
ISO感度 ISO100
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール ビビッド
三脚 手持ち


機種 D3 「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」

絞り F4.5

プログラムオートで撮影すると自分でボケ量をコントロールする楽しさがスポイルされてしまうが、絞り値の選択として大外れするような失敗も少ないのが利点だろう。

これは初めての撮影シーンなどで役に立つ。
レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
露出モード プログラムオート
絞り F4.5
露光時間 1/80s
ISO感度 ISO100
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール ビビッド
三脚 手持ち


機種 D3 「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」

絞り F4

2414Gの圧倒的なボケ味がうれしくて思わずF2などの開放付近で撮影したくなってしまうシチュエーションだが、カメラが導き出した絞り値はF4。

程よく絞りを入れる事によってピント面がガッチリ解像し、手前から奥にかける雰囲気もしっかり残っている。プログラムオートも悪くない。
レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
露出モード プログラムオート
絞り F4
露光時間 1/60s
ISO感度 ISO100
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール ビビッド
三脚 手持ち


機種 D3 「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」

絞り F6.3

毎回絞り値を選択し直す必要のないプログラムオートは確かに楽できる。しかし、撮影が楽になればなるほど、撮影そのものがいい加減になってきてしまうのも事実。
一眼の醍醐味は自分であれこれやりながら数多の失敗を繰り返し、たまに納得のいくカットが撮れる事。プログラムオートで単にシャッターを押すだけの作業になってしまわないよう、ピント合わせや手ブレの抑制など、基本的な事項はいつものようにキッチリと行える精神力が必要だ。

それにしても、プログラムオートは使い様によっては武器になると、写歴10年以上で気がついてしまった。
レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
露出モード プログラムオート
絞り F6.3
露光時間 1/160s
ISO感度 ISO100
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール ビビッド
三脚 手持ち


TOP