連邦裁判所
「ISTANA KEHAKIMAN」
その2

本来の予定ならば一回の投稿で終わらせる予定だったが、前置きが長くなり過ぎてしまって2回に分けてご紹介させて頂く「ISTANA KEHAKIMAN 夜明け」。本稿では本撮りと称し、ブルーモーメントに包まれた「ISTANA KEHAKIMAN」および「IRON MOSQUE」をご紹介させて頂きたい。

ところでボクが過去に挙げた作品・・・、例えば「壁紙コーナー」を見てもその殆どがブルーモーメントの瞬間をとらえた作品であるが、その理由としては空がブルーに染まるこの瞬間が好きなのだ。特に最近は日没時のブルーよりも、神秘的な早朝のブルーに魅せられており・・・、平日はギリギリまで起きやしないのに、休日になると朝5時に全自動で目が覚め、(前夜のうちに完璧に準備・設定が済まされた)カメラ・三脚を担いで出かけるパターンが多い。

目的地に到着し、誰も居ない夜明け前の静寂の中でしばらく経つと、目の前にあるモスク・建築物・風景が神秘的なブルーに照らされ、

「なにこれ・・・すげぇ綺麗・・・。」

と、ため息が出るほど美しいドラマが展開される。「本当に美しい瞬間」ほんの数分にしか過ぎないが、その瞬間を写真に収め、それを自分のものとする。そんな瞬間で「撮影をしくじる」なんてことはあってはならない。

もはや、日中の風景では感じられない。普通の夜でも物足りない。気候条件に恵まれた早朝・日没時に、数分だけ出現する淡いブルー。数分にしか過ぎないから、撮れるカットはたった数枚。常に気候条件の変化に注目し、時期が来るのを待ち、前夜に準備して、夜明け前にクルマを走らせ、そこに三脚を構えて、その瞬間が訪れるのを待つ

すべては、まだ見ぬ理想の一枚のために。


機種 D4 「AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G」

絞り F5.6

「ISTANA KEHAKIMAN その1」については慣らしを兼ねた撮影だが、本稿「ISTANA KEHAKIMAN その2」は本番の、いわば本撮りとなる。

夜明けを知らせるブルーが、空を碧く染め上げる。

「来た来た来た来たぁ!この時を待っていた!」

夜明けは、速い。
ここからは、一気に空が明るくなる。

キッチリ確実に、撮る
レンズ AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G
露出モード 絞り優先オート
絞り F5.6
露光時間 5s
ISO感度 ISO200
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 35mm
AFモード LVモード 拡大鏡マニュアルフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 三脚・レリーズケーブル・ミラーアップ

機種 D4 「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」

絞り F5.6

長秒NRをONにしているので、NR処理をしている数秒の間に、レンズを付け替え、場所を変え、構図を変える。全てを効率よく行動する事によって、数枚は多く撮れる。

なお、現像処理において水平出し・中心出し・トリミングの処理は一切行っていない。現場でここまでキッチリ撮りきれるのは、D4に用意された多彩なライブビュー機能をフルに使っての結果である。使えるものは全て使い、その場で出来る事は全てその場でやっておく。
レンズ AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
露出モード 絞り優先オート
絞り F5.6
露光時間 8s
ISO感度 ISO200
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 58mm
AFモード LVモード 拡大鏡マニュアルフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 三脚・レリーズケーブル・ミラーアップ

機種 D4 「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」

絞り F8

「2414G」を使って撮影したブルー。

早朝撮影のもう一つの絶対的な利点は、余計なものが写りこまない事だ。日没時のブルーは人が多く居るため、シャッターチャンスを逃すこともあるが、早朝ならば殆ど人はいない。

24mmでこのシーンを独り占め。

早起きしているからこそ出来る贅沢なのだ。
レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F8
露光時間 10s
ISO感度 ISO200
露出補正 -0.3
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード LVモード 拡大鏡マニュアルフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 三脚・レリーズケーブル・ミラーアップ

機種 D4 「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」

絞り F11

ブルーモーメントがほぼ終わりに近づいたが、まだ出来る事はある。「IRON MOSQUE」の門の所までお邪魔させて頂き、切り撮った。まだ夜明け前だが、敬虔なイスラム教徒が静かに祈りをささげていた。

日本では体験できない、神秘的な情景が、ここにある。

そしてそれを切り撮るのはニッコールの新型標準レンズ、「5814G」。このレンズに出会えて、本当に良かった。このレンズを手にしてから、ボクの写真は変わったと、自分でも思う。
レンズ AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
露出モード 絞り優先オート
絞り F11
露光時間 8s
ISO感度 ISO200
露出補正 +0.3
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 58mm
AFモード LVモード 拡大鏡マニュアルフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 三脚・レリーズケーブル・ミラーアップ

機種 D4 「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」

絞り F2.2

連邦裁判所「ISTANA KEHAKIMAN」の背後から、一気に陽が昇る。その瞬間、目の前の花がとても美しく映えた。

このシーンで選んだレンズは「5814G」、絞り値はF2.2だ。朝日が飛ばないように-0.7補正を加えつつ、上質なRAW原版を取得する。

計算し尽くされた街「PUTRAJAYA」

今しばらくこの街から目が離せそうにないんだ。
レンズ AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
露出モード 絞り優先オート
絞り F2.2
露光時間 1/20s
ISO感度 ISO200
露出補正 -0.7
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 58mm
AFモード LVモード 拡大鏡マニュアルフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 三脚・レリーズケーブル・ミラーアップ

Masjid Putra 夜明け

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