KLタワーからの眺望 (1)

日本の冬は非常に寒くなるので撮影に行くのも一苦労になるが、マレーシアは1年中夏の南国なので多少のカメラ機材を抱えて撮影に行く際も半袖・短パンといった格好で出かけられる。つまり、撮影に出かけるという行為自体は非常に楽なのだ。しかし、夏しかないなら「一年中風景・夜景撮影のベストシーズンなのか?」と言われると、実はそうではないのだ。

マレーシアの季節を大きく分けると「雨期」「乾期」があるのだが、雨期の間は一日中どんよりと曇っている日が多く、乾期の間はヘイズと呼ばれる焼き畑の大気汚染で大気の状態が非常に悪くなって撮影にならない。特にヘイズに関してはカメラマンにとっては最悪で、例え100万円オーバーのカメラ機材を持って行ったとしても何も撮れずに終わってしまうほどの破壊力がある。(※このリンク先を参照頂ければヘイズが撮影にとってどの位悪影響を及ぼすものなのか分かって頂けると思う)

簡潔に言うと、「曇っている」か、「晴れていれば大気汚染」が発生しているような環境であり、晴れていて大気汚染もないような日・・・、しかもそれが休日だなんて日は滅多にないのだ。よって、ここ数カ月に渡って撮影条件に恵まれない日々が続いて悶々としていたのだが、2015年1月17日(土)は久しぶりに見るような大気の状態と日中の晴れに、「これは撮影チャンス!」と思ったのもつかの間、夕方になると厚い曇り空が広がり始めてしまったのだ。

「あーもう!このまま撮影条件が改善されるまで待ってたら、いつになっても撮影に行けない!とにかく行動しないと、何も得られない!」」と自分を叱咤激励し、クルマに撮影機材を放り込み、曇り空の中撮影地に向かう事にした。

道中、曇り空がみるみるうちに厚くなり、しまいには雷を伴った猛烈な雷雨となり、目的地に到着しても土砂降りの雨が続く・・・。「やっぱタイミング的に失敗だったか・・・。」と後悔したが、「でもこのスコールは一時的なもののハズ。ここまで来たからにはとにかく何でもいいから撮って帰る!」と決めてKLタワーの展望デッキに上がったのであった。

今回の装備は「D4」「2414G」「3514G」「三脚」「レリーズケーブル」、そして「自作の段ボール反射光カットアイテム Ver.2」だ。画像をクリックすると大画像が参照できるようになっているので、興味のある方は大画像を開いて頂き、「2414G」や「3514G」の織りなす圧倒的なパワーを画像隅々までご検証頂き、これらレンズの購入への動機として頂ければ幸いである。


機種 D4 「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」

絞り F4

来た甲斐が、あった。

写真において最も大事なのは50万円オーバーのボディでも、30万円のレンズでもない。「そこに行って、それを撮ろうとする行動力」。写真撮影において、これ以上大切な事が他にあろうか?

雨上がりの水蒸気が街灯りを反射し、独特の描写を得られた。使用レンズは鬼の2414G、絞りはF4とした。この撮影において最も大事なキーポイントは、ダンボールを使って展望ガラスの反射光をカットしている事だ。

※画像をクリックすると大画像が開く。
レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F4
露光時間 5s
ISO感度 ISO200
露出補正 +0.3
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード LVモード 拡大鏡マニュアルフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 三脚・レリーズケーブル・ミラーアップ

機種 D4 「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」

絞り F2..8

KLタワーの展望デッキは360度を一望できる。

場所を変え、構図を変え、絞りを変え、露出を変えながら、一枚ずつ、丁寧に撮ってゆく。

「撮影する」という工程では、一切の手抜きは許されない。その場で出来る事は全部やりきる。なぜならば、RAW原版の善し悪しが、その後の現像工程の善し悪しに直結するからだ。
レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F2.8
露光時間 5s
ISO感度 ISO200
露出補正 +0.3
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード LVモード 拡大鏡マニュアルフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 三脚・レリーズケーブル・ミラーアップ

機種 D4 「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」

絞り F2.8

複雑かつ華やかな大都市「クアラルンプール」。その中で一際目を引く「ペトロナス・ツインタワー」は、目を見張る経済成長を遂げているマレーシアの象徴たる存在だ。そんなマレーシアの象徴を、「2414G」で切り撮った。

選んだ絞り値はF2.8。

F2.8にして画像全域に渡って全光点源を緻密に描写・解像し尽くす鬼の広角レンズだ。
レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F2.8
露光時間 5s
ISO感度 ISO200
露出補正 +1.0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード LVモード 拡大鏡マニュアルフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 三脚・レリーズケーブル・ミラーアップ

機種 D4 「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」

絞り F5.6

「2414G」の圧倒的パワーにはため息が出る。

モニター上では1ドットにしか過ぎないような「点」、しかもそれを画像周辺部にまでこだわる「マニア」に向けた、超高級マジキチレンズだ。

全てを「ち密」に描写し尽くす事によって、「その他のレンズ」では到達できない領域に達する事が出来る。
レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F5.6
露光時間 25s
ISO感度 ISO200
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード LVモード 拡大鏡マニュアルフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 三脚・レリーズケーブル・ミラーアップ

KLタワーからの眺望 (2)

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